どれも似てるけど製法が違う?
この前白玉粉を切らしてたから、もち粉を使ったんだけど、普段よりモチモチというか生地がべたべたしてたんだ…。
わかるわー。私も最初違いを良く知らなかったの。
それじゃ今回は、白玉粉ともち粉、上新粉の違いやそれぞれのおすすめレシピを紹介するわね!
こんにちは。トレトレです。
皆さんは、白玉粉、もち粉、上新粉の違いをご存じですか?
どれも米粉なので同じと思われている方も多いかな?と思います。
でも実は似ていても、製法が違うんですね。
今回は、白玉粉、もち粉、上新粉はどこが違うのかや、それぞれのおすすめレシピをご紹介します!^^
白玉粉・もち粉・上新粉はすべて米粉!
まず最初にご紹介するのは、白玉粉、もち粉、上新粉はすべて米粉の一種です。
ただ、米にも白米=うるち米ともち米があり、上新粉はうるち米、白玉粉やもち粉はもち米から作られた米粉との違いがあります。
それぞれの特徴を以下にご紹介しますので、参考にしてみてください。
白玉粉の特徴は?
白玉粉は、もち米を精米した後水洗いし、石臼で挽き、さらに沈殿物を乾燥させたものを指します。
この挽き方は「水挽き」とも呼ばれていて、米を水ごとすりつぶす方法でもあります。
昔からある白玉粉ですが、以前は寒い時期に作られていたため、「寒ざらし粉」との別名もあります。
白玉粉の食感は、もち米が原料なので、モチモチして柔らかく、滑らかな仕上がりです。
白玉団子や大福にも使われていて、もっちりした串団子の多くは白玉粉からできています。
白玉粉を使ったおすすめレシピ
白玉粉は串団子にも向いているので、私はよく串団子を作ります。
では、白玉粉を使ったレシピですが、みたらし団子をご紹介です!
★お供えにも!みたらし風の簡単串団子♪
【材料:串4本分 所要時間:約5分】
白玉粉…80g | 上新粉…20g | 砂糖…大1 |
水…80~90cc | 竹串…4本 | |
★みたらしタレ | ||
水…50cc | 上白糖…大2 | みりん…大2 |
醤油…大1 | 片栗粉…大1/2 |
【作り方】
- ボールに白玉粉、上新粉、砂糖を入れて、良く混ぜ合わせておく。
- 水を少しずつ加えながら練り、耳たぶくらいの柔らかさになったら、ひとまとめにする。
- 出来た生地を12等分し、ひとつずつ団子状に丸める。
- 竹串は、水につけておく。
(水につけておくと、刺す時に生地がくっつきません。) - 小鍋にお湯を沸かし、団子をゆでる。
- 浮いてきたら、更に2~3分ゆでる。
- 氷水を入れたボールに、ゆでた団子を入れ、しっかりと冷やす。
- フライパンに、★みたらしタレの材料を入れ、弱火で軽くとろみがつくまで火を通す。
- 団子を串に刺し、上からみたらしあんをかければ、完成です。
もち粉の特徴は?
もち粉は、もち米からできる点は白玉粉と同じですが、精白して水洗いした後、粉にしてから乾燥させたものを指します。
その柔らかさから、和菓子の求肥にもよく使われ、別名「求肥粉」と呼ばれることもあります。
三種類の粉の中では、一番モチモチ感があり、キメが細かく滑らかな食感です。
求肥を使った苺大福なども、もち粉が使われることが多いです。
もち粉を使ったおすすめレシピ
もち粉もまた団子や大福に使われますが、白玉粉に比べると調理中に手がべたつきやすいです。
団子に使っても美味しいので、きなこと牛乳を使用したレシピをご紹介しますね。^^
★もち粉使用!きなこと黒蜜たっぷりの牛乳餅♪
【材料:16個分 所要時間:約5分】
もち粉…120g | 牛乳…120㏄~130cc | 上白糖…大1 |
きなこ…大1 | 黒蜜…大1 |
【作り方】
- ボールにもち粉と砂糖を入れて軽く混ぜ、牛乳を少しずつ加えながら、耳たぶ程度の柔らかさになるまで練る。
- ひとまとまりになったら、OK。
- もちを3cmの円くらいの大きさに丸めてから、軽くつぶし中央にくぼみをつける。
- 鍋にお湯を沸かし、もちを入れたら、浮いてくるまで待つ。
- 浮いてきたら、さらに3分ほど加熱してしっかりと火を通す。
- ゆでたもちを氷水の入ったボールに入れ、しっかりと冷やす。
- もちを器に盛りつけ、きなこと黒蜜をかけたら、完成です。
上新粉の特徴は?
上新粉は、上記の2種類とは違い、もち米ではなくうるち米を使っています。
製法は、うるち米を精白してから水洗いし、乾燥させて、粉末状にしたものです。
もち米のような粘りはあまりなくて、さらさらとした食感になります。
団子や柏餅、ういろうなどによく使われていて、昔の焼き団子はこちらを使うケースも多かったみたいですね。
もちっとした食感がないので団子にするとやや硬いですが、実は洋菓子にも使われることが多いのが上新粉。
シフォンケーキなどに使うと、独特の食感が生まれるので、和菓子よりも洋菓子の方が好みの方が多いかもしれません。
上新粉を使ったおすすめレシピ
上新粉は団子にすると固くなるため、おすすめは洋菓子への使用です。
厳密には洋菓子に使う米粉と上新粉は粒の大きさが違いますが、実際に作ってみたところ、さほど差はないように感じました。
★グルテンフリー!抹茶と上新粉で作るしっとりシフォン
【材料:シフォンケーキ型・17cm 所要時間:1時間以上】
卵…4個 | 卵白用グラニュー糖…40g | 卵黄用グラニュー糖…30g |
牛乳…50cc | サラダ油…50cc | 上新粉…75g |
抹茶…大1 | ベーキングパウダー…小1/2 | |
★デコレーション | ||
生クリーム…100cc | 黒みつ…大2 |
【作り方】
- 卵黄と卵白を別々のボールに入れる。
- 卵白に砂糖を一つまみ加えて泡立て始め、途中二回に分けて砂糖を加え、ピンと角が立つまで泡だててメレンゲを作る。
- オーブンを170度(時間は40分)に予熱を開始する。
- 卵黄のボールに砂糖を加えて泡立て、白っぽくとろりとするまで泡だてる。
- 牛乳を少しずつ加え、その都度良く混ぜる。
- サラダ油を少しずつ加え、その都度良く混ぜる。
- 上新粉と抹茶、ベーキングパウダーを合わせてふるい入れ、粉っぽさが消えるまで良く混ぜ合わせる。
- 卵黄のボールにメレンゲを加え、ゴムべらに持ち替えて、さっくりと練らないように混ぜる。
- 型に生地を流しいれ、筒部分を押さえて、二回ほどトントン落として空気を抜く。
- 箸をケーキ内で、くるくる回しながら一周させ、中の気泡も取り除く。
- 縁部分と筒部分に生地をなすりつけるようにして、焼きあがりを助ける。
- 170度のオーブンで、40分焼く。
- ケーキが焼けたら、すぐに逆さにして、瓶などに挿す。
- このまま2時間以上放置する。
- ★デコレーション用のクリームと黒みつを泡立て、7分立てくらいのちょっと固めのクリームを作る。
- ケーキの中央は竹串を使い、側面は細めのパレットナイフなどで型からケーキを外す。
(小刻みに、垂直に上下に動かして、型を一周する) - 底面も細めのパレットナイフを水平に入れて外す。
- 上の焦げた部分を切り落とし、平らになるようにする。
- 食べやすい大きさに切り、黒みつクリームを添えれば、完成です。
米粉の種類を知って使いこなそう!
それでは、白玉粉、もち粉、上新粉の違いや、それぞれのおすすめレシピなどご紹介してみました。
私はまだ作ったことがありませんが、白玉粉もシフォンケーキで作ってる方がいらっしゃいます。
米粉は和菓子だけでなく、いろいろなスイーツにアレンジできますので、ぜひレシピも参考にしてみてください。
記事が参考になりましたら、嬉しいです!^^