僕の母親があんぽ柿好きなんだけど…。
あんぽ柿って干し柿の中でも高いイメージがあるけど、そもそもどこが違うんだろ?
作り方自体が違うらしいけど、他にもあんぽ柿ならではの特徴があるわ。
今回は、干し柿とあんぽ柿の作り方の違いなど紹介するわね!
冬になるとスーパーなどの店頭にも並ぶあんぽ柿ですが、普通の干し柿と比べるとお高いイメージがありますよね。
今回は、価格差が生まれる理由として、あんぽ柿と干し柿の違いなどご紹介します!
干し柿とあんぽ柿は作り方自体に違いあり
あんぽ柿は、そもそも干し柿の一種で、作り方が他と違うからこそ、高級路線で売られることも多いと言います。
普通の干し柿との最大の違いは、その干し方にありますが、干し方の違いが他の干し柿にはない魅力も併せ持っているんですね。
それでは、以下にあんぽ柿と普通の干し柿との違いはどこにあるのかを見ていきましょう。
あんぽ柿の作り方と特徴
あんぽ柿は、渋柿の皮をむき、密閉したスペースで硫黄で薫蒸させ、風通しのよい場所に干して作る干し柿です。
つまり、普通の干し柿との最大の違いは、そのまま干して終わりではなく、硫黄で燻製にする点です。
硫黄で燻製にすることで、水分量が38%~45%と高くなり、他の干し柿よりもジューシーな食感が味わえるようになっています。
また、乾燥させていない生の柿や、ドライフルーツタイプの干し柿よりも柔らかいのも特徴で、栄養分なども他の柿より高いと言われています。
水分量が多く、ゼリーのようなみずみずしい食感が特徴のあんぽ柿は、干し柿が苦手な方にもおすすめの干し柿として人気があります。
ちなみに、あんぽ柿が完成するまでには1か月ほどかかります。
普通の干し柿の作り方と特徴
あんぽ柿は燻製しますが、一般的な干し柿はただ干すだけとの違いがあります。
具体的には、干しただけのドライフルーツという感じで、味付けや干し方にも特に特徴らしきものはありません。
水分量はあんぽ柿が38%~45%と高いのに対し、普通の干し柿では、水分量が20~30%と低くなり、その影響もあってか、固く黒くなるのが特徴で、歯ごたえがしっかりとしているのもその1つでしょう。
あんぽ柿とは違い、燻製の工程がないので、干し柿の完成は一般的に40日前後と言われています。
干し柿は苦手とする方も多いですが、自然な甘さが魅力的なのであんぽ柿と同じくらい人気があります。
自作も可能な干し柿ですが、渋柿も干すと甘みが増すというのはちょっと不思議な感じですね。
気になるカロリーの違い
あんぽ柿と干し柿の違いはカロリーにもあり、あんぽ柿が「276kcal/100g(可食部)」なのに対し、干し柿は「275kcal/100g(可食部)」とほぼ同じカロリーです。
栄養素は、同じ干し柿ということで大きな違いはなく、上記のあんぽ柿でご紹介したものにプラスして、風邪予防などに使えるβカロテンが豊富として、おやつに好まれています。
自然な甘さが特徴のあんぽ柿などの干し柿は、低カロリーでダイエッター向きと言えそうですね。
あんぽ柿と干し柿は作り方に大きな違いがある まとめ
それでは、あんぽ柿と干し柿は作り方以外にもどんな違いがあるのか、また、気になるカロリーは栄養成分などご紹介してみました。
あんぽ柿と干し柿は作り方に大きな違いがあり、燻製してから干すあんぽ柿は柔らかく食べやすいのが特徴です。
普通の干し柿が苦手という方にもあんぽ柿は人気があるので、ぜひ、年末年始の風邪対策に干し柿を使ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!