七夕の夜って7日の夜だと思ってたんだけど…。
本来は6日の夜が正しいって本当かな?
現在は7日の夜とされてるから迷うわよね!
今回は、七夕は6日の夜と7日の夜のどちらが正しいのかなど紹介するわね!
私はずっと七夕は7日の夜にするものと思っていたんですが、実は6日の夜が正しいとの説もあるそうですね。
今回は、七夕は6日の夜と7日の夜のどちらが本来正しいのかなどご紹介します!
七夕は6日の夜?7日の夜?
七夕の祭りとか現在では7日の夜に行われるので、七夕の夜は7日が正しいと思っていましたが、本来の意味では7日の夜は正解ではなく、後の祭りにあたるそうですね。
七夕は本来7月6日の夜から7月7日にあたってお祝いする日で、7日の夜では遅いからです。
七夕の夜には七夕飾り(七夕竹)を飾りますが、星の精霊に見つけてもらう目印にあたります。
7月7日の夜に七夕の飾りをつけても、次の日の夜には見つけてもらえなくなるというわけです。
本来の意味では6日の夜
なので、本来の七夕のお祭りや飾りなどは6日の夜から7日の早朝にかけて行われるもので、7日の朝には飾りなどを取り込むのが正しいとされます。
ただ、現在は7日の夕方に取り込む家庭も多く、飾りを流す風習「七夕送り(七夕流し)」も行われなくなりました。
そもそも七夕流しをする理由は、身の穢れを飾りに乗せて流すという意味合いがあり、ひな人形の昔の風習にも似ています。
現在では環境に配慮して川流しなどもなくなりましたが、もし適切に処理(身の穢れを流す)したいなら、お焚き上げをしてくれる神社などを利用してみてください。
6日の夜になるのは1日の概念が違うから?
七夕の夜は本来は6日の夜でしたが、なぜ現在のように7日の夜になったかと言えば、日本の昔と今では1日の概念が違うことも関係しています。
なので、ほとんどの神事は、午前1時から2時頃の「夜明けの晩」と呼ばれる時間帯に行われています。
七夕もこの影響を受けているので、7日の夜ではすでに祝う時間が過ぎているとの結果になります。
つまり、七夕は昔の1日の概念を元にしているので、6日の夜から7日の早朝が正しい時間帯なんです。
単に祭りを行う日時として考えるなら6日の夜も7日の夜も正解となりますが、神事として行うときには6日の夜が正しく、7日の夜は後の祭りになります。
短冊に願い事を書く習慣はいつから?
七夕の飾りと言えば、短冊を思い浮かべる方も多いと思います。
実は、この短冊に願い事を書くという習慣は、中国の「乞巧奠(きこうでん)」という行事が発端とされます。
乞巧奠は、機織りが上手だったという織姫にあやかり、裁縫や習字などの上達を願う行事の1つです。
日本でも平安時代には、梶の葉に歌を書いて星にささげる行事が行われてたそうです。
短冊に願い事は江戸時代から?
江戸時代になって武家や庶民の間にも七夕が広がり、短冊に願い事を書くという行事自体は江戸時代に日本に広まったものとも言われています。
「もっかどごんすい」と呼ばれますが、中国ではこれらの5つの要素が自然現象や社会現象が変化する原因として考えられていました。
日本の七夕は中国由来なので、こちらの考えも継承され、短冊の色もそれにちなみ「緑・赤・黄・白・黒」の5色を使うようになったんですね。
七夕の本来の行事は6日の夜が正解? まとめ
それでは、七夕は6日の夜と7日の夜のどちらが正しいのかや、短冊の飾りを流す風習、願い事を書く風習はいつ生まれたのかなどご紹介してみました。
七夕の本来の意味で言えば6日の夜が正解なんですが、現在では7日の夜が主流となっています。
七夕の飾りを流す風習も昔にはあったんですが、現在ではゴミ問題があるために、廃止となり、一種の風流が失われたのは少し悲しいですね。
七夕は現在7日の夜が主流ですが、本来6日の夜由来だったことも思い出して、ぜひ風流を感じてみてください。
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