ビジネスホテルや旅館で布団を畳むのはありがた迷惑?マナーを解説! | トレトレの昨日の?を今日で解決!
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ビジネスホテルや旅館で布団を畳むのはありがた迷惑?マナーを解説!

ビジネスホテルや旅館で布団を畳むのは迷惑? オールシーズン

ビジネスホテルや旅館に泊まった時、ついつい布団を畳んじゃうけど。

あれって、ホテル側の手間を増やしてるだけらしいね。

出る時に少しでもキレイにって思うけど、迷惑だったのね。

今回は、ビジネスホテルや旅館で布団を畳むのは、なぜ迷惑になるのかなど紹介するわ!

ビジネスホテルや旅館で布団を畳むのは、実は中居さんなどの手間を増やす意味ではマナー違反とされています。

今回は、なぜ布団を畳んでおくのがありがた迷惑になってしまうのかなどご紹介します!

ビジネスホテルや旅館で布団を畳むのは迷惑?

ビジネスホテルや旅館で布団を畳む行為は、実はホテルの従業員の方たちにとって、ありがた迷惑になるってご存じでしたか?

修学旅行先などでは、先生に出る時に布団を畳んでおくようにと言われた思い出がありますが、従業員の方は、部屋を出る時に、たたむのはやめて欲しいとの声が多数あるようです。

部屋を出る時、もっと言えばチェックアウトする時に、自分の布団が乱れているのを見られたくない気持ちもありますが、布団を畳むのは実はNG行為なんですね。

なぜなら、布団を畳んで部屋を出ると、布団に挟まった忘れ物のチェックやたたみ直しで二度手間になってしまうからです。

布団をたたむと手間が1つ増える?

そもそもホテルの従業員や旅館の中居さんなどは、布団をたたむとき、まず、布団を広げてシーツを外し、次に、忘れ物が布団に挟まっていないかをチェックし、再びたたむという手順になっています。

つまり、宿泊客が布団をたたんでしまうと、もう一度布団を広げる手間が増えるので、短時間でベッドメイキングや布団の片づけをしないといけない従業員の負担が大きくなってしまうんですね。

中には、1カ所に複数枚の布団を畳んでから重ねる方もいますが、これも、1枚ずつ広げてセットする必要があるので、より手間を増やしてしまい、ありがた迷惑と取られます。

日本人は特に、「自分で使ったものは自分で片付けるもの」としつけられているので、ビジネスホテルや旅館で布団を畳むことは多いと言います。

敷きっぱなしは見苦しいからや帰り支度の時に邪魔だからと布団を畳んでチェックアウトする方も多いみたいですが、もし泊ったホテルのためと思うなら、チェックアウト時には布団はそのままで部屋を出るようにしてみてください。

実際の作業時間の差はどれくらい?

実際に清掃部門で働いている方達が、チェックアウト時に布団を畳んで出ていったお客の部屋の清掃とたたまないで出て行った場合の清掃の時間差をチェックした実験があります。

まず、畳まれていない布団の清掃にかかったタイムは、28秒95と短時間で終わります。

次に、畳まれた布団の清掃にかかったタイム結果は、38秒40とおよそ10秒もの差がつきました。

10秒くらい大したことはないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、大きなホテルや旅館ほど宿泊客が多くなるので、塵も積もれば山となるというように、全体にかかる時間はかなりの差がでます。

しかも、熟練の清掃員でこれですから、慣れていない方がやればもっと時間に差は出るでしょう。

お客さんの気持ちはありがたいですが…という女将なども、できれば畳まない方がありがたいと言っていることもあり、実は布団を畳むのはありがた迷惑となります。

ありがた迷惑の意味は「人の親切や好意が、かえって余計な干渉で迷惑だと感ぜられること」とあるように、返って相手の負担を増やしてしまうと考えれば、「小さな親切大きなお世話」にもなりえるのは、日本人らしい心遣いが原因かもしれませんね。

ホテルや旅館では布団はそのままでチェックアウト! まとめ

それでは、ビジネスホテルや旅館で布団を畳むのは、実はありがた迷惑になる理由や、実際にどれだけの負担が増えるのかなどご紹介してみました。

布団をそのままにしておくのは見苦しいからと布団を畳む方も多いと思いますが、従業員の方達の負担になるだけなので、もし感謝の気持ちがあるのなら、そのままにしておいてチェックアウトするようにしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!