ゼラチンと寒天を同時に使うと失敗する?アガーとの違いも解説! | トレトレの昨日の?を今日で解決!
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ゼラチンと寒天を同時に使うと失敗する?アガーとの違いも解説!

ゼラチン・アガー・寒天の違い 料理・スイーツ

何故かゼラチンと寒天はくっつかない…

いやー、参ったよ。寒天とゼラチンって似てるのに、全然違うんだね。

ゼリーと寒天、アガーの違いを知りたいなぁ。そうすれば、今度は失敗しない気がするんだよね。

そうなのよね。私も以前寒天のゼリーを作って、切らしちゃって…上にゼラチンのゼリーを重ねたら、するんと外れて困ったわー。

今回は寒天とゼラチン、そしてアガーの違いや失敗しない使い方を紹介するわ。

ゼラチンと寒天、アガーは似ていますが、原材料が違うので、厳密に言えば違うものです。
でもどれも食材を固める点では、似ていますよね?

今回は、お菓子作りによく使うゼラチンや寒天、アガーの違いを比較してみます!

ゼラチン・寒天・アガーの違いを比較してみよう!

ゼラチンと寒天、アガーはどれも食材を冷やし固める時に使う食材です。
でもそれぞれに違いがあって、大きな違いはやはり食感です。

私は全種類試したことがありますが、一番食感がプルプルしているのがゼラチンで、次点でアガー、寒天に至ってはごわごわ感がありました。
でも、室温でも溶けにくいゼリーということなら、やはり寒天が一番かなと思います。

それでは、以下にゼラチンと寒天、アガーの違いを比較してご紹介しますね。^^

ゼラチンってこんな材料

まず、ゼラチンって何からできているのかですが、これは動物性のタンパク質で、もっと簡単に言うとお肌をプルプルにするという、あのコラーゲンです。
弾力があるのに、粘性も強いので、あの独特のプルプル感が得られるんですね。

また、冷やして作ることからもわかる通り、室温や体温ですっと溶けるので、食感がごわごわしません。
ムースやババロア、マシュマロなど、生クリームやメレンゲなどとも相性が良いので、スイーツ作りでも良く使われますよね?

また、ゼラチンには粉タイプと板タイプがあり、私が良く使うのは粉タイプの方です。
ただ、粉タイプは皆同じかというとそうでもなくて、私も失敗したことがあるのですが、商品によって必要とされる水分やふやかす時間に違いがあることには注意してください。

また、ゼラチンはコラーゲンが主原料ということもあって、キウイフルーツやパイナップルなど酸性度が強いと固まらずに溶けてしまうので、どうしてもフルーツを固めたいなら寒天かアガーを使うと良いです。

寒天ってこんな材料

寒天は、海藻が原料ってご存知でしたか?
天草と呼ばれる海藻が原料で、他にもオゴノリなどの海藻が原料になることもあり、こちらもゼラチンと同じく、種類によって食感や固まり方が違います。

またゼラチンがふやかした後、レンジでも溶かせるのとは違い、鍋でしっかりと煮詰める必要があるのもちょっと面倒な点でもあります。
ただ、私の経験上、ゼラチンで固まらなかったことはありますが、寒天で固まらなかったことはありません。

それくらい固まる力が強いのが寒天のメリットですが、その分プルプル感はなく、少しごわごわした感じがあるので、食感が苦手という方も多いです。

寒天には、粉寒天や棒寒天、糸寒天などがありますが、一番使いやすいと思うのは粉寒天です。
棒寒天などは、前日から水にふやかす必要があり、すぐに作りたいなら、粉寒天を選ぶようにしてください。

また、こちらダイエッターには嬉しいですが、食物繊維が豊富なので、お通じも良くなり、体重の減少とまではいかなくても、便秘がちの人にはぜひおすすめしたい食材です!^^

アガーってこんな材料

最後に、ゼラチンと寒天の中間に位置するのがアガーです。
アガーも寒天と同じく海藻が原料ですが、カラギーナンという海藻が使われるか、マメ科の植物のローカストビーンガムから出来ている場合もあります。

寒天やゼラチンと比べると、透明度が高いので、非常に美しいゼリーができます。
私がアガーを使う時は、上記でもご紹介したキウイフルーツやパイナップルなどを入れたゼリーを作る時です。

寒天でも固まるのですが、ケーキの上面にゼリーを広げたい場合、アガーの方が綺麗に仕上がりますし、こちらも寒天と似ているのですが、鍋で火にかけるので失敗が少ないです。
また、常温でも溶けないのが寒天と似ている所で、夏場でなければ、常温保存も可能なのが嬉しいですね。

アガーは通販以外ではちょっと手に入りにくいんですが、1つあると便利で、断層のあるケーキ作りなどにも向いています。

一時期流行した水信玄餅も、アガーとミネラルウォーターから作ります。
独特の透明感は、アガーならではですね!^^

ゼラチンと寒天は分離する?

こちら、私が失敗した例ですが、実はゼラチンと寒天を同時に加えて固めると言うのはありです。
ただ、寒天だけで固めたゼリーの上に、ゼラチンだけで固めたゼリーを重ねるのは無理です。

以前二層になったゼリーを作ろうとして、先に寒天ゼリーを下にして冷やし、上にゼラチンのゼリーを乗せたら、するんと剥がれました。
一応軽く固まってから、上にゼラチンゼリーを乗せたんですが、分離するという事実に気づき、大失敗でした!( ;∀;)

なので、寒天ゼリーと寒天ゼリー、もしくはゼラチンゼリーとゼラチンゼリー同士でないと、固めてもくっつかないことが判明!

もし、寒天とゼラチンを同時に使いたいなら、あらかじめ混ぜておいてから使った方が良いです。
ちなみに、配合量の目安として、液体400mlに対して寒天1g(0.25%)に、ゼラチン10g(2.5%)などの割合で作ると失敗が少ないです。

ただ、失敗が怖いなら、やはりどの食材も単体で使って、それぞれパッケージの作り方を参考にして、冷やし固めるのが無難です。

それぞれの特性を知ろう!

それでは、寒天、ゼラチン、アガーのそれぞれの特徴などご紹介してみました!
もしダイエットをしたいなら寒天がおすすめですが、もし食感が苦手なら、ゼラチンやアガーを使ってみてくださいね。

失敗の多いのがゼラチンなので、くれぐれも作る時にはパッケージをしっかりと読みましょう!
夏場にひんやりゼリーを作って、体の中からしっかりと冷やして、熱中症も予防してみてください。