
椎茸の軸って捨てるべきかな?食べるべきかな?
石づきは取るって良くレシピにあるけど…。

石づきは食べるのは避けた方がいいけど、軸はぜひ食べるべきね!
今回は、椎茸の軸は捨てるべきか食べるべきかなど紹介するわ!
椎茸には軸と石づきがって似ていますが、軸は食べるべきですが、石づきは食べられない箇所です。
今回は、椎茸の軸は捨てるべきか食べるべきかなどご紹介します!
椎茸の軸は捨てる?食べる?

まず、結論から言えば、椎茸の「軸」はかさよりも栄養が豊富なので食べるべきですが、先端の固く黒ずんだ部分は「石づき」と呼ばれ、食べられません。
石づきを取り除いた軸を、カサから切り落とすと、実は香りはカサの部分よりも凝縮されている感じがします。
自然界では、椎茸の軸の部分に栄養があり美味しいと知られているので、椎茸の原木などでも、猿などは軸だけ食べて後は放っておくくらいです。
なので、椎茸の軸は食べられるかと言うよりもぜひ食べるべきで、栄養価の高い部位でもあります。
椎茸の軸の栄養価はどれくらい?
椎茸の軸は、カサと同じように、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンD、カリウムなどが豊富で、うまみ成分であるグルタミン酸のほか、干しシイタケにはグアニル酸まで含まれています。
また、椎茸の軸には、甘みやうま味成分の「アスパラギン酸」がカサの部分のよりも多く、オルニチンはカサの2倍以上となり、動物がこの部位だけ選んで食べるのも納得できます。
食べるか捨てるかで迷ったら?
椎茸の軸にいくら栄養があると言っても、筋っぽくて硬く、また食べにくい部分です。
なので、苦手とする方は無理をしてまで食べる必要はありません。
もし、食べづらいなら小さく切る、天ぷらにする(斜めに切ると食べやすい)などして食べやすくして、栄養分の豊富な軸の部分もできるだけ食べるようにしてみてください。
なぜ椎茸の石づきは食べられないの?

椎茸を分割すると、カサ、軸、石づきに分けられますが、石づきとは黒っぽくて、硬い部分のことを指します。
では、なぜ、椎茸の石づきは食べられないのか理由をご紹介します。
そもそも美味しくないから
椎茸の石づきが食べられない理由は、とても単純で、どう調理しても、硬くて、噛み切れず、同時に美味しくないからです。
椎茸の軸を含め、石づき以外の部位は調理法によっても美味しくできますが、石づきの部分は固すぎて、食べること自体が無理です。
軸と比較しても、石づきの名前の通り、石のように固いので、噛んで食べるのも難しく、好んで食べる動物がいないことからも、食べられないことがわかります。
異物が混じっているから
椎茸の石づきが食べられないのは、その部分に樹皮やおがくずなどの異物が混じっている可能性が高いからです。
元々椎茸は野菜の仲間ではなく、菌類の仲間で、胞子で増えます。
胞子は木や培地に付くと菌糸を伸ばしますが、菌糸が成長して集まって融合することで、原基という塊に成長します。
では、なぜおがくずや樹皮が混じるかと言えば、それは栽培方法によるものです。
椎茸の栽培方法は主に2種類
椎茸の栽培方法には、原木栽培と菌床栽培がありますが、どちらの栽培方法でも、育った菌糸は原基となり、原木栽培は原木の樹皮がくっついてしまいますし、菌床栽培は主におがくずが培地の表面にくっつきます。
なので、どちらにしても、石づきに何らかの異物がくっついてしまうことは避けられず、食べても毒になるとは限らないものの、食べないに越したことはありません。
椎茸の軸は美味しく食べて栄養価もUP! まとめ
それでは、椎茸の軸は食べるべきか捨てるべきかや、実は軸には栄養が豊富なこと、石づきはなぜ食べられないのかなどご紹介してみました。
椎茸の軸は栄養価も豊富で美味しい部位でもありますが、中にはカサの下部分は食べられないと勘違いされている方も多く、それで捨てると言う方も多いのかなと思います。
椎茸の軸に含まれている栄養素も無視できませんし、美味しい調理法も沢山あるので、捨てるよりもむしろ食べるべきです。
ただ、石づきだけは食べられないので、調理の時に固い石づきは取り除くようにしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!