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野菜や果物の種は食べても良い?NG食材とOK食材を解説!

野菜や果物の種は食べても良い?NG食材とOK食材を解説! 食に関する悩み事

野菜や果物の種は、食べられるものとそうでないものがあるらしいね。

じゃぁ、どれがNGでどれがOKなのかな?

そうね。間違って食べると大変だし、覚えておきたいわ。

今回は、種を食べてもいい食材とNG食材を紹介するわね!

野菜や果物を調理する際に、皮と一緒に捨ててしまいがちなのが種です。

しかし、種に多くの栄養が含まれていることもあります。

食べられる種と食べられない種

野菜や果物には、種が食べられるものとそうでないものがあります。

食べても良い種

  • 野菜: オクラ、カボチャ、ゴーヤ、キュウリ、ピーマン、ナス、トマトなどの種は食べても問題ありません。
  • 果物: メロン、スイカ、ブドウ、キウイフルーツ、レモン、オレンジ、ライム、イチゴなどの種も食べられます。

食べてはいけない種

  • 野菜: モロヘイヤの種や未熟なゴーヤの種、生のカボチャの種は避けるべきです。特にモロヘイヤの種やさやには毒が含まれているため、食べないようにしましょう。
  • 果物: リンゴやサクランボ、アンズなどのバラ科の果物の種には、微量の毒性成分「アミグダリン」が含まれているため、避けるべきです。大量に摂取しない限り問題はありませんが、体質によっては体調を崩す可能性があります。

食用可能な種を美味しく食べる方法

  • ヨーグルトやスムージーに加える
  • サラダに入れて食感を楽しむ
  • パンやお菓子の生地に混ぜ込む

ピーマンの種とわた

ピーマンの種とわたには、栄養価が高い成分が多く含まれています。

種には血行促進効果のあるピラジンが、わたにはむくみ解消に効果的なカリウムが豊富です。

これらを摂取することで、美容や健康に良い影響を期待できます。

調理のポイント

ピーマンを種・わたごと調理することで栄養を逃さず摂ることができますが、苦みが強い点に注意が必要です。

加熱することで甘みが増すため、しっかり火を通すと良いでしょう。

気になる場合は、丸ごと煮付けにするのもおすすめです。

調理前には新鮮なピーマンを使い、虫食いや傷がないかを確認しましょう。

カボチャの種とわた

カボチャの種とわたには、多くの栄養素が含まれており、美容やアンチエイジングに効果的です。

種はカロチン、ビタミンB1、B2、ナイアシン、亜鉛、鉄分などを豊富に含みます。

わたには果実部分の約5倍のベータカロテンとビタミンAが含まれています。

調理の方法

  • : 水洗いして天日干しし、殻を剥いてフライパンで煎ります。お好みで塩やカレー粉で味付けすると、自家製パンプキンシードが完成します。
  • わた: 包丁で叩いて繊維を断ち切り、パンやお菓子の生地に混ぜ込んだり、スープに使うと良いでしょう。

野菜の種は絶滅の危機にある?

私たちが日常的に口にしている米や野菜、果物などは、すべて種から育ちます。

人類は種なしでは生きられません。

しかし、20世紀に野菜の種の94%が失われたという事実を聞いたら、どう感じるでしょうか?

「そんなことはない!ホームセンターや農家に種はたくさんある」と思うかもしれませんが、これは事実です。

ドキュメンタリー映画『シード~生命の糧~』では、20世紀の間に野菜の種の94%が消滅したと報じています。

それも、人間の手によってです。

キャベツはかつて544品種ありましたが、現在は28品種、アスパラガスに至っては46品種が1品種にまで減少しています。

なぜこんなことが起こったのでしょうか?

種が採れる野菜と、採れない野菜

この原因を探る前に、まずは種の種類について見てみましょう。

種と一口に言っても、野菜の場合は他の植物とは異なります。

なぜなら、人間の介入があるからです。

収穫量が多くて美味しいもの、形が良くて病気に強いものが求められ、野菜の種の歴史は品種改良の歴史といえます。

種が消えた理由もこの辺りにありそうです。

多様性に富む“固定種”

種が採れる、つまり自家採種できるのが“固定種”と呼ばれるものです。

昔からある普通の野菜の種のことです。

種を播いて野菜を収穫すると、同じ品種でも性質にばらつきが出ます。

その中から望ましい性質を持つ株を選んで種を取り、翌年にその種を播いて育て、またその中から選んで種を取る、ということを何代も繰り返します。

これにより、性質のぶれが少なくなり、親と同じ性質を持つ野菜ができるようになります。

安定供給に向く“F1種”

種が採れない、正確には自家採種では同じ性質を持つ種が採れないのが“F1種”です。

普段スーパーで見かける野菜の9割がこのタイプです。

雑種第一代やハイブリッドとも呼ばれ、異なる性質を持つ品種を人工的に掛け合わせて作ります。

例えば、「甘いが病気に弱いトマト」と「甘くないが病気に強いトマト」を掛け合わせると、「甘くて病気に強いトマト」ができます。

これは、メンデルの法則に基づき、一代目に親の優性な特徴だけが現れるからです。

しかし、二代目には劣性の特徴も出てしまい、性質や見た目がばらばらになります。

つまり、F1種を栽培するためには、種苗メーカーから毎年新しい種を購入し続ける必要があります。

野菜や果物の種は食べられないものもある まとめ

「食品ロス」を減らすため、野菜や果物を余すことなく利用する取り組みが広がっています。

野菜や果物の種も、その一環として摂取を試みる価値があります。

栄養を余すことなく取り入れ、健康に役立てましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!