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バス専用マスに停めるのはNG?バスに絶対休憩が必要な理由

バス専用マスに停めるのはNG?バスに絶対休憩が必要な理由 車関係

バス専用マスは、他の車が停められないはずだよね?

やっぱり、停められるとバスは困るよね?

高速バスに、休憩場所が足りなくなるのは大問題ね。

今回は、バス専用マスの駐車がNGな理由など紹介するわね!

近年、高速バス運行における「休憩」の重要性がますます高まっています。

高速道路もこの20年間でバスに様々な配慮をしてきましたが、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)の混雑が目立ち、休憩に関する問題が再び注目されています。

高速バスの休憩

通常、高速バスは約2時間ごとに15分から20分の休憩を取ります。

これは運行管理に関する法令で、バス乗務員が連続して運転できる時間が規定されているためです。

休憩場所の多くは高速道路上のSAやPAです。

しかし、これらのSA・PAのバス専用駐車スペースにトラックや乗用車が停まっていることがしばしば問題として取り上げられています。

SA・PAでの駐車事情

東名高速の足柄SA(静岡県)や中央道の双葉SA(山梨県)などでは、高速バス専用の駐車スペースが以前から設けられています。

特に足柄SAは敷地が広く、以前の高速バス専用駐車スペースはサービス施設から離れていましたが、トイレが目の前にあり、混雑が少なく便利でした。

一方、他の多くのSA・PAではトラックと共用の大型車用駐車スペースを利用するのが一般的で、サービス施設から遠く、バス利用者が多くの車道を横切る必要がありました。

このため、接触事故のリスクもありました。

施設リニューアルと駐車スペースの改善

2005年の日本道路公団の民営化以降、SAやPAのリニューアルや駐車スペースの再整備が進みました。

その結果、バス専用やバス優先の駐車スペースがサービス施設に近い場所に設けられるようになりました。

これにより、バスからトイレや売店などへのアクセスが改善されました。

混雑するSA・PAでの対策

混雑する施設では、バス専用・優先スペースにコーン型のパイロンを設置し、バス以外の車両が駐車しないようにしていますが、それでも停められてしまうことがあります。

週末などの混雑時には、高速道路会社が手配した交通誘導員が車両を誘導することが増えました。

誘導員は無線を使って一般車両を空いているエリアに誘導し、バスが来た場合は専用スペースに案内し、必要に応じてパイロンを移動させて駐車をサポートします。

夜行便の駐車問題

特に夜行便では、特定のSAで駐車スペースが不足する状況が続いています。

夜行便は首都圏と京阪神の発着が多く、特定の時間帯に集中するため、東名高速の海老名SAや名神高速の草津PAでは深夜や早朝に休憩が集中します。

首都圏発着の夜行便は、経由地が多くなったため、休憩場所が都心に近い海老名SAや草津PAに移行しています。

また、運行便数が増加し、トラックの量も多いため、これらの施設は混雑しやすくなっています。

SA・PAの充実と観光地化

最近のSA・PAは充実した施設が増えており、高速バスの休憩場所としてだけでなく、目的地としても注目されています。

例えば、中央道の談合坂SAや富津館山道路のハイウェイオアシス富楽里は、都心から高速バスで片道1時間半程度でアクセスでき、便利な休憩スポットとなっています。

これらのSA・PAは、海外からの個人旅行者にとっても、日本独特の魅力を持つ観光スポットとして人気が高まる可能性があります。

渋滞時の対応

道路の状況は常に変動するため、事故や天候により渋滞することもあります。

このため、法律では4時間以内に30分以上の休憩を取ることが求められています。

渋滞時には予定していたSAやPA以外の場所でトイレ休憩を取ることもあります。

1運行に付き休憩回数に制限はないため、必要に応じて休憩を増やすことができます。

立ち寄り先での休憩

バス旅行では、立ち寄り先での滞在時間が1時間以上ある場合、特に休憩時間を別途設ける必要はありません。

複数の立ち寄り先があり、各立ち寄り先間の移動時間が2時間以内であれば、運転手が連続して運転しないように計画が立てられています。

貸切バスの利用方法

貸切バスの休憩時間は1時間半から2時間ごとに15分程度取るのが理想的です。

貸切バスにはトイレ付き車両がほとんどないため、こまめにトイレ休憩を入れることが重要です。

また、1人の運転手が運転できる時間は1日9時間以内とされ、その時間には休憩時間も含まれます。

貸切バスは運転手付きでレンタルでき、利用者の目的や用途に合わせて自由に行程を設定できます。

主な利用方法は以下の通りです。

  • 旅行会社:日帰りや宿泊を伴う観光旅行
  • 企業:社員旅行や研修、送迎
  • 自治体:視察や研修
  • 学校:校外学習や修学旅行
  • サークルやクラブ:試合や遠征
  • 各種団体:イベントや見学会
  • 個人:冠婚葬祭の送迎

貸切バスは利用者が希望する行程で運行され、運転手付きでレンタルされるため、誰でも自由に利用できます。

路線バスと高速バスとの違い

路線バスや高速バスは「乗合バス」と呼ばれ、不特定多数の乗客を乗せてあらかじめ設定されたルートを運行します。

停留所で自由に乗り降りできる形態です。

路線バスは町内や市内を結ぶ短距離のルートで、通勤や通学に便利です。

高速バスは東京と大阪などの遠距離を移動する際に利用されます。

バス会社が貸切バスを運行する場合は「貸切」のライセンス、路線バス・高速バスを運行する場合は「乗合」のライセンスが必要です。

これにより、バス会社は運行形態に応じた適切なライセンスを取得する必要があります。

バスの休憩スペースを確保しよう まとめ

貸切バスの休憩は、一回につき10分以上連続して取る必要があります。

これは高速バスにも適用される規定です。

連続して運転して良い時間は4時間以内で、それより短い時間間隔であれば、1時間ごとでも2時間ごとでも自由に休憩を設定できます。

しっかりと休憩できるようにするためにも、バス専用マスには駐車しないように気を付けましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!