おはぎとぼたもちは呼び名が違うだけ?
おはぎとぼたもちって、違いはなんだろ?
地域の呼び名かと思ってたんだけど…。
うーん、違いはあるんだけど。
基本的には季節が関係しているってのが通説ね。
今回は、おはぎとぼたもちの違いはどこにあるのか紹介するわね!
こんにちは。トレトレです。
暑さ寒さも彼岸までとよく言いますが、今年は異常に暑かったですが、それも本当に彼岸まででした。
彼岸が終ると秋分の日がやってきますが、皆さんはおはぎとぼたもちって何が違うのかご存じですか?
今回は、今さら聞けないおはぎとぼたもちの違いなどご紹介しますね!^^
違い①季節の呼び名が違う
おはぎとぼたもちの違いは、季節によるものというのが通説かもしれません。
おはぎとぼたもちを漢字にしてみるとわかるんですが、おはぎは「お萩」と書き、ぼたもちは「牡丹餅」と書きます。
植物からイメージして、おはぎは秋分の日に食べるものを指し、ぼたもちは春分をイメージするというのが強力な説です。
春の彼岸は、牡丹が咲く季節なのでぼたもち=牡丹餅
秋の彼岸は、萩が咲く頃なのでおはぎ=お萩
こんな違いがあるんですね。
ちなみに、夏には「夜船」と呼び、冬には「北窓」と呼ぶそうですよ。^^
作り方はどちらも同じで、もち米を炊き、半殺しにした後アンコで包みます。
地域による違いとの説もありますが、おはぎとぼたもちは季節による呼び名の違いが通説だと思います。
違い②こしあんと粒あん
おはぎとぼたもちの違いは、包む餡による違いとの説もあります。
たとえば、おはぎは細長い形をしていて、粒あんで包むのが一般的です。
一方、ぼたもちは丸い形をしていて、こしあんで包むのが一般的です。
春のぼたもちにこしあんが使われる理由は、春にはまだ小豆の収穫がなく、前年取れた皮の固い小豆を使うからです。
粒あんと違いこしあんは、名前の通りこして作るので、状態のいい小豆でなくても構わないんですね。
対して、秋のおはぎに粒あんが使われるのは、ぼたもちと逆の意味です。
秋は新物の小豆を使うので、状態がわかりやすい粒あんにします。
ただ、最近では基準があいまいになっていて、ぼたもちに粒あんを使ったり、おはぎにこしあんを使うことも多いです。
今はオールシーズン餡子が手に入るので、基準もあいまいになっているんだと思います。
違い③何を使って食べるか
おはぎとぼたもちの違いの最後は、どんな道具を使って食べるかです。
季節になると食べることも多いおはぎとぼたもちですが、訪問先で出された場合、どれで食べるかで迷うこともありますよね。
おはぎとぼたもちを食べる方法といえば、黒文字や爪楊枝、箸やスプーンなどがありますが、実はどの道具を使っても失礼にはあたりません。
ただ、一応の目安として、以下を参考にしてみてください。
- 家で食べる時の道具:箸が多いですが、スプーンで食べる家庭もあります。
- 訪問先で食べたい道具:箸、黒文字(爪楊枝のようなもの)、もしくはスプーンという意見もあります。
- お客にお出しする道具:箸、黒文字など
基本的には、訪問先で出されたら、その道具を使って食べればいいので、それほどこだわる必要はありません。
和菓子に関していえば、黒文字が作法に則った気もしますが、普通の家庭にはないので、箸が一般的じゃないでしょうか。
ちなみに、我が家では箸をよく使います。
なぜなら、爪楊枝だと餡子がこぼれ落ちてしまうので。^^
中にはフォークで食べる家庭もあったりと、何を使って食べても問題ないでしょう。
大事なのは食べやすいかどうかなので、お客さんにお出しするときにも、食べやすい道具を選んであげてください。
おはぎとぼたもちはお供えものじゃない?
それでは、おはぎとぼたもちの違いはどこにあるのかなどご紹介してみました。
おはぎとぼたもちは基本的には同じものですが、季節によって呼び名が違うというのが定説です。
またこしあんと粒あんの違いも季節によるものです。
地域で呼び方が違うなどの説もありますが、それは弱い理由でしょう。
お供え物として使われることもありますが、お盆の時期はすぐに傷んでしまうので、秋のお供え物としての使われ方が主流みたいです。
記事が参考になりましたら、嬉しいです!^^