プリンにすが入ったら失敗?
この前の茶碗蒸しに続いて、プリンにもすが入っちゃったよ!大失敗!
どっちも蒸し料理なのはわかるけど、プリンはオーブンで焼いたのになぁ。何で失敗したんだろう?
あらあら、そんなこともあるわよ。でもプリンもすが入りやすいわよね?
今回は、プリンにすが入る原因と美味しく作る方法を紹介するわね。
こんにちは。トレトレです。
プリンを作っている間に、すが入ってしまう失敗は経験がある方も多いと思います。
でもなぜ、プリンにすが入ってしまうのでしょう?
今回は、ぷりんにすが入る原因と失敗しないで美味しく作る方法などご紹介します!
プリンにすが入るのはなぜ?
まず、プリンのすが入る状態とは何を指すかですが、表面や内部に穴が開いた状態をすが入ると言います。
私もゼラチンで作るケミカルプリンは失敗しないのですが、オーブンや蒸し器で加熱するタイプは良くすが入ってました。
すが入ると見た目もポコポコ穴があいて良くありませんし、味もぼそぼその食感になります。
では、なぜプリンにすが入るのかと言えば、原因は加熱しすぎや加熱する時の温度にありました。
卵にはタンパク質が含まれているのですが、このたんぱく質が加熱されることで、プリンは固まるんですね。
茶碗蒸しと同じ原理ですが、プリンが固まる温度は60~70度とされています。
でも水が沸騰する温度は100度なのは、ご存知の通りで、この温度差がすが入るそもそもの原因になります。
これは茶碗蒸しの時と同じですね。
>>>>茶碗蒸しにすが入る原因については、こちらの記事から。
簡単に言ってしまえば、プリンにすが入る原因はプリンを高い温度で加熱した時に起こります。
高い温度で加熱すると、タンパク質が固まると同時に、水蒸気が発生し、その水蒸気が抜ける時に穴ができる=すが入ってしまうというわけなんです。
具体的に言えば、オーブンなら160度で30分くらいが加熱時間と温度の目安となります。
ちなみに、オーブンで焼く時には、天板にお湯を注いで蒸し焼きにします。
オーブンによっても違いはあるものの、基本は中温で蒸し焼きがベストです。
ほかのプリンの失敗については、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください!
すが入らないようにするには?
オーブンで焼いてすが入らないようにするには、少し工夫が必要となります。
まず、オーブンで焼く時にお湯を注いでいるか、天板に直接プリンを乗せていないかなど、思い当たる場合は確認してみてください。
特に、天板に直接プリンを置くと、高熱が伝わりやすく、すが入ってしまいます。
なので、プリンをオーブンで焼く時には、天板にタオルなどを置き、その上にプリンを乗せます。
この時、お湯の高さがプリンカップの半分くらいになるのが目安です。
160度くらいのオーブンで焼くレシピもあれば、90度で焼くレシピもあるので一概には言えませんが、低温で焼く場合は当然焼く時間も長くなります。
こればかりは、レシピの通りにやるしかありませんが、上記でご紹介したように、まず天板に直接プリン型を置かないように注意してみてください。
では、蒸し器の場合はですが、一旦沸騰させた後、プリン型を置きますが、置いてからは静かに沸騰している状態(弱火にする)を保てるようにします。
火が強すぎると、すが入ってしまうので、こちらも茶碗蒸しの時と同じように、沸騰してからは弱火にするのがポイントです。
すが入るのはどの状態?【条件別】
それでは、すが入るのはどんな条件が関係しているのかも見ていきますね。
①布巾を置かないとどうなる?
オーブンの下火が強く当たり過ぎないために、布巾を敷くと良いと言われますが、実際に置かないで作るとすが入るのでしょうか?
結論から言うと、布巾を置かなくても、温度と加熱時間があっていれば、しっかりとすが入らないプリンができます。
布巾は絶対条件ではないんですね。
②焼き時間を長くするとどうなる?
温度を160度に保った状態で、焼き時間を倍にすると、カラメルに近い部分にすが入ることがあります。
温度を上げた時ほどではないにしても、焼き時間が長すぎると、すが入る原因になります。
焼き時間は関係してくるので、注意してみましょう。
③オーブンの温度を上げるとどうなる?
温度を160度から180度に上げた場合、全体に多くのすが入ります。
すが入ると、表面がデコボコになるだけでなく、口当たりもぼそぼそしてしまいます。
温度は、プリンのすが入る原因の第一原因と言えそうです。
焼く時の温度は、決して高すぎないように十分に注意してくださいね。
④お湯の量を変えるとどうなる?
お湯の量が足りないと蒸し焼きになりませんし、お湯の量が多すぎてもそれはそれで問題が出そうですよね。
ただ、お湯の量をプリンカップの半分くらいまでなら増やしてもOKです。
お湯の量が足りないとすが入る可能性はありますが、多少多いくらいなら問題なく美味しいプリンができます。
すが入って失敗しないために
それでは、プリンにすが入る原因と、入らないようにする対策をご紹介してみました。
プリンにすが入る第一原因は、オーブンや蒸し器での温度の高さです。
焼き時間を短くしたり、天板に布巾を置いたりも対策ではありますが、一番の問題は焼く時の温度になるので、そちらをまず注意してみてください。
美味しいプリンを作るためにも、まずは焼く時の温度をチェックです!
ぜひ、上記のポイントを守って、美味しいプリンを焼いてくださいね。^^