生卵とゆで卵ってどっちが長期保存できるんだろ?
やっぱり火を通した方が長持ちするのかな?
それが…卵はそうではないみたいね。
今回は、生卵とゆで卵のどちらが長持ちするかを紹介するわ!
卵はタンパク質やビタミンAを含む栄養豊富な食品で、「卵かけご飯」「目玉焼き」「ゆで卵」など、さまざまな食べ方で親しまれています。
生卵とゆで卵では、どちらの方が長く保存できるのか、また調理方法で栄養素に違いがあるのか気になるところです。
生卵の賞味期限が長い理由
卵の賞味期限は、サルモネラ菌などの繁殖を防ぐ期間として設定されています。
卵は殻に守られ、卵白に含まれる殺菌酵素「リゾチーム」の効果で、他の生鮮食品に比べて菌の繁殖が起こりにくいです。
しかし、卵の殻にひびが入ったり、割って中身を取り出したりすると、空気に触れて菌が繁殖しやすくなるため、早めに調理することが重要です。
ゆで卵の保存期間
ゆで卵の保存期間は、ゆで時間や保存方法により異なります。
硬くゆでて殻をむかずに冷蔵保存すれば、冷蔵室が10℃の場合は2~3週間、25℃以上の室温では3~7日間が目安です。
リゾチームと保存
生卵は、リゾチームの殺菌作用で細菌の侵入を防ぎ、長持ちするという特性があります。
しかし、加熱するとリゾチームの効果が失われるため、ゆで卵は保存に注意が必要です。
卵は生の状態で保存するほうが長持ちし、リゾチームの効果で菌から守られています。
ゆで卵は保存期間が短いため、早めに食べるようにしましょう。
栄養素の違い
卵の栄養素は、調理方法によって多少変わります。
熱に弱い水溶性ビタミンは、生のまま食べると摂取しやすくなります。
一方で、加熱すると消化が遅くなるため、腹持ちが良くなるという利点もあります。
油を使って調理することで、油溶性ビタミンを効果的に摂取することもできます。
卵の保存期間
生卵とゆで卵では保存期間が異なります。
生卵は殻と卵白に含まれるリゾチームという酵素の作用で菌の侵入を防ぎますが、加熱するとリゾチームの効果が失われます。
市販の卵は湯洗いされているため清潔ですが、同時に殻にあるバリアがなくなり、冷蔵保存が重要になります。
ゆで卵の保存期間は短い?
ゆで卵は生卵に比べ保存期間が短くなります。
殻をむかないまま冷蔵保存すると比較的長持ちしますが、それでも2~3日以内に食べきるのが理想的です。
卵は冷蔵庫で生の状態で保存するのが一番日持ちします。
ゆで卵は2~3日で食べきることを心がけ、長期間保存したい場合は生卵のまま保存しましょう。
ゆで卵の適切な保存方法
1. 冷蔵保存を徹底する ゆで卵は、加熱によって雑菌からの保護作用を持つリゾチームがなくなるため、常温保存には適していません。特に夏場はサルモネラ菌などの菌が繁殖しやすく、常温に放置するとリスクが高くなります。したがって、雑菌の繁殖を抑えるために、ゆで卵は冷蔵庫で保存することが必要です。
2. 殻をむかない 保存する際は、殻をむかないままにしておくのがベストです。殻をむくと、むいている手から雑菌が付着する可能性があり、冷蔵保存していてもその雑菌が繁殖しやすくなります。保存の際は、料理や食事の直前に殻をむくようにしましょう。
生卵が長期保存できる理由はリゾチームにあり! まとめ
卵は様々な料理に使える便利な食材ですが、ゆで卵は調理後できるだけ早めに食べ切るのが理想です。
加熱後の卵は生卵よりも日持ちしないため、冷蔵保存して早めに消費することを心がけましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!