ムカゴは食べられるものとそうでないものがあるらしいね。
でも、どうやって見分けたら良いんだろ?
ムカゴには毒性のあるタイプもあるから、見分け方は大切よね。
今回は、食べられないムカゴと食べられるムカゴの違いなど紹介するわ!
ムカゴとは、山芋の茎部分が膨らんだもので、小さな球根状の形をしています。
見た目は珍しいですが、実は栄養が豊富で様々な料理に使える食材なんです。
しかし、すべてのムカゴが食用に適しているわけではなく、種類によっては食べられないものもあります。
今回は、ムカゴに関する以下のポイントをお伝えします。
食べられないムカゴと食べられるムカゴの違い
ムカゴという言葉を耳にしたことがありますか?
これはヤマイモやナガイモなどの茎が太る過程で生じる小さな塊のことで、食用として利用されることがあります。
ただし、すべてのムカゴが食べられるわけではありません。
ニガカシュウに注意
一般的に、ヤマイモやナガイモのムカゴは安全に食べることができますが、ニガカシュウという種類のムカゴは苦味が強く食用には適していません。
ただし、ニガカシュウの中にはカシュウイモという食べられる栽培品種も存在し「エアーポテト」や「宇宙芋」とも呼ばれています。
食べられるムカゴを選ぶ際は、これらの違いを意識して選びましょう。
食べられないムカゴと食べられるムカゴの見分け方
山芋の一種であるニガカシュウは、見た目は食べられるむかごに似ていますが、毒を持っているため注意が必要です。
ニガカシュウは夏になると小さな花を咲かせ、その隣に特徴的なイボイボしたむかごをつけます。
食べられるむかごとニガカシュウのむかごを見分けるポイントは、葉の配置、ツルの巻き方、そしてむかごの表面の質感です。
食べられるむかごは葉が左右同じ高さで対になっており、ツルは左巻きで、むかご自体が滑らかな丸みを帯びています。
食べられないムカゴの特徴
ニガカシュウのむかごは葉がバラバラな高さで互い違いに生え、ツルは右巻きで、むかごにはイボイボがあります。
もし間違ってニガカシュウのむかごを口にしてしまった場合、その強烈な苦味と痺れ感から食べることは難しく、苦味が長く口に残ります。
そのため、ニガカシュウのむかごを食べないようにしっかりと見分けることが大切です。
自然界の食べ物は判断が難しい
自然界には様々な食材がありますが、食べられるかどうかの判断は慎重に行う必要があります。
特に、キノコ類は食べられるものが少数で、多くが毒を持っているため、確実に同定できるまで摂取を避けるべきです。
ムカゴのように、見た目が似ているものでも食べられる種類と食べられない種類があるため、誤って食べてしまうと健康を害することもあります。
そもそもムカゴとは
上記でもご紹介したように、ムカゴとは、ナガイモやジネンジョなどのヤマイモ科植物の茎部分にできる小さな球形の芽のことです。
ムカゴは山間部の食材として重宝され、特に秋に収穫期を迎えます。
しかし、その生産量の少なさから、市場にはあまり出回らず、現代のスーパーでは見かけることは少なくなっています。
ムカゴの味は?
ムカゴの味わいはヤマイモに似ており、青臭さがなく穏やかな甘みが感じられ、食べやすい特徴があります。
茹でるとホクホクとした食感が楽しめます。
また、ムカゴはヤマイモと同様に栄養価が高く、消化酵素であるアミラーゼや、強精効果のあるアルギニンなどを豊富に含んでいます。
これらの栄養成分は、消化を助けたり、生殖機能を強化する効果が期待されています。
北海道や青森、長野、千葉など、ヤマイモ栽培が盛んな地域で主に収穫されるこの珍しい食材、秋の味覚を代表する山の幸として今もなお価値が認められています。
ムカゴは食べられない場合もある まとめ
ムカゴは、特に山芋や自然薯の根元に形成される肉芽で、ユニークな食感を楽しむことができます。
そのホクホクとした食感と控えめな味わいは、多くの料理に活用できるので、安全に同定できた場合には積極的に食卓に取り入れてみるのも良いでしょう。
ただ、食べられないムカゴに似たものもあるため、毒性があることを頭に置いて、確実に食べられるかどうかは慎重に判断してください。
最後までお読みいただきありがとうございました!