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とんかつの二度揚げで先に低温で揚げる理由は?温度など注意点を解説

とんかつを先に低温で揚げる理由とは? 基本

とんかつを二度揚げする時、先に低温で揚げるのはなぜかな?

前に見た料理漫画では、先に高温で揚げるってあったんだけど…。

私も最初疑問に思ったの。

今回は、とんかつの二度揚げで、先に低温で揚げる理由や揚げる時の温度など紹介するわ!

とんかつを二度揚げすると、厚みがある肉でもカラっと揚がって、しかも中までちゃんと火が通りますよね。

今回は、とんかつの二度揚げで、先に低温で揚げる理由や温度の注意点などご紹介します!

とんかつの二度揚げで先に低温で揚げる理由

とんかつの二度揚げで先に低温で揚げる理由は、外側の衣をカリッと、内部の肉をジューシーに仕上げることができるからです。

先に高温で揚げてしまうと、衣がはがれる可能性が高くなるのと、衣が一気に固まるので固い食感になってしまうことなどが問題になります。

たとえば、メンチカツなどを高温で揚げると、衣が弾けて中身が漏れだすことがありますが、とんかつも同じで、先に高温で揚げるのはリスクが高いんですね。

以下に、先に低温で揚げるメリットなどもご紹介します。

メリット①中まで火が通る

とんかつは、外側をカリッと揚げる一方で、中の肉はジューシーに仕上げる必要がありますよね。

なので、最初に低温の油で揚げると、内部の肉が均等に加熱され、中までしっかりと火が通ってくれるんです。

先に低温で揚げれば、外側の衣はサクサクとした食感に仕上がり、内部の肉は柔らかくジューシーな状態を保てるので、二度揚げでは先に低温で揚げます。

メリット②衣が適度に固まる

とんかつには衣を付けて揚げるため、衣がしっかりとつかないと見た目が残念な結果になります。

なので、最初の低温での揚げる部分では、衣がゆっくりと乾燥し、固まる時間を確保することが重要です。

衣が固まれば、次に高温での揚げる時でも、衣がはがれずに形を保ち、外側がカリッとした食感になり、衣がはがれる心配も減ります。

メリット③適度に油が染みる

低温で揚げることで、衣の外側に油が浸透しやすくなるのもメリットです。

衣と油の間に空気が多く含まれるので、衣の内側には油が浸透しづらくなるんですね。

なので、衣の外側はサクサクとした食感を生み出し、油の浸透による油臭さなども抑えられます。

とんかつを揚げる時のベストな温度は?

市販されているとんかつ用の肉は、厚みが1cm~1.2cmくらいと薄めなので、二度揚げしなくても美味しいとんかつは作れますが、私の場合、たまたま厚みが3cm以上ある極厚の肉を手に入れたため、今回は二度揚げにしてみました。

ただ、そうなると、二度揚げは最初が低温で、次に高温となるので、温度はどれくらいがベストなんだろうと疑問が沸いたんですね。

では、とんかつを揚げる時のベストな温度ですが、二度揚げの場合、最初は150~160度の低温で中まで火を通し(時間は肉の厚みによっても変わります)、次に、180~190度の高温で衣を香ばしくさせるのがよいようです。

ちなみに、揚げ時間ですが、私の場合は、最初の低温で9~10分ほど加熱し、その後の高温では1分ほどで終えるようにしてみました。

とんかつは厚みがある肉は火が通りにくいので、通常であれば、最初の低温で6~8分でも火が通ると思います。

また、厚みがある肉は、油の量によっては全体が油に浸からないこともあるので、もし低温で10分揚げるのであれば、5分が経った時点(衣がある程度固まっているかを確認)で裏返して、両面にしっかりと火が通るようにしています。

二度揚げだと、衣がしっかりとつきますし、中まで火が通るので、生焼けの心配も少なくなるのがメリットです。

ぜひ、普段のとんかつも二度揚げをして、お店屋さんのようなとんかつを作ってみてください。

二度揚げは低温と高温の順番も大切 まとめ

それでは、二度揚げで先に低温で揚げる理由や、高温で先に揚げてはいけない理由、揚げる時の温度などご紹介してみました。

とんかつは二度揚げすると美味しくなりますが、先に高温で揚げてしまうと、衣がはがれる原因になるので、低温で先に揚げるのがポイントになります。

また、低温でとは言っても何度で揚げるべきなのかもポイントになるので、ぜひ温度も適温を押えて、外側サクサクの中はジューシーなとんかつを揚げてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!