
大公を大公殿下って呼ぶことも多いけど…
大公妃はなんて呼んだらいいのかな?

単に殿下って呼ぶこともあるらしいけど、確かに疑問よね。
今回は、大公殿下に対して大公妃は何と呼ぶのかなど、詳しく解説するわ!
大公を大公殿下と呼ぶ場合、大公妃は殿下と呼ぶみたいですが、王族のファミリーは呼び名がわかりづらいですよね。
今回は、大公殿下に対して大公妃は何と呼べばよいのかなど、王族の呼び名をご紹介します!
大公殿下に対する大公妃の呼び方は?

大公殿下と呼ぶ場合、大公妃の呼び方は「妃殿下(ひでんか)」と呼ぶケースが多いですが、厳密に言うと「妃殿下」と呼ぶ敬称はなく、もし敬称で呼ぶのなら、単に「殿下」が正しいです。
ただ、各国の慣習や習慣によって違う場合もあるので、以下に王族の呼び名を一覧でご紹介します。
日本にはあまりなじみがない呼び方かもしれませんが、1つの雑学として覚えてみてください。
王族の呼び名一覧
殿下など「下」が付く敬称の一覧は、このようになってます。
- 陛下(へいか)…皇帝・天皇
- 殿下(でんか)…皇太子以下皇族の敬称。
- 妃殿下(ひでんか)…王族、皇族の男性の配偶者。
- 閣下(かっか)…身分や地位の高い人への敬称。
- 猊下(げいか)…最高位の聖職者の敬称。(法王猊下など)
- 台下(だいか)…高位の聖職者の敬称。
- 聖下(せいか)…カトリック他のキリスト教系の高位聖職者の敬称。
- 邸下(ていか)…高麗・李氏朝鮮時代に用いられた王世子または王世孫に対する呼び名。
大公がいるのはルクセンブルク大公国のみ?

現存する大公国は、ルクセンブルク大公国のみと言われていますが、ルクセンブルク大公国(Grand Duchy of Luxembourg)は、ヨーロッパ中部に位置する国家です。
面積は約2,586km²、人口は約60万人ほどで、国土の約2/3は森林で覆われており、自然環境に恵まれた国としても知られています。
ルクセンブルク大公国は、フランスやドイツ、ベルギーなどに囲まれた小国で、ベネルクス三国(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)の一角を占める国でもあります。
EU(欧州連合)やNATO(北大西洋条約機構)にも加盟しており、国際連合やOECD(経済協力開発機構)などにも参加しており、大公国としても有名です。
また、ルクセンブルク市は、欧州連合の本部が置かれている都市のひとつでもあり、歴史も古いですが、中枢を担う国の一つと言ってもいいかもしれません。
ダイアナ妃殿下と呼ぶのは間違い?

日本が昔よく報道で「ダイアナ妃殿下」と言っていましたが、これは誤用で、正しくは「ダイアナ妃」となります。
というのも、英国王室では、殿下(His/Her Highness)は王族の称号に付与されるものなので、結婚によって王族になった場合に使用されるからです。
もし、離婚していなかった場合でも、ダイアナ妃殿下ではなく、皇太子妃だったことからも「皇太子妃殿下」「妃殿下」「ダイアナ殿下」のいずれかが正しい呼び方となります。
大公も大公妃も同じ殿下と呼ぶのが正しい まとめ
それでは、大公や大公妃の敬称や王族のそれぞれの呼び名などご紹介してみました。
大公殿下が存在する国は現在1か国のみですが、王族になると敬称が変わるのがややこしいですね。
ダイアナ妃も一時期「ダイアナ妃殿下」など誤った使い方がされていましたが、継承はややこしいので、覚えておくと便利かもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました!