牡蠣は一日に400リットルの海水を濾過?汚れた水の影響など解説! | トレトレの昨日の?を今日で解決!
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牡蠣は一日に400リットルの海水を濾過?汚れた水の影響など解説!

牡蠣の濾過能力がすごい理由と浄化措置 食に関する悩み事

二枚貝の牡蠣には、優れた浄化能力があるって話題になったよね。

一日に400リットルもの海水を濾過できるって本当かな?

浄化という言葉には語弊があるけど、濾過できるのは本当みたいよ?

今回は、牡蠣が海水を濾過できるのは本当なのかなど紹介するわ!

二枚貝の牡蠣には、優れた浄化能力があると一時期話題になりましたが、海水を濾過したら汚れがたまって食べられないんじゃないの?という不安もあると思います。

今回は、牡蠣が本当に海水を濾過できるのかや汚れについてご紹介します!

牡蠣は海水を濾過できるって本当?

二枚貝の牡蠣は、一日に200~400リットルもの海水を濾過していると言われており、1時間単位では24リットルと言うと驚異的な数字ですよね。

家庭用の浴槽(2人用)が250〜300リットルですから、一日に牡蠣1個で計算すると、毎日浴槽の水に当たる海水を取り込んで濾過していることになります。

ただ、その優れた浄化能力は、牡蠣は海水を濾過してプランクトンを餌にしているんですが、同時に汚水も濾過してしまうという欠点もあります。

水を濾過することでとりこんだ有毒物質の中でも、代謝できないもの(重金属や残留性有機汚染物質(POPs)など)は、体内の脂肪などに蓄積されていきます。

つまり、牡蠣を食べると、微量ではありますが、体内で濃縮したものをとりこんでしまうことになります。

汚い海では食べられないこともある?

牡蠣が汚れを蓄積して食べられないかと言えばそうではなく、多くは海水の水質に影響されると言われているんです。

たとえば、広島の牡蠣はプランクトンが豊富な海で育つので牡蠣の身が大きくなりますし、北海道の厚岸やサロマの牡蠣は、広島ほど大きくは育たないですが、海がきれいなので臭みなどが少ないと言われてます。

そうなると、海が汚い場所では、牡蠣も食用にならないケースがありますが、市販されている牡蠣は検査を受けて、一定基準以上の毒素がないと確認されたら出荷となります。

なので、基準に達しないと出荷停止になり、漁業関係者が漁を中止する場合もあるそうです。

ただ、検査を通った牡蠣が毒素ゼロとは限らないので、体内の免疫力が低下した方が食べると、牡蠣に当たる方もいます。

市販の牡蠣は浄化されている?

牡蠣は海水を濾過する一方で、汚れた海水も体内に取り込んでしまうため、お店によっても作業が違うかもしれないですが、浄化の措置を取ることが多いです。

牡蠣の浄化とは、紫外線やオゾン、薬剤などで滅菌した海水が循環している水槽で蓄養することで、雑菌や不純物などを牡蠣の体内から排出させる作業を指します。

たとえば、紫外線やオゾンによる浄化では、まず、殺菌灯を海水に1分間ほど照らし、海水を無菌状態にしたうえで、海水を水槽へパイプで送り込んで、その水をシャワー状に牡蠣に降り注ぐことで不純物などを排出させます。

浄化作業によって、約8~12時間で細菌や内臓の汚れが全て排出され、また同じ水槽で再び汚れを取り込まないように、汚水が水槽の底から流れ出るように工夫している水槽もあるみたいです。

薬剤で浄化する方法もある

塩素などの薬剤で殺菌する方法もあり、陸揚げ時に洗浄するケースや、出荷時の洗浄用に、塩素や次亜塩素系殺菌水などを使用している産地もあります。

水道水と同じ濃度の塩素を入れた殺菌水を使い、表面の泥や汚れを落とす方法ですが、出荷時に再度、塩素流海で表面を洗うケースもあり、汚れた海水で取れた牡蠣であっても、その後に浄化するので、市販の牡蠣で当たるケースは稀です。

もし牡蠣に当たった場合でも、食べた方の免疫力が低下しているケースが多く、健康な人が食べても大丈夫なので安心してください。

牡蠣の驚くべき濾過能力と浄化の関係 まとめ

それでは、牡蠣がどれくらいの海水を濾過しているのかや、汚れた海水で育った牡蠣は食べられるのか、牡蠣の浄化作業の内容などご紹介してみました。

牡蠣の海水濾過能力はすごいですが、汚れた海水で育ったとしても、浄化措置されていたり、基準に満たいものは捨てられていたりなど、市販の牡蠣はちゃんと措置が取られているので安心です。

もし、牡蠣にあたった場合は、多くが本人の免疫力低下によるものなので、汚れた海水を吸っているからではないことに注意してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!