スポンジケーキで失敗しないために！

こんにちは。トレトレです。
スポンジケーキ作りをしている時に、オーブンの中ではしっかりと膨らんでいたのに、型から外すと、側面が凹んでしまったという経験はありませんか？

これはかなり悲しい失敗なので、対処方法を覚えておくと便利です。
焼いた後にあることをするだけで、スポンジケーキの側面もしぼまなく＝凹むことなく作れるので、ぜひ参考にしてみてください！

ケーキの側面が凹む時の対処方法

画像引用元：みんなのカフェ

スポンジケーキは、ケーキ型に入れて焼きますが、焼いた後、どうやって冷ましていますか？
ケーキ型から外して、ただ、冷ませばよいと、私も思っていました。
ところが、ケーキの種類にもよるんですが、そのまま冷ますだけだと、側面が凹んでしまうんですよね。

そんな時に、ある情報サイトで質問したところ、パティシェさんから有力な情報をいただきました。
それが、ケーキを焼いた後にショックを加えるというものでした。

ケーキは、ケーキ型に入れて焼く時に、シートを敷いて焼きますよね？
どうもこのシートが邪魔をして、ケーキに余分な水分などがたまっちゃうらしいんです。

そこで、対処法として教えてもらったのが、ケーキが焼けたら、型から外す前に、20cmほど上から一度ドンと落としてショックを加えると言う方法でした。

正直やってみて、落としてショックを与えたら、ケーキがシートから外れてしまい、失敗だったかな？と思いました。
ところが、その後室温で冷ましていても、ケーキの側面が凹まないようになったんですね！

ケーキの側面が凹むと気持ちも凹む

ケーキの側面が凹んでしまうと、ショートケーキにする時にも、まず包丁で切りにくいですし、見た目も悪くなります。
なので、スポンジ生地をケーキ型で焼いた時、もっと言えば、丸型で焼いた時には、焼いたすぐ後に落としてショックを加えることで、凹まなくなります。

わかってみれば、非常に簡単なことなんですが、これを知らないと、延々と失敗を繰り返すことになるので、ぜひ覚えておいてください。

特にシフォン生地のケーキなどは、凹みやすいので、この方法を使えばばっちりです！
スポンジケーキを焼いた時に、側面が凹むと言う時には、ぜひこの対処法を使ってみてくださいね。

なぜショックを与えると凹まないの？

スポンジケーキの作り方を失敗していなくても、焼き時間があっていても、時には側面が凹むことがあります。

そこで、落としてショックを与えると書きましたが、そもそもなぜショックを与えると凹まなくなるのかと言えば、ちゃんとした理由がありました。

それは、落としてショックを与えることで、まず温かい空気を外に逃がすことができ、冷たい外気を取り込むことができます。
すると、側面や表面がしぼまなく＝凹まなくなるんですね。

ケーキ生地には、水分が多い方が美味しいケーキが出来ますが、その水分や熱気が邪魔をして失敗することもあり、その対処法として、ケーキ型から外す前に、ドンと一度落としてやることで、側面も表面も凹まなくなります。

ショックを与えても凹む場合は？

画像引用元：Cotta

もし上記の方法を使っても、側面が凹んでしまうと言う時は、卵を泡立て過ぎたか、もしくは焼く時の温度が足りなかったかの2種類が考えられます。

卵はしっかりと泡立てる必要がありますが、ぼそぼそになるまで泡立ててしまうと、泡立ちが悪くなり、生地を支える力が弱まります。
なので、もしハンドミキサーを使って卵を泡立てているなら、最後は低速に落とすか、手動に切り替えて、泡立ちを整えましょう。

もし焼く時の温度が足りなかった場合は、温度を10度ほど上げるか、もしくは焼き時間を5分程長くするという対処法があります。

「> <」の形に凹むのは、専門用語で「腰折れ」という状態になります。
バターの温度や卵の温度なども関係してきますので、もし側面が凹んだ場合は、温度や泡立て方など探ってみてください。

スポンジケーキを作るならショック療法で！

それでは、スポンジケーキを焼いた後に、側面が凹んでしまう場合の対処法をご紹介してみました。
もし同じ悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ショックを与えて、凹むのを防いでみてください。

ただ、凹む原因は他にもあるので、もしかしたら、生地作りやオーブンで焼いている時の失敗の可能性もあるので、まずは、原因がどこにあるかを知ることが大切です。

美味しいケーキを焼きたいなら、ぜひケーキにもショック療法で対処しましょう！