セント・パトリックス・デーは、毎年固定だけど…
そもそも何でお祝いしたらいいのかな?
緑に関するものなら何でもいいらしいわね。
今回は、セント・パトリックス・デーとはどんなお祭りなのかについて詳細を紹介するわね!
日本ではなじみが薄いですが、セント・パトリックス・デーは、緑で溢れるお祭りです。
でも、なぜ緑なのか疑問に思ったことはありませんか?
今回は、セント・パトリックス・デーが生まれた由来やどんなお祭りなのかなどご紹介します!
セント・パトリックス・デーは命日?
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毎年3月17日に開催される「セント・パトリックス・デー(Saint Patrick’s Day)」は、そもそもが聖パトリックの命日を祝う日です。
聖パトリックは、アイルランドに初めてキリスト教を伝えた人物で、アイルランドに365個もの教会を建てたというから驚きですよね。
ちなみに、聖パトリックは波乱万丈な人生を歩んでいて、16歳の頃に海賊にアイルランドに売られて奴隷として売られた過去もあります。
その後、何とか脱走した聖パトリックは、神学を学び、再びアイルランドに戻り、キリストを布教した人物です。
海外にセント・パトリックス・デーが広まったのは、アイルランドの政府の施策ではありますが、日本でいうフランシスコ・ザビエルに当たるのが聖パトリックというわけなんです。
セント・パトリックス・デーはなぜ緑なの?
セント・パトリックス・デーといえば、ビールも緑、服も緑、とにかく緑尽くしですが、なぜ緑なんでしょう?
セント・パトリックス・デーで緑に扮装する理由は、一説では、アイルランドの自然が美しい緑であることに由来していると言われます。
アイルランドは「エメラルド色の島」とも呼ばれていて、国のシンボルカラーが緑なんですね。
ただ、緑に色を付けているからと言って健康被害はなく、着色に使われるのはフルオレセインという無害の色素なので問題はありません。
日本でもよく入浴剤に使われる色素で、サスペンス映画などでは事件現場の血痕探索で使うシーンもあります。
もっとも血痕探索では、緑ではなく赤色のフルオレセインを使います。
三つ葉のシャムロックである理由
セント・パトリックス・デーでは、三つ葉のクローバーに似た「三つ葉のシャムロック」も度々登場します。
理由は、アイルランドの国花がシャムロックだからです。
ここでも聖パトリックが出てきますが、彼が布教をする際に「シャムロックの葉が3つに分かれているのは「三位一体(神・神の子・精霊)」を表しているのだ」などと言ったことから始まったともされています。
なので、アイルランドでは、セント・パトリックス・デーになると家の中にシャムロックを飾る風習もあるそうです。
緑の衣装の秘密
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セント・パトリックス・デーのパレードでは、全身が緑色で、大きな帽子(茶色やオレンジ)、ヒゲの扮装をしている人が多いです。
なぜこの衣装になったかといえば、アイルランドに伝わるレプラコーンと呼ばれる妖精の格好を真似しているからなんです。
レプラコーンを捕まえると、金貨がもらえるなんて話もあり、映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」でもマスコットとして登場しているので、ご存じの方も多いかもしれません。
セント・パトリックス・デーにはコーンビーフを食べる?
セント・パトリックス・デーには、なぜかコーンビーフを食べるそうです。
緑に関係ないじゃん!と思われるかもしれませんが、アイルランドのコーンビーフは日本のものとは少し違います。
塩辛い調味液にスパイスと共に漬けこんだ肉を使うので、そこは日本のコーンビーフとも似ています。
肉が柔らかくなるようにと、スロークッカーで長時間煮込むことも多々あるそうで、なかなかに手の込んだ料理なんですね。
もし緑色にしたいなら、やっぱり葉物野菜を増やすのかな?と思ったりもしますが、緑色のビールなどはありますが、コーンビーフを食べるのがアイルランド風みたいです。
ちなみに、緑色のビールは楽天でも売ってますので、ぜひ、セント・パトリックス・デーの3月17日に自宅で飲んでお祭りを楽しんでみてください。
こちら抹茶の入ったビールなので、ちゃんと緑色をしています。
Saint Patrick’s Dayは緑で祝おう! まとめ
それでは、セント・パトリックス・デーとはどんなお祭りで、どんな由来があり、なぜ緑なのかなどご紹介してみました。
セント・パトリックス・デーは、聖パトリックの命日なので、その時にアイルランドのシンボルカラーでお祝いをするお祭りです。
コロナ渦でパレードなどは中止となった2022年ですが、家の中でもお祝いはできますので、ぜひ当日は家の中に三つ葉のクローバーを飾ったり、緑のビールを飲んだりなど、アイルランドのお祭りを楽しんでみてください。