
柿って生でも美味しいし、ゼリーにしても美味しいよね。
でも、聞いた話だと、炒めても美味しいって本当?

それが、炒めるのもアリらしいのよ。
今回は、柿の意外な食べ方など紹介するわ!
秋になるとスーパーに並ぶ鮮やかなオレンジ色の果実「柿」は、そのまま食べてもおいしいですが、実は“ひと工夫”することで栄養価が大幅にアップすることをご存じですか?
今回は、「炒めるだけで栄養効果が上がる」驚きの食べ方や、ビタミン吸収を高める食べ合わせのコツをご紹介します!
秋の味覚・柿の日とは?

10月26日は「柿の日」です。
これは、俳人・正岡子規が奈良で詠んだ「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の句にちなんで、全国果樹研究連合会が2005年に制定しました。
見た目以上に豊富な栄養素を持ち、食べ方次第でその効果をさらに高めることができます。
柿に含まれる驚きの栄養成分
昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」といわれるほど、柿には健康を支える成分が多く含まれています。
代表的な栄養素は以下の通りです。
- ビタミンC:免疫力アップや美肌効果に欠かせない栄養素。
- βカロテン:皮膚や粘膜の健康維持に役立つ。
- ポリフェノール・タンニン:抗酸化作用で老化や生活習慣病の予防に期待。
- カリウム:塩分を体外に排出し、むくみの改善をサポート。
- 食物繊維:腸内環境を整え、便秘予防にも効果的。
このように柿は“天然のマルチビタミン”ともいえる果物なのです。
食べ過ぎ注意?柿の適量と注意点

栄養豊富な柿ですが、食べ過ぎには注意が必要です。
柿に含まれるタンニンは、摂りすぎると胃の不快感や便秘の原因になることがあります。
柿の栄養を逃さない洗い方
市販の柿は流通の過程で防腐剤が使われることもありますが、皮をむいて食べる場合は軽く水洗いする程度で十分です。
ただし、家庭菜園やいただき物など、土やホコリが付いている場合はやさしく洗って清潔にしましょう。
管理栄養士がすすめる“栄養を引き出す食べ方”
柿はそのまま食べるだけでなく、組み合わせ方や調理法によって栄養吸収を高めることができます。
ビタミン吸収率を高める組み合わせ
柿に含まれるビタミンCやβカロテンは、ビタミンEと一緒に摂ることで抗酸化作用がさらにアップ。
おすすめの組み合わせは以下の通りです。
- 柿 × ナッツ(アーモンド・くるみ)
- 柿 × ごま
- 柿 × オリーブオイル
例えば、「柿と大根のサラダ」にごまをふりかけるだけで、栄養価がグッと上がります。
ビタミンEを含む食材と組み合わせることで、美肌効果やアンチエイジングにも期待できます。
加熱調理で得られる新たな栄養素
「柿を炒める」というと意外に感じるかもしれませんが、実は加熱によって新たな栄養素が引き出されるのです。
加熱すると、柿の中に含まれるアミノ酸の一種「GABA(ギャバ)」や「シトルリン」が活性化します。
- GABA:ストレス軽減・血圧降下作用があるといわれる。
- シトルリン:血流を改善し、冷えやむくみの解消をサポート。
硬めの柿や甘みの少ない柿は、炒めることで食べやすくなり、同時に栄養価も高まる一石二鳥の調理法です。
甘くない柿をおいしく食べるアレンジレシピ
「もらった柿が固くて甘くない…」というときこそ、加熱調理の出番です。
簡単にできるアレンジを紹介します。
- 柿と豚肉の炒め物:オリーブオイルで炒めるだけで、甘じょっぱい絶妙な味わいに。
- 柿とチーズのグリル:柿の自然な甘みとチーズの塩気がマッチ。ワインにも合う一品。
- 柿とナッツのヨーグルトサラダ:朝食にもおすすめの栄養満点メニュー。
これらの調理法なら、ビタミン・ミネラル・GABAなどをバランスよく摂ることができます。
まとめ:柿を上手に食べて秋の健康習慣に
秋が深まるこの季節、旬の柿を上手に取り入れることで、体の内側から元気をサポートできます。
そのまま食べるのはもちろん、炒める・和える・焼くなどひと工夫するだけで、栄養効果はさらにアップ。
1日1個の柿を習慣にして、季節の変わり目も健康的に過ごしましょう。
💡ポイントまとめ
- 柿は「ビタミンC」「βカロテン」「ポリフェノール」など抗酸化成分が豊富
- 食べ過ぎはNG。1日1〜2個が適量
- ビタミンEと一緒に摂ると効果アップ
- 加熱調理でGABA・シトルリンが増加
- 固い柿や甘みの少ない柿は炒めておいしく活用
最後までお読みいただきありがとうございました!


