6月3日は世界自転車デーだね!
自転車は免許がいらないから、子供も乗れて便利だよね。
確かにそうね!自転車だと歩きの半分の時間で済むし。
今回は、6月3日が世界自転車デーになった由来など紹介するわ!
2018年4月に国連総会で制定された国際デーで、英語では「World Bicycle Day」と呼ばれます。
今回は、6月3日が世界自転車デーになった由来などご紹介します!
6月3日は世界自転車デー
この記念日は、アメリカの社会学教授レシェク・シビルスキー(Leszek Sibilski)の草の根運動から始まり、トルクメニスタンを含む56ヵ国の支持を得て国連総会で採択されました。
自転車の利用は創造性や社会性を促進し、地域環境への意識を高めます。
また、自転車は持続可能な消費と生産を推進し、環境保護にも貢献するため、この国際デーが制定されました。
ロゴマークやハッシュタグ「#June3WorldBicycleDay」が使用されています。
世界自転車デー制定の背景と目的
この記念日は「自転車の普及と利用促進を通じて人々の健康と運動能力を向上させる」という目的があります。
自転車の歴史は1800年代に遡り、移動手段やスポーツの道具として活躍してきました。
誰でも扱いやすく、健康維持にも役立つため、そのメリットを広めることが狙いです。
環境問題との関わり
自転車は教育、健康、スポーツの面で多くの利点があります。
さらに、自転車はエコな乗り物として二酸化炭素を排出しないため、環境に優しい交通手段として再評価されています。
また、日本では5月5日が「自転車の日」、5月22日が「サイクリングの日」として自転車に関連する記念日が設けられています。
北欧の自転車競技事情
2022年、世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」で個人総合優勝を飾ったのは、デンマーク出身のオールラウンダー、ヨナス・ヴィンゲゴー選手(ユンボ・ヴィスマ)でした。
デンマーク人選手のツール制覇は26年ぶり2度目の快挙です。
また、オーストラリアで開催された「ロード世界選手権2022」では、ノルウェー出身のトビアス・フォス選手(ユンボ・ヴィスマ)が男子エリート個人タイムトライアルで、ソーレン・ヴァーレンショルト選手(Uno-X)が男子U23個人タイムトライアルでそれぞれトップタイムを記録し、2枚の「アルカンシェル」を獲得しました。
このように、近年ロードレース界において北欧選手の活躍が目立っています。
以下にデンマークとノルウェーの人口やプロ選手の数などを示します。
- 人口
- デンマーク:約590万人
- ノルウェー:約540万人
- ※参考:東京都1400万人、神奈川県920万人、千葉県620万人、兵庫県540万人
- UCIワールドツアー所属選手数
- デンマーク:27名
- ノルウェー:10名
- UCIプロチーム所属選手数
- デンマーク:8名
- ノルウェー:26名
- UCIチーム数
- デンマーク:UCIコンチネンタルチーム=4チーム
- ノルウェー:Uno-X(UCIプロチーム)/UCIコンチネンタルチーム=2チーム
- UCIレース数
- UCIワールドツアー:デンマーク0、ノルウェー0
- UCIプロシリーズ:デンマーク1、ノルウェー2
- UCIヨーロッパツアー:デンマーク2、ノルウェー4
データを見ると、両国の人口やプロ選手数はそれほど多くありません。
ノルウェーには「Uno-X」というUCIプロチームがありますが、デンマークには存在しません。
また、UCIワールドツアーのレースも開催されておらず、プロシリーズも合わせて3レース、ヨーロッパツアーも6レースにとどまっています。
北欧の選手が活躍している理由
なぜ北欧の選手たちがこれほど活躍しているのでしょうか?
理由として考えられるのは「コンパクトかつ効率的な取捨選択」です。
チーム運営やレース運営にかかるリソースを絞り、ナショナルチームを中心に才能ある若手選手を見つけて育成し、トップチームへと引き上げる戦略に特化しています。
また、若年層の強化もロードレース以外の種目で行い、最先端のトレーニング方法を導入することで、選手を育成しています。
さらに、そのノウハウを自国の指導者や若者にフィードバックすることで、選手の育成環境を整えています。
デンマークとノルウェーの人口は日本の千葉県や兵庫県とほぼ同じです。
確率論的には、日本の一地域に絞って選手の発掘と育成に力を入れれば、同様の成果を挙げられる可能性があります。
記念日には自転車でお出かけしよう! まとめ
それでは、6月3日が世界自転車デーになった由来やツール・ド・フランスの現状などご紹介してみました。
2024年現在自転車には免許がいらないため、子供も練習している姿を良く見かけます。
交通法の改正により、自転車は車道を走ることになりましたが、車の一種と考えて、安全運転を心がけましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!