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5月21日は国際お茶の日!意味や由来など解説!今日は何の日?

5月21日は国際お茶の日 5月

5月21日は国際お茶の日だね!

緑茶か紅茶か、悩むところだよ…

気分転換にもお茶は素敵よね。

今回は、5月21日が国際お茶の日になった由来など紹介するわ!

2019年末、国連は5月21日を「国際お茶の日」に制定しました。

同年末、ユネスコの人類無形文化遺産の代表リストに「中国の伝統的製茶技術とその関連習俗」が登録され、蘇州洞庭碧螺春、南京雨花茶、そして揚州富春茶菓子の製作技術がリストアップされました。

国際お茶の日の背景

5月21日は「International Tea Day」として知られています。

この記念日は2005年から始まり、2019年12月に国連によって公式に制定されました。

日本では「今日は〇〇の日」といった消費を促すプロモーションが多い中で、この「国際お茶の日」はあまり取り上げられていないようです。

しかし、国連の制定には、お茶の文化に焦点を当て、生産国やその生産者を取り巻く環境や問題に注目し、みんなで考え取り組むという意思が込められています。

ケニアのお茶の日

ケニアでは、農業大臣や紅茶関係団体のトップが祝辞を述べるページがネット上に掲載されていました。

ケニアは世界トップクラスの紅茶生産・輸出国で、外貨獲得の26%が紅茶の輸出によるものであり、国の発展に大いに貢献しています。

ケニアの紅茶の60%以上は小規模農家によって生産されており、その数は600,000軒以上、紅茶産業に直接的・間接的に関わる人々は500万人以上にのぼります。

KTDAのメッセージ

ケニア紅茶開発社(KTDA)は、新型〇ロナウイルスの世界的大流行の中でも、政府が紅茶を「重要な品目」として位置づけ、生産活動が続けられていると述べています。

農家や製茶工場スタッフなど、紅茶産業に携わるすべての人々の安全を確保しつつ、最高品質の紅茶を提供し続けることを保証しています。

そして、政府主導の〇ロナ対策を守りながら、お気に入りの一杯の紅茶を楽しむことを呼びかけています。

文化・観光交流とシルクロード協力の促進

2023年には、駐ネパール中国大使やネパール文化・観光・民間航空部部長が出席し、中国のお茶がシルクロードを通じて世界中に広がり、各国の文化に融合してきたことを強調しました。

駐フィジー中国大使やフィジー総理弁公室の代表も参加し、雨花茶を試飲し南京の切り絵を体験しました。

小さな茶葉には文明間の包容力、コミュニケーション、相互学習という素晴らしい精神が宿っており、中国と世界の茶文化の発展が文明の多様性と豊かさをもたらすことを示しています。

中国発祥の茶文化と日本への伝来

お茶の文化は中国に起源を持ち、紀元前2700年頃に神農が薬としてお茶を発見したことが始まりとされています。

日本にお茶が伝わったのは、飛鳥時代に遣唐使が中国から持ち帰ったことからです。

奈良時代

奈良時代には、唐の陸羽が世界最古のお茶の本「茶経」を執筆しました。

この書物には、茶の起源、栽培方法、製法、飲み方、効能などが詳しく記されています。

平安時代

平安時代には、天台宗の開祖である最澄が遣唐使として渡った中国からお茶の種子を持ち帰り、比叡山のふもとに植えたとされています。

また、日本国内での喫茶やお茶の栽培に関する最初の記録は『日本後記』にあり、大僧都の永忠が嵯峨天皇に茶を煎じて奉ったという記述が残っています。

鎌倉時代

鎌倉時代には、日本のお茶の歴史を大きく変えた人物、栄西が登場します。

栄西は中国からお茶の種を持ち帰り、栽培と喫茶を広めました。

高山寺には、日本で初めて茶が作られた場所として「日本最古の茶園」碑が立っています。

また、栄西は日本で初めてのお茶の本「喫茶養生記」を著し、お茶の種類や薬効、飲用方法を記録しました。

この頃から、お茶は貴族や上流武士の間で広まり始めました。

南北朝時代

南北朝時代には、下級武士や庶民にもお茶が広がりました。

儀礼としてのお茶会が開かれる一方で、庶民の間では「闘茶」が大流行しました。

室町時代

室町時代には、三代将軍足利義満が宇治に七つの茶園「宇治七名園」を開かせ、宇治茶が有名になりました。

お茶の広まりとともに、禅の精神と結びついた「侘び茶」が生まれ、千利休によって発展し、茶道が完成しました。

江戸時代

江戸時代には、宇治茶の幕府への献上が恒例行事となり、京都から江戸へお茶壺を運ぶ「お茶壺道中」が行われました。

また、宇治田原の永谷宗円が宇治煎茶の優品を作り出し、玉露も作られるようになりました。

近代

近代になると、ペリーの来航により日本は開国し、お茶の輸出が始まりました。

品種改良や製法が進化し、生産量が増加しました。

現在でも、お茶は缶やペットボトルから茶道まで幅広く親しまれています。

闘茶:人々を魅了したお茶のゲーム

鎌倉時代、中国からお茶を使った遊び「闘茶」が伝わりました。

当時、京都で栽培されたお茶を「本茶」、それ以外を「非茶」と呼び、味や香りで区別する遊びが流行しました。

この遊びは武士や庶民の間で大流行し、次第にギャンブル性を帯び、幕府から禁令が出されるほどでした。

現代では「茶香服」として各名産地でイベントが開催され、複数人で集まって香りや味を楽しむゲームとして親しまれています。

闘茶を記念日に楽しむのもアリ! まとめ

紅茶を飲むひとときは、生産現場の努力に思いを馳せる大切な時間です。

5月21日の「国際お茶の日」に限らず、いつでもティータイムを楽しむという心構えで、これからも「ケニア山の紅茶」をたくさん楽しんでくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました!