民間の救急車両には道を譲るべき?対処法や進路妨害の罰則など | トレトレの昨日の?を今日で解決!
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民間の救急車両には道を譲るべき?対処法や進路妨害の罰則など

民間の救急車両には道を譲るべき? 車関係

公共の救急車両は道を譲るのは当たり前だけど…。

民間の車両にも道を譲るべきなのかな?

民間でも緊急には違いないわ。

今回は、民間の救急車両への対処法や罰則など紹介するわね!

一般的に思い浮かべる緊急車両としては、救急車、消防車、パトカーが挙げられますが、他にも見慣れない車両が走行していることがあります。

実は、緊急車両は公共のものだけではありません。

民間にも存在する緊急車両

公共の緊急車両には、パトカー、救急車、消防車のほか、自衛隊の車両や道路管理者のパトロールカーなどが含まれます。

これらに加えて、電力会社、ガス会社、水道会社などの車両も緊急車両に分類されます。

漏電、停電、ガス漏れ、水漏れなどの緊急事態に対応するため、これらの車両はサイレンを鳴らして急行することが認められています。

また、JR各社も緊急車両を保有しており、鉄道関連のトラブルや事故が発生した際に迅速に対応できるようになっています。

交通機関においては、道路管理車両やJAF(日本自動車連盟)の車両も緊急車両として機能します。

優先通行権を持つ緊急車両

公共・民間問わず、緊急車両には「優先通行権」があります。

そのため、一般車両は、赤色灯を点灯させてサイレンを鳴らしている緊急車両が接近してきた場合、進路を譲る義務があります。

これを怠ると、「緊急車妨害等違反」として違反点数や反則金が科されることになります。

黄色や青色の回転灯を装備した車両もありますが、これらは主に道路維持や防犯パトロール用であり、緊急車両とは異なります。

緊急自動車の概要

緊急自動車とは、緊急事態に対応するために特別な許可を受けて運行される車両です。

これらの車両は、迅速に業務を遂行するために特定の道路交通法規制の免除を受けることができます。

警光灯を点灯している場合に限り、他の車両は進路を譲る義務があります。

主な緊急自動車の種類

身近な緊急車両としては、救急車、消防車、パトカーなどがあります。

これらは公共の緊急車両に分類されますが、民間にも緊急車両が存在します。

これらの車両は用途に応じて警光灯の色や車体のデザインが規定されています。

緊急車両として認められるのは、赤色の警光灯を装備した車両です。

黄色の警光灯をつけた道路維持車両や、青色の防犯パトロール車、緑色の輸送車両は緊急車両に含まれません。

公共の緊急自動車

  • 消防車両
  • 警察車両
  • 自衛隊車両
  • 高速道路会社のパトロールカー

民間の緊急自動車

  • 電力会社、ガス会社、水道会社の応急作業車
  • JAFのロードサービスカー
  • 日本赤十字社などの臓器運搬車
  • 医師派遣用ドクターカー

緊急車両に関する法的特例

緊急車両がどのような状況で特例が適用されるかについて、代表的な規定を説明します。

右側通行の特例

通常、一般車両は左側通行が義務付けられていますが、緊急車両は追い越しや道路の中央から右側にはみ出しての走行が許可されています。

停止義務の免除

緊急車両は、赤信号や一時停止の標識がある場所でも、停止義務が免除されます。

ただし、他の車両や歩行者に注意しながら徐行することが求められています。

横断歩道での減速義務の免除

横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいる場合、一般車両は減速または停止しなければなりませんが、緊急車両にはこの義務が免除されます。

最高速度の緩和

一般車両の最高速度は道路標識などで定められていますが、緊急車両は最高速度が一般道路で80km/h、高速道路で100km/hに緩和されています。

緊急車両が接近してきたときの対処法

一般車両(軽車両を含む)は、緊急車両が接近してきたら、左側に寄って一時停止し、進路を譲る必要があります。

場合によっては、右側に寄ることも認められています。

交差点での対処

緊急車両が交差点に進入する前には、一般車両は交差点に入ってはいけません。

交差点を通行中の緊急車両があれば、交差点を出た場所で左に寄って一時停止しましょう。

高速道路での対処

高速道路で緊急車両が接近してきた場合、停止せずに車線変更をして右側車線を開放します。

混雑状況に応じて、緊急車両が車線間をまたいで走行したり、路肩を走行することもあります。

どの状況でも、緊急車両の通行を妨げないようにすることが重要です。

緊急車両から指示があれば、その指示に従いましょう。

緊急車両への進路妨害の罰則

緊急車両の通行を妨害すると交通違反となり罰せられます。

ただし、道路状況により進路を譲れない場合は違反にはなりません。

明確な妨害行為が確認された場合に限り、一般道路では「緊急車妨害等」、高速道路では「本線車道緊急車妨害」の罰則が適用されます。

緊急車両と事故を起こした場合

緊急車両と事故を起こした場合、過失責任は一般車両の方が大きくなる傾向があります。

特に交差点での事故では、緊急車両が赤信号で徐行して進入し、一般車両が青信号で進入した場合、一般車両の過失割合が高くなります。

緊急車両が先に交差点に入っていた場合や、見通しの良い交差点では、一般車両が全ての過失を負うこともあります。

また、直線道路で緊急車両が対向車線にはみ出して走行し、一般車両と正面衝突した場合でも、一般車両の過失が認められることがあります。

民間の緊急車両にも道を譲ろう! まとめ

これらの緊急自動車は、緊急事態に迅速に対応するために設計されており、特定の法的特権を持っています。

したがって、道路でこれらの車両を見かけた場合は、速やかに進路を譲ることが求められます。

最後までお読みいただきありがとうございました!