暗い場所で物が見えないのを鳥目って言うよね?
これって、何が原因で対策はあるのかな?
先天的なものだと治療は難しいらしいわ。
今回は、鳥目になる原因や対策など紹介するわね!
明るい場所から暗い室内に入ると、最初は見えにくくても徐々に目が慣れて周囲が見えるようになりますが、暗い場所でも物が見えない「鳥目」の症状が現れることもあります。
「鳥目」という言葉は、多くの鳥が夜に物を見づらいことから来ています。
鳥目の症状について
鳥目は医学的には「夜盲症」と呼ばれ、暗い場所に目が適応できずに物が見えなくなる症状が特徴です。
暗闇に適応する「暗順応」が上手く機能しないため、時間がたっても見えないままになるそうです。
鳥目の原因と改善方法
鳥目の原因は先天性と後天性の2つに分けられます。
先天性夜盲症は遺伝子の異常が原因で発症し、網膜色素変性症が代表的な疾患です。
進行が遅いケースもありますが、個人差があり、遺伝子の違いや症状の進行度によってさまざまです。
一方、後天性夜盲症はビタミンAの欠乏や目の炎症、外傷が原因で発症することがあり、ビタミンA不足の場合はサプリなどで栄養を補うことで改善する場合もあります。
鳥目を防ぐ方法はあるのでしょうか?
先天性の夜盲症は、遺伝などが原因である場合もあり、対策が難しいことがあります。
ただし、後天性の夜盲症に対しては、バランスの取れた食事が効果的です。
ビタミンAを多く含むレバーなどを食べたり、日常で十分な量を摂れない場合はサプリメントで補うことも良いでしょう。
消化器系の疾患などによりビタミンAが不足しやすい人もいます。
これらの細胞からの情報で脳が視覚を処理します。
急に非常に明るい場所に入ると視細胞の情報処理が追いつかなくなりますが、正常に機能していれば徐々に見えるようになります。
鳥目(夜盲症)の治療法はあるのでしょうか?
現時点では、先天性夜盲症に対する治療法は確立されていません。
網膜色素変性症に対しては、進行を遅らせるための治療や合併症の治療が行われます。
また、まぶしさを和らげる遮光メガネを使い、光刺激から網膜を保護することも重要です。
後天性夜盲症の場合は、原因となる疾患を治療します。
ビタミンA不足の場合は、ビタミンAを補給します。
眼鏡型ウェアラブルデバイスとは
最近では、夜盲症の方向けの眼鏡型ウェアラブルデバイス(暗所視支援眼鏡)も開発されています。
MW10は、暗い場所や夜間に視界が悪くて困っている方々に、より明るい視界を提供するために開発された眼鏡型の電子デバイスです。
このデバイスは、目の高さ中央に配置された高感度カメラで暗所のわずかな光を増幅し、その映像をリアルタイムでディスプレイに映し出します。
これにより、暗い場所でも明るく鮮明な視界を得ることができます。
糖尿病や消化器疾患が原因の場合
原因によりますが、夜盲症に対する根本的な治療法はまだ確立されていません。
糖尿病や消化器疾患が原因の場合は、まず内科や消化器科との連携が重要で、原因となる疾患の治療が優先されます。
一方、遺伝的な要因が関わる先天性夜盲症の場合、治療法はなく、まぶしさを避けるために特殊な遮光レンズの眼鏡を使用して対応することが一般的です。
鳥目の原因は先天的なものもある? まとめ
鳥目には先天的なものと後天的なものがあります。
「暗い場所でよくつまずく」や「ほとんど前が見えない」といった症状がある場合は、眼科の診察を受けることをおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました!