手がかりと足がかりってどう違うんだろう?
良く刑事ドラマとかで見かけるんだけど…
確かに似てるから間違いやすいわよね。
今回は、手がかりと足がかりの意味や使いかたの違いなど紹介するわね!
刑事ドラマなどで度々見かける「手がかり」と「足がかり」ですが、どこが違うんだろう?と疑問に思ったことはありませんか?
今回は、手がかりと足がかりの意味や違いなどご紹介します!
手がかりと足がかりの意味の違い
まず、手がかりと足がかりのそれぞれの意味を見ていきます。
手がかりの意味と使いかた
手がかりの意味は「問題や事件などの解決のヒント」です。
なんらかの事態の「解決」を目的とする場合に使うことが多く、漢字からも連想できますが、登る際にまず「手にとった」部分を指す、いわば鍵のような言葉でもあります。
つまり、手がかりは、物事を進めていく糸口やきっかけを指す言葉で、使いかたは以下のようなものがあります。
- 犯人を特定する手がかりがなく、捜査が難航する。
- 昔の記憶を手がかりにして、なんとか犯人の家を見つけた。
などのように使うので、手がかりは解決のヒントと考えるとわかりやすいかもしれません。
足がかりの意味と使いかた
足がかりの意味は「何かを行なうときの拠点」です。
なんらかの「目標への到達」を目的とした踏み台のような意味を持ちます。
つまり、足がかりは「最初に足場として足を置いた部分」を指すので、使い方は以下のようになります。
- 某社で働きたいが、何の足がかりもなく、アプローチが難しい。
-
学生時代のアルバイトを足がかりとして、飲食業で仕事をするようになった。
などのように使うので、物事へのとっかかりとなる拠点と考えるとわかりやすいかもしれません。
手がかりの類義語はある?
手がかりと足がかりの意味がわかったら、次に手がかりの類義語をみていきましょう。
手がかりの類義語には「ヒント」や「糸口」などがあるので、以下に詳しくご紹介します。
類義語①ヒント
手がかりの類義語には「ヒント」がありますが、意味は「問題を解く手がかり」です。
ヒントには手がかりの意味があり、たとえば「問題が解けないので、ヒントをください。」などのように使います。
問題を解く時の手がかりの意味で使うので、ヒントを日本語でいうなら「手がかり」と説明すると良いかもしれません。
類義語②糸口
糸口の意味は「物事の始まりとなるきっかけ」や「真相解明の手がかり」などの意味があります。
つまり、よくドラマなどで「問題解決の糸口が見えた」などと使う場合には、問題解決の手がかりが見つかったとも言い換えられるんですね。
意味もニュアンスもほぼ同じですが、手がかりと比べると、より問題解決の可能性が高い場合に使われます。
足がかりの類義語はある?
次に、足がかりの類義語を見ていきましょう。
足がかりの類義語には「足場」や「きっかけ」「踏み台」などがあるので、以下に詳しくご紹介します。
類義語①足場
足場と言う言葉には「歩く場所」「足を踏みたてる場所」「物事を始めるときの土台、拠点、きっかけ」などの意味があります。
「足場を築く」「足場を得る」「足場とする」など、使いかたも足がかりとよく似ています。
ただ、ニュアンスに若干違いがあり、足がかりが「きっかけ」の意味合いが強く出るのに対し、足場は「よりどころ」や「基盤」の意味が強いです。
類義語②きっかけ
きっかけの意味は「物事を始める時の糸口」です。
足がかりにも「糸口やきっかけ」の意味があるので、両者はかなり似ています。
なので、物事が起こるきっかけや動機を指す、契機の方により似ている言葉です。
類義語③踏み台
踏み台の意味は「高い所の物を取る足場」や「目的を達成するために利用する」などがあります。
登るための足場と言う点では、足がかりともニュアンスが似ていますが、踏み台の方は「利用する」との意味合いが強いです。
使いかたによって、ポジティブな意味にもネガティブな意味にもなる言葉なので、使い道を間違えないようにしてくださいね。^^
手がかりも足がかりも解決のヒントになる? まとめ
それでは、手がかりと足がかりの意味や違い、それぞれの類義語をご紹介してみました。
どちらも解決の糸口やヒントになる点は同じですが、手がかりはヒントの意味合いが強く、足がかりは拠点の意味合いが強いので、使いかたを間違えないようにしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!