
良く食べ物を見たとき「旨そう」っていう人と「美味そう」っていう人がいるよね。
でも、これってどっちが正しいのかな?

どっちかというと、上品そうなイメージがあるのが美味そうよね。
今回は、旨そうと美味そうのどっちが正しいのかなど紹介するわ!
食べ物を見たときに「旨そう」という人と「美味そう」という人がいますが、どちらかというと、美味そうの方が上品な感じがしますよね。
今回は、旨そうと美味そうの違いなどご紹介します!
旨そうと美味そうはどっちが正しいの?

まず、旨そうと美味そうはどちらも同じ「うまそう」と読みますが、このうち旨そうは「古語」で、美味そうと比べても、どちらが正しいということはありません。
昔女の子が「旨そう」という言葉を使うと「下品な言葉遣いをするんじゃない!」と叱られることも多かったですが、その意味では性別の差もあるかもしれません。
なので、どちらも正しいですが、使い方によって微妙に違いがあるので見ていきましょう。
旨いの使い方と違い
旨いですが、こちらには実は3種類の意味があり「味がよい」「じょうず」「都合がよい」などです。
まず「味がよい」を見ていくと、こちらはそのまま食べ物の味がおいしいことですから、意味は美味いと同じです。
次に「じょうず」を見ていくと、「歌が旨い」や「野球が旨い」のように使い、「上手い」や「巧い」と同じような意味になります。
美味いの使い方と違い
旨いには3種類の意味がありましたが、美味いの場合は「味がよい」の意味だけです。
なので、旨いのように「じょうず」や「都合がよい」などの意味はありません。
美味しいの方が上品な言い方とされているので、女性は「美味い」と使うと下品に見えるなんて言われた方もされています。
また、美味いには「味がよい」の意味しかありませんが、美味しいには「旨い」と同じように「都合がよい」との意味も加わります。
たとえば、「そんな美味しい仕事があるならぜひ!」や「美味しい話には気をつけた方がいい」などのような使い方が一般的です。
このように美味しいには旨いの意味も加わるので「美味しい話には気をつけた方がいい」も「旨い話には気をつけた方がいい」のようにも使えます。
うまみは英語でも「Umami」

旨いと美味いの違いがわかりましたが、似たような意味として、うま味があります。
味覚生理学用語では「うま味」は基本的な味の1つで「甘味・酸味・塩味・苦味・うま味」を合わせて「五原味」と呼ぶこともあるんですね。
専門用語でも「うま味」は英語でも「umami」で通用するので、昨今では日本のうま味の感じが見直されつつあるようです。
今でも、海外で味噌汁を提供している店で、出汁を使わない店舗もあるそうですが、出汁文化はうま味文化ともいえるので、その奥深い味を毎日のように味わえる日本人に生まれてラッキーだなと思います。
旨そうと美味そうは使い方が違うだけ まとめ
それでは、旨そうと美味そうのどっちが正しいのかや双方の違い、うま味の使い道などご紹介してみました。
旨そうと美味そうはどちらも「味がよい」との意味があり、旨そうはそれに加えて違う意味もあるのが大きな違いです。
美味しい時には、旨いも美味いも使えますが、より上品にしたい場合や女性の場合は、美味いを使うよりも「美味しい」といった方が上品に聞こえることもあり、しつけに厳しい家庭では女性は「美味しい」と使うように言われます。
最後までお読みいただきありがとうございました!