処方してもらった薬は、治ったらやめて良いの?
素人判断はやっぱりNGかな?
薬の種類によってはやめるのがNGなケースもあるわ。
今回は、薬を飲み切って欲しい本当の理由など紹介するわね!
病院やクリニックから処方された薬を持っているけれど、治ったような気がして、薬の服用を続けるべきか迷ったことはありませんか?
一般的には「薬は指示された通りに服用すべき」と言われますが、その理由を詳しく理解している人は少ないかもしれません。
薬を最後まで飲むべきか、症状が治まったと感じたら服用をやめても良いのか、その選択について考えてみましょう。
抗生物質の服用は完了が重要
特に抗生物質の場合、医師は症状が改善しても薬を指定の期間まで服用することを強く推奨します。
また、不完全な服用は細菌が薬への耐性を持つ原因ともなり得ます。
頓服薬の場合
一方で、頓服薬として処方される薬は、症状が現れた時だけ服用するものです。
このタイプの薬は、症状の管理を目的としているため、服用の必要がある時だけ摂取します。
薬の処方期間の決定方法
薬が何日分処方されるかは、患者の現在の症状や薬の効果が持続する期間に基づいて医師が決定します。
特に初診の時は、薬が患者の症状に合っているかどうかを確認するための期間も兼ねています。
もし処方された薬が症状に効果がない場合は、医師は適宜別の治療法や薬を提案します。
このように、薬の服用にはその種類や目的に応じて様々な考慮が必要です。
自己判断での服用中断は推奨されず、不明な点があれば医師や薬剤師に相談することが大切です。
風邪の場合はやめても良い?
子供の風邪薬などは、途中でやめる方も多いですが、これがOKなのかNGなのか、以下に見ていきます。
処方薬と市販薬の併用についての注意点
処方薬を服用中に市販薬も併用しても安全かどうかは、薬同士の相互作用によって変わります。
相互作用とは、異なる薬を同時に摂取した際に、薬の効果が過剰に現れたり、逆に効果が減少したりすることを指します。
市販薬には、どの薬との相互作用が懸念されるか、どのような食品や飲料との組み合わせが避けるべきかが記載されていることが多いですが、安全を期して、必ずかかりつけの医師に相談してから服用することを推奨します。
処方薬の効果が現れるタイミング
処方された薬を服用する際には、その薬の特性や効果が現れるまでの時間を医師に確認しておくことが重要です。
例えば、抗生剤は通常、服用開始から48時間以内に効果を示し始めます。
もし48時間を過ぎても改善が見られない場合は、無理に続けることは推奨されません。
処方薬の服用をやめるタイミング
通常の風邪薬は、症状を軽減し日常生活を楽にするために使用されますが、風邪が治ったら服用を停止するのが一般的です。
しかし、抗生剤の場合は状況が異なります。
治療を中断すると、病原菌が完全には消失せず、症状が再発することや耐性菌が発生するリスクがあります。
服用しても症状が改善されない場合
症状が改善されない場合は、さまざまな原因が考えられます。
これには、ウイルスの変化や、他の疾患が関与している可能性が含まれます。
これにより、医師はより効果的な診断と治療を提供できるようになります。
薬は勝手にやめるのではなく医師に相談 まとめ
薬の服用スケジュールや量は、患者さんが症状から回復するために最適な方法を考慮して設定されています。
もし医師の指示通りに薬を服用しないことで症状が悪化したり、治療が長引いたりすると、それは非常に辛いことです。
そのため、薬を飲む頻度や量、服用期間については、治療を受ける医師や薬剤師としっかりと確認し、指示に従って治療を行うことが重要です。
最後までお読みいただきありがとうございました!