花粉症のせいで、車の事故が起こることがあるんだってね。
たかが「くしゃみ」と馬鹿にはできないよ。
そうよね。くしゃみの間にも車は進むことがあるものね。
今回は、花粉症で車を運転する人の対策など紹介するわ！
スギ花粉の季節が近づき、花粉症によるくしゃみが運転中の危険性を高める時期が到来しました。
くしゃみによる瞬間的な目閉じが原因で、重大な交通事故につながるリスクがあるのです。
花粉症でくしゃみをして人を轢いてしまう？
2024年2月に入り、スギ花粉の飛散が増加する傾向にあり、特に3連休が明ける13日以降、気温の上昇と共に花粉の量も増えると予想されています。
運転中のくしゃみは、一時的に前方不注視の状態を引き起こし、事故の危険を大幅に増加させます。
60km/hで走行中にくしゃみをすると、約0.5秒の間に約8mも進んでしまうことになり、これは事故に至る可能性がある距離です。
したがって、車内に花粉を持ち込まないよう努めることが重要です。
特にエアコンフィルターは、車内の空気を清浄に保つために重要な役割を果たし、定期的な交換が車内の空気質を保つ上で効果的です。
このように、運転者は花粉症の影響を最小限に抑えるための対策を講じ、安全運転を心がける必要があります。
くしゃみによる運転中の危険性
花粉症の季節が到来すると、くしゃみによる運転中の危険性が高まります。
特に注意が必要なのは、花粉症の症状が運転に影響を及ぼし、事故に繋がる可能性があることです。
この事故を受け、当事者は過失致死傷の罪で有罪判決を受けました。
JAFからの警告も出ている
このような事例を受け、日本自動車連盟（JAF）からは花粉症を甘く見てはならないとの警告が出されています。
交通安全講師は、花粉症の症状が正常な運転を妨げる場合、深刻な責任を問われかねないと指摘しています。
くしゃみはわずか0.5秒で8メートルもの距離を進む可能性があり、連続するくしゃみや鼻水、涙などは運転に大きな影響を及ぼします。
花粉症を持つドライバーが運転中に取るべき対策
多くの人が花粉症の症状を抑えるために抗ヒスタミン薬などを用いていますが、これらの薬はしばしば眠気を引き起こすため、特にトラックドライバーなどは使用が難しい場合があります。
そのため、通常の薬物治療は避ける必要がありますが、眠気を引き起こさない漢方薬などを利用することは可能です。
これらは即効性は期待できませんが、日常的に服用することで体質改善を目指すことができます。
衣類から花粉を払い落とす
車への乗車前には、衣類から花粉を払い落とすことが推奨されます。
外から車内へ花粉を持ち込まないよう注意し、花粉が衣類に付着しにくい素材を選ぶことも効果的です。
メガネへの切り替え
また、花粉症のシーズンでは、通常コンタクトレンズを使用している人もメガネへの切り替えを検討することが望ましいです。
これは、コンタクトレンズが原因で目の不快感が増すことを防ぎ、運転中の視界を確保するためです。
定期的な清掃が必要
車内の清潔を保つためにも、定期的な清掃が必要です。
ダッシュボードやシートをウェットタイプのクリーニングシートで拭き取ることで、車内に侵入した花粉を除去できます。
また、シートの隙間に花粉が溜まることがあるため、掃除機での清掃も効果的です。
これらの対策により、花粉症のドライバーは運転中のリスクを低減し、安全運転を心がけることができます。
花粉症のドライバーはしっかり対策をしよう！ まとめ
自動車用品製造業者の中には、花粉への対策として、20マイクロメートル以下の微細なメッシュサイズのエアコンフィルターを推奨している企業も存在します。
多くのドライバーが車検時のみフィルター交換を考えがちですが、ボッシュなどのメーカーからは、年に一度または1万キロメートル走行ごとのフィルター交換を推奨する声もあります。
花粉症のドライバーは上記の対策を取り、安全運転を心がけてください。
最後までお読みいただきありがとうございました！
