卵の賞味期限が1か月ほど切れたんだけど…
この卵は、まだ食べられるのかな?
保存方法や食べ方によっては可能みたいよ?
今回は、卵の賞味期限が1か月切れたら、食べられるのかなど紹介するわ!
購入した卵の賞味期限が過ぎてしまった場合でも、適切な調理と保存方法を用いれば、期限を過ぎた後も安全に食べることが可能です。
通常、卵のパッケージに記載されている賞味期限は10℃以下で保存した際の生食可能な期限を示しており、加熱調理をすることで、その期限を超えても卵を使用することができます。
卵の賞味期限は1か月を過ぎても食べられる?
賞味期限は、サルモネラ菌の増殖を考慮して設定されていますが、以下にご紹介するように、加熱などの処理をすれば、賞味期限が1か月過ぎても食べられます。
サルモネラ菌の増殖リスクは低いものの、卵の鮮度が落ちるにつれて増殖のリスクが上がります。
そのため、賞味期限はサルモネラ菌の増殖が起こらない期間を基に設定されています。
特に夏期は、気温が高く菌の活動が活発になるため、賞味期限は短く設定されています。
季節ごとの賞味期限の目安は次の通りです。
- 春(4〜6月):25日以内
- 夏(7〜9月):16日以内
- 秋(10月〜11月):25日以内
- 冬(12月〜3月):57日以内
これらの期限は10℃以下で保存した場合に適用されます。
実際の賞味期限は、これらの日数より短く設定されており、平均的には採卵後2~3週間となります。
冬場は賞味期限よりも長持ちすることが一般的です。
加熱すれば食べられる?
もし冷蔵庫で10℃以下に保管されていた場合、賞味期限が切れた卵も、一定の期間内であれば加熱して安全に食べることが可能です。
ただし、鮮度と安全性を考慮して、なるべく賞味期限内、または期限を過ぎた直後に消費することが望ましいです。
賞味期限を過ぎた卵で生卵や半熟卵、温泉卵などの調理は避け、茹で卵の場合は黄身が完全に固まるまで加熱が必要です。
卵の殻にヒビが入る場合
また、卵の殻にヒビが入っている場合は、空気中の雑菌が繁殖しやすくなるため、賞味期限内であっても生で食べることは避け、ヒビが入ってから1~2日以内に加熱して食べることが推奨されます。
ヒビが入った卵は、できるだけその日のうちに消費すると良いでしょう。
卵の賞味期限が切れたかの判断方法
卵の鮮度を判断する際は、見た目と匂いを確認します。
腐敗した卵は、卵黄と卵白が黒く変色し、強い腐臭を放つことがあります。
また、卵黄が割れやすい、または卵黄と卵白が混ざって出てくる場合は、鮮度が落ちている可能性が高いです。
購入日から賞味期限を予測
賞味期限が不明な場合、卵の購入日から予測することもできます。
一般的に卵の賞味期限は採卵後2~3週間程度ですが、運搬にかかる日数を考慮して、購入後10~17日が目安となります。
購入日が分かれば、これを基におおよその賞味期限を見積もることが可能です。
卵を長持ちさせる保存方法とは?
新鮮な卵を長持ちさせるためには、特定の保存方法を採用することが効果的です。
主要な3つの方法を以下に紹介します。
卵の先端を下向きにして保存する
通常、卵の尖った部分が上に来るようにイメージされがちですが、実際には尖った部分を下向きにすることが望ましいです。
この方向で保存することで、卵の通気性が向上し、腐敗の進行が遅くなります。
また、尖った部分は比較的強度が強く、外部からの衝撃や汚れの侵入を防ぎやすいです。
冷蔵庫の奥で保存する
多くの冷蔵庫にはドアポケットに卵を置くためのスペースがありますが、ここに置くとドアの開閉による温度変化や衝撃で卵がひび割れしやすくなります。
そのため、冷蔵庫の奥の方に卵をパックのまま保存することが推奨されます。
こうすることで温度が安定し、他の食材の匂いが移るのを防ぐことができます。
卵の殻は洗わずに保存する
卵の殻には自然に存在する保護膜「クチクラ」があります。
この膜は雑菌から卵の内部を守る役割を果たしていますが、家庭で洗うとクチクラが洗い流されてしまうリスクがあります。
さらに、卵の殻には無数の微小な穴があり、洗うことでこれらの穴から雑菌が侵入する可能性が高まります。
そのため、軽い汚れはサッと拭き取る程度に留め、必要な場合は調理直前に洗うことが推奨されます。
卵は賞味期限が切れても食べられるケースもある! まとめ
卵の賞味期限に関する詳細を述べましたが、要点は次の通りです。
卵の賞味期限は、保存状態や季節に応じて、1ヶ月以上過ぎた後でも食べられる可能性があります。
ただし、時間が経過するにつれて食中毒のリスクが増すため、加熱調理を施すことで、より安全に卵を楽しむことができます。
最後までお読みいただきありがとうございました!