ターボ車は車種で過給圧が違う?意外と知らないブースト圧の定義! | トレトレの昨日の?を今日で解決!
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ターボ車は車種で過給圧が違う?意外と知らないブースト圧の定義!

ターボ車のブースト計の存在意義 車関係

ターボ車にある加給圧って何のことかな?

ブースト圧とも言うらしいけど、何のために使うものなんだろう。

過給圧は、エンジンの力で空気を圧縮することらしいけど。

今回は、ターボ車の過給圧(ブースト圧)の定義など紹介するわ!

ターボ車では、ブーストアップやタービン交換をする時など、多くの人がブーストメーターを取り付けるそうですが、なぜ過給圧のメーターが必要なんでしょう。

今回は、ターボ車の過給圧(ブースト圧)の定義などご紹介します!

ターボ車の過給圧は車種で違う?

ターボ車の車種やグレードが同じ場合、過給圧(ブースト圧)は違うのか?と言えば、ワゴンRやマイルドターボ、普通のターボでも過給圧は違います。

同じエンジンでも出力が違う場合は、過給圧も違うことがほとんどで、少し前の車であれば、タービンが違うこともあります。

では、そもそもターボ車になぜブースト圧があるのかなど、以下に見ていきましょう。

過給圧(ブースト圧)とは?

そもそも、過給圧(ブースト圧)とは、ターボやスーパーチャージャーなどの過給器から過給される空気の圧力を指す言葉です。

車のエンジンは、燃料に対して一定割合の空気を混合して爆発させ、エネルギーを発生させていますが、より多くの空気を取り込めれば、より多くの出力を発生させることができる仕組みになっています。

一般的な自然吸気エンジンでは、吸い込める空気の量はシリンダー容積が上限となっていますが、ターボ車の場合は、過給器を用いて空気を圧縮させ、自然吸気エンジン以上の空気量をエンジンに押し込むことができるんですね。

つまり、過給圧(ブースト圧)は、空気の圧力を示し、パワーを出すための空気量もしくは混合気量を示す値でもあります。

ブースト計が主流の時代があった

ブースト計がついていた時代、具体的には80年代、パワー競争が盛んだった時期のターボ車は、大径のタービンが使われていて、低速はスカスカでも、3000~4000回転を超えた時点で急激に加速を始める「ドッカンターボ」が主流だった時代があったからです。

この時代は、現代のような高い効率を追求した「ダウンサイジングターボ」とは全然違うものだったと言います。

その影響もあり、80年代のターボ車にはブースト計がついていることが多く、車の加速時に過給がかかると一気に駆け上がる針(メーター)にテンションが上がる方も多かったみたいですね。

また、過給がかかった合図として「タービンマーク」が点灯するパターンもあるなど、当時はターボ車と言えばブースト計という時代がありました

ブースト計が付く理由は?

ブースト計も車の計器の1つなので、存在意義は車のコンディションを知るためのものです。

今でこそ、パーツ自体の品質が良くなり、昔のように水温計さえ付いていない車も多いですが、当時は360ccの軽自動車にすら、水温計が搭載されていたと言います。

そうなると、ターボ車にはブースト計が付いていたのも必然だったのかもしれません。

メーターのギミックに興味を持つ方も多かったですが、ブースト計が付いていれば、フルブーストで1.0kgf/cm²までかかる車があったとして、0.5や0.4までしかかからないなどのケースでは、パイピングが外れているなどトラブルが発生しているとわかり、計器の以上にも気づきやすかったんですね。

ブースト計は過給圧だけじゃない

また、ブースト計は、アイドリング時の「負圧表示」をチェックするのにも便利です。

アイドリング時には計器は0を指していますが、数字が普段よりも0に近づいた場合(針が上がっている)、オイルの劣化の可能性があるとわかるからです。

つまり、ブースト計が付いていれば、最大加給圧はもちろん、エンジンオイルの劣化やエンジン本体の状態が正常かを判断できるため、ターボ車には必須の装備とされていたんですね。

ターボ車にブースト計が付いている理由 まとめ

それでは、ターボ車は車種で過給圧が違うのか、また過給圧(ブースト圧)のそもそもの定義やなぜブースト圧が付いているのかなどご紹介してみました。

ブースト圧は、ターボ車には必須ともいえる計器ですが、見た目や機能などのギミックに人気があっただけでなく、車のトラブルを発見できる大切な計器でもあります。

昔ほどブースト圧は使われなくなりましたが、もしターボ車に乗られている方は、ぜひブースト計でさまざまなトラブルを回避しつつ、素敵なギミックも楽しんでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!