車内に子供が取り残されて亡くなった事件が昔あったよね。
こんな時、子供がクラクションを鳴らせていれば助かったかもしれない…
そうなのよ!警視庁はこれを受けてXで対策を呼び掛けたそうよ?
今回は、車内に取り残された子供が簡単にクラクションを鳴らす方法を紹介するわ!
子どもが自動車の中に長時間取り残される事故が発生することがあります。
そんな中、警視庁警備部災害対策課(以下、警視庁)が、万一の場合に備えて、力が弱い子どもでも簡単に車のクラクションを鳴らす方法について、Xの公式アカウントで紹介しています。
子供が簡単にクラクションを鳴らす方法
警視庁の担当者は、「わが家では、もしもの時のために子どもにクラクションの鳴らし方を教えていますが、力の弱い小さな子どもでも簡単に鳴らせた方法を紹介します」とXに投稿。
「水筒の底で押す」「両手でハンドルを持ち、お尻で押す」といった方法を画像で紹介し、「小さなお子さんがいる方は、試してみてはいかがでしょうか」と勧めています。
事件の背景と反響
福岡県中間市の私立保育園で7月末、園児が送迎バス内に取り残され、熱中症で死亡した事件が発生しました。
この事件に関連して、「閉じ込められたらクラクションを鳴らして」というSNS上の呼びかけが広がりました。
親たちから「これなら子どもでもできそう」と共感を集めています。
これに対し、多くの親から「その手があったか!これなら簡単にできそう」「わが子にも教えたい」といった反響が寄せられ、約10万の「いいね」が付きました。
緊急時の対応策と意識の変化
リノさんは、以前から災害時に閉じ込められた場合の対応策として、大きな音を出して周囲に知らせる方法を知っており、それを自動車内に応用できると考えました。
普段から家庭内での事故防止や子育てに関するツイートを行っており、今回の事件で胸を痛め、投稿に至りました。
同じツイートでリノさんは「大きな音を立てたり窓ガラスを壊したりしても怒られないから、水筒でも何でもぶつけなさい」とも呼びかけました。
これは、子どもが緊急時に「怒られるかも」と思わずに行動できるように促すもので、「自分の存在を知らせることが大切だ」と伝えています。
イラストレーターの呼びかけ
長崎県のイラストレーター「ちくまサラ」さんも、自身のブログ「千曲がり奮闘記」でマンガ形式でこの呼びかけを掲載しました。
こちらもSNS上で広がり、大きな反響を呼びました。
事件直後、夫が娘に「人が来るまで思いっきり鳴らし続けて」と教えるのを見て、「防犯ブザーを鳴らすことと同じレベルで教えるべきだ」と感じ、急いでマンガを描いたとのことです。
車内の温度上昇の危険性
エアコンを切った状態の車内は短時間で一気に温度が上昇します。
JAFは「短時間でも子どもを車内に置いておくことは非常に危険だ」と警告しています。
保育園での事件とその後の対策
福岡県中間市の私立保育所「双葉保育園」での事件は、バス降車時の車内確認が不十分で、5歳の男児が約9時間車内に放置されていたことが原因でした。
福岡県警は業務上過失致死の疑いで捜査しています。
事件を受けて、県と市は保育園に改善勧告を出し、厚生労働省や文部科学省は送迎バスの安全管理の徹底を求める通知を出しました。
車内に子どもを残さないための注意点と緊急時の対策
子育て中、ほんの数分のつもりで、熟睡している子どもを車内に残して用事を済ませに出る親は少なくありません。
しかし、万が一、突発的な病気や事故など不測の事態が発生して車に戻れなくなった場合、子ども自身が助けを求める必要があります。
また、親戚や友人による送り迎えで、置き去りが発生する可能性も考えられます。
緊急時に子どもが助けを求める方法
子どもに教えたい『S.O.S』の発信方法がネット上で広まり、「早速教える」といった反応が寄せられています。
- 車内に子どもを残さないことが一番です。しかし、理想通りにはいかないのが子育ての現実です。
- 幼稚園バスの置き去り事件が報道された際、すぐに子どもたちに教えました。命を守るために重要なことです。
- 「お尻で押す」という方法は幼い子どもでもできそうです。子どもがいる家庭ではぜひ教えてください。
- クラクションが鳴らない車もあるので、ドアのロック解除方法も教えるべきかもしれません。ただし、運転中にドアを開けるリスクも考慮してください。
車種によってはクラクションの位置がハンドルの中央以外に配置されている場合もあるため、注意が必要です。
緊急時に備えて、実物を使って子どもに練習させておきましょう。
子供を車内に残すのは絶対にダメ! まとめ
今回の警視庁の投稿に対し、Xでは「ためになる」「大事なことですね」「痛ましい事故を防ぐために、普段から教えておきたいですね」といった声が上がっています。
保護者が子どもと一緒に車に乗る際は、車内に取り残さないよう注意することが大切です。
しかし、万一の場合に備えて、子どもにクラクションの鳴らし方を教えておくと安心です。
最後までお読みいただきありがとうございました!