ザッハトルテといえば、つやつやしたチョコがキレイなケーキだよね。
でも、本場のザッハトルテにはお酒を使わないんだって。
そうなの!アレンジ版はガナッシュだから、お酒を入れることが多いみたいね。
今回は、ザッハトルテにはお酒を入れるのか?入れないのか?など紹介するわ!
ザッハトルテでは、本場のケーキは糖衣なのでお酒を入れませんが、アレンジのガナッシュを使う場合はお酒を入れることが多いみたいです。
今回は、ザッハトルテにお酒は必要なのかなどご紹介します!
ザッハトルテにお酒を入れる?入れない?
まず、結論から言えば、本場のザッハトルテにはお酒が入りません。
どちらかと言うと、糖衣でシャリシャリした食感で、アレンジバージョンのチョコガナッシュにラム酒やリキュールを入れることはあっても、本来の作り方ではお酒は入らないんですね。
私は以前、糖衣タイプのザッハトルテを作ったことがありますが、失敗してないとは思うものの、シャリシャリした食感があまり好きではなく、チョコと生クリームでガナッシュを作り、風味付けにラム酒を入れることがあります。
ただ、重ねて言うようですが、本家のザッハトルテにはお酒は一切入りませんし、お酒を使うレシピだとお子さんが食べられなくなるので、もしご家庭にお子さんがいらっしゃるなら、お酒を使わないレシピを探すようにしてみてください。
ザッハトルテとチョコレートケーキの違いは?
ザッハトルテはチョコを使うケーキなので、普通のチョコケーキとどこが違うのかと言えば、決定的な違いは、あんず(アプリコット)ジャムを使うことです。
そもそも、ザッハトルテは、オーストリアのウィーンの代表的なお菓子で、小麦粉、バター、砂糖、卵、チョコレートなどで作った生地を焼いて作る、チョコレート風味のバターケーキという立ち位置です。
このあんずジャムの使い方も、周りを塗ってからコーティングする方法と間に挟む方法がありますが、どちらにしても、ザッハトルテには必ずアプリコットジャムを使います。
ザッハトルテの歴史と由来
ザッハトルテを考案したのは、当時のオーストリア宰相の「メッテルニヒ」のお屋敷に仕えた「フランツ・ザッハ」さんで、1832年に考えられたレシピと言われています。
ザッハトルテの名前は、ザッハさんが作ったトルテであり、語源にもなりましたが、その後、フランツ・ザッハの息子の「エドワード」が、1876年に「ホテル・ザッハ」を開業しました。
ホテル・ザッハでも、ザッハトルテは人気の銘菓となり、現在でも初代のレシピをそのまま伝え続けているそうです。
ただ、このホテル・ザッハではザッハトルテをめぐる争いもあったそうで、本家を名乗るためにエンブレムなども開発されたのかもしれないですね。
チョコガナッシュはアレンジバージョン
ザッハトルテの本場のレシピでは、チョコレートフォンダンと呼ばれるコーティングをしますが、このフォンダンとは、砂糖や水、水あめなどを煮詰めたシロップに、少し冷ましてから練り合わせた砂糖の微細結晶を生成させることで、白いペースト状にしたものを指します。
ザッハトルテは、この白いフォンダンにチョコを加えて黒色に変化させ、シャリシャリした独特の食感も生まれているみたいです。
チョコガナッシュは、温めた生クリームで溶かしたチョコに、洋酒などを入れて風味をアップさせたもので、初心者にも作りやすいと言われています。
また、チョコガナッシュの場合は、シャリシャリ感がないため、日本人には受けが良かったようですね。
なので、本場のザッハトルテを作るのでなければ、アレンジバージョンとして洋酒を入れるレシピもたくさんあります。
どちらを選ぶかは、好みにもよりますが、どちらにしても、ザッハトルテを名乗るなら、チョコレートケーキをベースとする以外にも、アプリコットジャムを使うことは忘れないでください。
ザッハトルテにお酒は入れないのが本家の作り方 まとめ
それでは、ザッハトルテにお酒を入れるのは本家の作り方ではないということ、またザッハトルテに必須のアプリコットジャムの存在、チョコケーキとの違いなどご紹介してみました。
ザッハトルテは、本来チョコレートフォンダンを使うので、お酒は入れませんし、独特のシャリシャリ感が特徴のチョコケーキです。
ただ、最近ではチョコガナッシュのアレンジバージョンも世に出まわっており、そこではラム酒やブランデーなどを使うレシピも沢山あるようです。
とはいえ、お酒を入れるかどうかは好みの差によりますが、ザッハトルテはあんずジャムがポイントになるので、そこだけは忘れないようにしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!