入学式でママが着物を着るときにもマナーがあるみたいだね。
和装って着付けとかも大変そうだけど、フォーマル感はあるよね。
そうね。日本の伝統的な衣装だものね。
今回は、入学式の着物マナーと選び方のポイントなど紹介するわ!
入学式ではワンピースやスーツのママが多いですが、和装の着物という方もちらほら見かけます。
今回は、入学式で押さえておきたい着物のマナーなどご紹介します!
入学式で押さえておきたい着物マナー
まず、入学式で着物を着るなら、基本は訪問着がマナーです。
他にも、付け下げや色無地、江戸小紋の3種類がありますが、4種のうち一番格が高いのが訪問着であるため、入学式にふさわしい着物は訪問着と言われています。
訪問着は、留袖の次に格が高い「準礼装」に該当するので、未婚や既婚を問わず着られる着物でもあります。
以下に、入学式に着物を着る場合の選び方のポイントなどご紹介します。
選び方①訪問着
訪問着は準礼装にあたるため、入学式だけでなく、卒業式、七五三、正月などにも着られる着物です。
また、おめでたい席でもある入学式や結婚式などでは、一つ紋を付けて着るケースが多いです。
もし着物のカラー選びで迷ったときには、ピンク色、若草色、藤色などの淡い色味を選んでおけば、春らしさを演出できますし、主役のお子さんより目立つことはないでしょう。
選び方②付け下げ
付け下げは、訪問着とおしゃれ着の両方の位置付けの小紋で、両者の中間的な着物です。
正装として着られるので、入学式で選んでも問題ないですが、小紋は格が下に見られることがあり、江戸小紋でもNGとする学校は多いようです。
なので、入学式で着ていくのであれば、付け下げよりは訪問着の方が失敗は少ないと思います。
選び方③江戸小紋
江戸小紋は着物の一種ではありますが、訪問着などと違い正装ではなく、おしゃれ着に該当します。
ただ、ちょっと見ただけだと色無地の着物にも見えなくないので、紋をつけることで格が上がり、色無地の着物と同格に扱われるんですね。
ちなみに、小紋にも種類がありますが、江戸小紋が小紋の中で一番格が上の着物です。
訪問着を選ぶならここに気を付けよう
入学式で着物を着るなら、訪問着を選ぶのがおすすめと書きましたが、訪問着を着るときにもいくつか注意点があるので、以下にご紹介します。
注意点①地味になり過ぎない
入学式はお子さんが主役なので、派手過ぎる着物で目立たないことも大切ですが、地味になり過ぎると今度は入学式にふさわしい服装とは言えなくなります。
なので、入学式では、上品で華やぎのあるカラーやデザインを選び、黒や濃い紫色の着物などはバーなどのママを連想させるので避けた方がいいでしょう。
注意点②派手な訪問着は避ける
入学式はあくまでお子さんがメインなので、せっかくの晴れ舞台を自分も着飾りたい気持ちはわかりますが、主役のお子さんより目立つような派手な着物は避けるのが無難です。
お祝いの気持ちがあるとしても、ママはあくまでも脇役であることを忘れずに、春らしく上品な訪問着を選ぶのもポイントです。
注意点③柄には季節感を出す
着物の柄を選ぶのであれば、春を連想させるような梅や桜の花の柄が向いています。
また、牡丹、椿、菊、桔梗などの花をモチーフにしたものや、鶴や松竹梅などの祝いを連想させる絵柄を選ぶのもポイントです。
季節感も大切なので、桜の季節なのに柄が桔梗になるなどは避けましょう。
入学式の着物はマナーも大切 まとめ
それでは、ママの着物マナーや着物の選び方、訪問着を着る時の注意点などご紹介してみました。
入学式では着物を着て参加するママさんもいますが、マナーを守らないと周囲から浮いたり子供よりも目立ったりする可能性があります。
着物は格があることも押さえたうえで、入学式にぴったりの着物を着て、お子さんと一緒に晴れの舞台を過ごしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!