
春分の日って言えば、国民の祝日として休みになるのが嬉しいよね。
でも、ひな祭りとかは同じお祝いでも祝日にならないのに、なぜ祝日になるんだろう?

それ、私も不思議だったのよ!
今回は、春分の日がなぜ祝日になっているのか、由来など紹介するわね!
春分の日は国民の祝日ですが、夏至や冬至は祝日にならないのに、なぜか春分の日や秋分の日は祝日ですよね。
今回は、春分の日がなぜ祝日になったのかの理由として、由来など調査してみました!
春分の日が祝日な理由

確かにめでたい日であることはわかりますが、ほかにもめでたい日が祝日になっていないのに、なぜ春分の日が祝日なのか疑問に思ったことはありませんか?
実は、春分の日が祝日な理由は、皇霊祭が関係しています。
皇霊祭は、簡単に言うと、天皇・皇后・皇親の霊を祭る儀式で、春(春分の日)と秋(秋分の日)の2回開催されます。
皇霊祭は、明治11年に「年中祭日祝日ノ休暇日ヲ定ム」に加えられたことが始まりで、「休日ニ関スル件」となり、戦後の1948年に初めて「国民の祝日に関する法律」として制定されました。
その段階で、春季皇霊祭は春分の日として改称され、秋季皇霊祭も秋分の日に名前が変わったんですね。
なので、春分の日が祝日になった理由は、皇霊祭が由来で、名前が変わったことで始まりがわかりづらくなっただけなんです。
明治11年に太政官布告により祝祭日として指定されたことで、今のように春分の日も祝日となった歴史があります。
春分の日にお墓参りをする理由

春分の日はお彼岸の中日なので、お彼岸の真っただ中でもあります。
なので、春分の日のお休みを利用して、お墓参りに行く方も多いと思います。
でも、ここでもなぜ春分の日にお墓参りをするのか疑問に思ったことはありませんか?
実は、春分の日にお墓参りをするのには、以下のような理由があるんです!
彼岸と此岸が影響?
春分の日にお墓参りをする理由は、お彼岸の最中でもあるからですが、そもそもお彼岸と言うのはどんな期間なのかも疑問ですよね。
実は、お彼岸には彼岸と此岸が影響していて、彼岸(あの世)と此岸(この世)が一番近づく時期とされています。
- 彼岸(あの世):ご先祖様のいる世界で西にあると言われています。
- 此岸(この世):現在生きているこの世界のことで東に位置
春分の日は太陽が真東から上り、真西に沈みますが、そのために西と東が一番近づく、つまりこの世とあの世が一番近づく日だからこそ、ご先祖にも思いが届きやすい日とされているんですね。
もちろん、お墓参り自体はいつ行ってもいいんですが、どうせなら一番思いが届きやすい日が最適と言われていて、だからこそ春分の日にお参りをする方も多くいます。
もし、春分の日にお墓参りをするなら、ぜひご先祖様への感謝の気持ちを込めて合掌してみてください。
春分の日はなぜ毎年変わる?

春分の日は毎年変わりますが、なぜかと理由を挙げれば、春分日が変わるからなんです。
そもそも春分は、太陽の黄経が0度で太陽が春分点を通過した瞬間を指し、その春分を含んだ日が春分の日とされます。

画像引用元:暮らしのハテナメモ
図を見るとわかりやすいですが、一年は地球が太陽の周りを365日で回ることで計算されますが、厳密には少しずつズレていきます。
なので、毎年の春分点も変わり、その影響で春分の日は毎年違うというわけなんです。
ちなみに、2022年の春分の日は3月21日(月曜日)で、土日と続くので三連休となるため、コロナの影響もありますが、帰省される方も多いかもしれません。
春分の日が祝日なのは名称に理由があった まとめ
それでは、春分の日がなぜ祝日なのかの理由となぜ、春分の日にお墓参りをするのか、また毎年春分の日が変わる理由などご紹介してみました。
春分の日は元々の名称が皇霊祭であり、昔から伝わる伝統的な儀式を祝う日です。
名前が改称されたことでわかりにくくなりましたが、天皇陛下に関わる祝日であることも知っておくとよりお祝いの気分が味わえるかもしれませんね。