子供の日に女の子が鯉のぼりを飾るっておかしいのかな?
女の子だって子供だよね?
私も不思議に思ったことがあるわ!
今回は、子供の日に女の子が鯉のぼりを飾るのはアリなのかなど紹介するわね!
子供の日って、子供とあるのに、男の子のお祭りみたいになってますが、女の子でも鯉のぼりを飾っていいの?など疑問に思うことはありませんか?
今回は、子供の日に女の子が鯉のぼりを飾るのはアリなのかなどご紹介します!
子供の日の女の子の鯉のぼりはあり!
結論から言ってしまうと、子供の日に女の子が鯉のぼりを飾るのは全然OKです。
なぜ男の子の日となったかといえば、端午の節句と子供の日が同じになったからで、そもそも子供の日には男女の区別がなく、むしろ昔は女の子の日でした。
端午の節句は「男の子の健やかな成長を願いお祝いする日」ですが、子供の日と同じ日付になったことで混乱される方も多いです。
なので、端午の節句と子供の日は別物のお祝いなので、鯉のぼりも女の子が飾って全然問題ないんですね。
端午の節句は元々女の子の日?
端午の節句は男の子の成長を願う日でもありますが、実はこちらも昔は女の子のお祝いの日でした。
というのも、端午の節句が始まったのは平安時代の宮廷で行われていたもので、男女を問わず厄災などから子供を守る行事の1つだったんですね。
とくに、5月1日から5月5日の間は女児節なんて呼ばれていて、女の子が着飾ってお祝いをする日でした。
男の子の日になったのは江戸時代から
ところが、江戸時代になり、男の子のお祝いの意味合いが強くなります。
というのも、徳川将軍家で男の子が誕生した時に、跡取りが生まれたことを5月5日に祝うようになり、端午の節句=男の子のお祝いとなったんですね。
ただ、この菖蒲湯も元々は女の子のためにあったもので、女性の厄払いが起源です。
鯉のぼりが飾られるようになった理由
鎌倉時代に入ると、武家の力が強くなり、跡継ぎの男の子が生まれると「子供を守ってもらえるように」と兜を飾ると同時に、のぼりを立ててお祝いする習慣が生まれます。
この「のぼり」に鯉の絵を描き、中国に伝わるおとぎ話「鯉の滝登り」になぞらえて、男の子の立身出世を祝ったのが鯉のぼりの起源です。
なので、現在の鯉のぼりや兜を飾るのは、鎌倉時代に生まれた習慣なんですね。
女の子しかいなくても鯉のぼりを飾る?
上記でもご紹介しましたが、鯉のぼりは元々男の子の立身出世を祝うものなので、女の子しかいない場合は飾らないのが一般的です。
ただ、だからと言って飾っていけないことはありません。
とはいえ、隣人などにいらぬ誤解を招かないとも限らないので、鯉のぼりを飾るとしても屋外ではなく、屋内に飾るのがおすすめです。
さらに、柏の葉っぱには「家系が絶えない」などの意味があり、柏餅1つとっても男の子と女の子両方に縁起のいいものです。
子供の日に女の子しかいなかったとしても、元々の意味を考えれば、お祝いするのはアリですし、鯉のぼりを飾りたいなら、飾っても何ら問題はないんですね。
兜や五月人形はどうなの?
端午の節句でおなじみの兜や五月人形は、女の子しかいない場合は飾らない方がいいでしょう。
そもそも兜を飾るのは武士の安全祈願の意味合いがあるので、女の子には似つかわしくないからです。
なので、鯉のぼりはOKですが、兜や五月人形は男の子がいる時にだけ用意するのがおすすめです。
子供の日は女の子の日でもある! まとめ
それでは、子供の日に女の子が鯉のぼりを飾るのはありなのかや、端午の節句との違い、元々は女の子のお祝いだった説などご紹介してみました。
子供の日の鯉のぼりは元々男の子用のお祝いでしたが、女の子でも飾って悪いことはありません。
もし、女の子が鯉のぼりを欲しがった時には、屋内に飾るなどすれば、周囲の目も気にならなくなります。
子供の日は元々男女の区別がないので、男の子も女の子も同列に扱ってあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!