
12月27日は寒天発祥の日だね!
僕はゼラチンのゼリーも好きだけど、寒天好きで甲乙つけがたい
んだよね。

寒天は餡子との相性も抜群よね。
今回は、12月27日が寒天発祥の日になった由来など紹介するわ!
実は12月27日、私たちの食卓でもおなじみの「寒天」が生まれた記念日なんです。
寒天といえば、ダイエット中の方の味方だったり、デザートの主役だったり、和菓子には欠かせない食材ですよね。
12月27日は寒天発祥の日

でも、その誕生秘話を知っている人は意外と少ないかもしれません。
今日は、そんな寒天にまつわる驚きのストーリーをお届けします。
まずは、寒天発祥にまつわる面白いポイントを5つご紹介しますね。
- なんと寒天は、捨てられたトコロテンから偶然生まれた食材だった
- 発見したのは、京都・伏見の旅館「美濃屋」の主人
- お坊さんが「寒天」という名前をつけてくれた
- ゼラチンとは全然違う食材
- 江戸時代から400年以上愛され続けている
捨てられたトコロテンから偶然生まれた食材
江戸時代、京都の伏見にあった旅館「美濃屋」で、その主人の美濃太郎左衛門さんが、ある日戸外にトコロテンを捨てたんです。
まさか、その何気ない行動が素晴らしい発見につながるとは思ってもいなかったでしょうね。
捨てられたトコロテンは寒さで凍り、日中に溶け、そしてまた時間が経って乾物のような状態になっていたそうです。
普通なら「あ、腐っちゃったかな」と思って処分してしまいそうですよね。
美濃太郎左衛門の発見
でも、美濃太郎左衛門さんは違いました。
その不思議な状態になったトコロテンを見て、「これ、どうなるんだろう?」という好奇心が湧いたんですね。
そこで、試しにお湯で溶かしてみることにしたんです。
するとどうでしょう。
元のトコロテンよりもずっと美しく、海藻のにおいも少なくなっているではありませんか!
職人さんの勘が働いたのかもしれませんね。
お坊さんが命名
この発見に興奮した美濃太郎左衛門さんは、近くの黄檗山萬福寺のお坊さんに見てもらうことにしました。
そのお坊さんが、あの有名な隠元禅師。
精進料理の大家として知られる方でした。
隠元禅師は、この新しい食材を見て「これは素晴らしい!精進料理に使えるぞ」と太鼓判を押してくれたんです。
そしてこの時、「寒天」という名前もつけてくれました。
寒天発祥の日の由来
そう考えると、私たちが普段何気なく使っている「寒天」という言葉にも、深い意味が込められていたんですね。
ちなみに、12月27日が寒天発祥の日に選ばれたのには、ちょっと面白い理由があるんです。
伏見を漢字で書くと「伏見」。
この「伏」を分解すると「24」、「見」を分解すると「3」になるんです。
これを足して「27」、ここで12月27日に決まったんだとか。
なんだかすごく粋な決め方だと思いませんか?
寒天とゼラチンの違い

ところで、寒天って植物性の食材なんです。
これが、動物性のゼラチンとの大きな違い。
ゼラチンは動物の皮膚や骨から作られるんですが、寒天はテングサなどの海藻が原料。
私の家でも、夏はところてんや寒天ゼリー、冬は寒天入りの煮物やスープなど、一年中お世話になっています。
74歳の父と76歳の母も大好きで、特に母は「寒天は体にいいのよ」と、よく料理に取り入れているんです。
寒天はダイエット食材でもある?
最近では、ダイエット食材としても注目されていますよね。
食物繊維が豊富で、低カロリー。
それなのにしっかり満腹感が得られる。
まさに現代人の味方といえる食材かもしれません。
みかんやりんごを入れて作ると、まるでお店で買ったような華やかなデザートに。
これなら、来客時のおもてなしにもぴったりですよね。
寒天を使う時のコツ
ちなみに、寒天を使う時の私なりのコツがあります。
粉寒天なら、必ず先に水でふやかしてから火にかけること。
それと、溶かすときは弱火でコトコトと。
急いで強火にすると、失敗することが多いんです。
こんな風に、400年以上も前から愛され続けている寒天。
捨てられたトコロテンから始まった偶然の発見が、今では世界中で使われる食材になっているなんて、なんだかロマンを感じませんか?
いつか京都に行く機会があったら、ぜひ見に行ってみたいな。
みなさんも、機会があればぜひ訪れてみてください。
寒天の誕生は偶然の産物だった まとめ
今回のお話はいかがでしたか?
身近な食材の意外な誕生秘話を知ると、なんだか愛着が湧いてきますよね。
みなさんの家でも、きっと冷蔵庫や食材棚に寒天が眠っているのではないでしょうか。
これからの季節、寒天料理やデザートを作る機会も増えそうです。
今回のお話を思い出しながら、ぜひ素敵な寒天料理を楽しんでみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!