8月15日は刺身の日だね!
でも何で、魚は切り身じゃなくて刺身なんだろ?
実は刺身の由来は500年以上前に決まったらしいわ。
今回は、8月15日が刺身の日になった由来など紹介するわね!
今日は8月15日、「刺身の日」とされています。
「〇〇の日」といった記念日は、語呂合わせが由来のことが多いですが、この日は特別で、日本史において初めて「刺身」という言葉が記録された日なのです。
8月15日は刺身の日
1448年8月15日、当時の権大外記、中原康富(1400-1457)が記した『康富記』に「指身(さしみ)」という言葉が登場します。
この日記によると、刺身という名前の由来は、料理の際に魚の身の近くにヒレを刺して、どの魚の刺身であるかを示していたことにあるとされています。
「刺身の日」は、1448年8月15日に「刺身」という言葉が文書に初めて記録されたことに由来して制定されました。
この記録は中原康富の日記『康富記』に残されています。
8月15日が「刺身の日」とされる由来は、『康富記』の記事の日付に基づいていますが、記念日を制定した団体やその目的についてははっきりしていません。
刺身に使われる魚の種類
刺身は、現代でも手軽に楽しめる料理で、種類も豊富です。
マグロやカツオといった定番の魚から、タイやフグのような高級魚、さらにはナスやこんにゃくにも「刺身」という名称が使われることがあります。
マグロの刺身には、タンパク質や鉄分、ミネラルなどが含まれており、さらにEPAやDHAといった健康に良い成分も摂取できます。
特に寄生虫が付きやすいイカなどは、調理時に加熱処理をするなどの対策が重要です。
初物七十五日とは?
「共同水産株式会社」の情報によれば、6月から8月にかけて旬を迎える魚には、太刀魚、鱧(はも)、アオリイカ、カジキマグロ、鱚(きす)などがあります。
「初物七十五日」という言葉もあり、旬の食材を食べることで寿命が75日延びるともいわれています。
脂ののった旬の魚を選んで、刺身で味わってみてはいかがでしょうか。
切り身ではなく刺身と言われる理由:おさらい
8月15日が「刺身の日」とされる理由は、1448年に初めて刺身が文書に記録されたことに由来していると言われています。
この名称には、当時の武家社会が大きく関係していたようです。
魚を調理する際に腹を切ることが「切腹」を連想させるため、「切身」という名前では縁起が悪いと考えられていたのです。
そのため、別の言葉として「刺身」が採用されたのです。
カロリーが低い刺身のトップ3
ここで、カロリーが低いお刺身のトップ3を紹介します!
【第3位 イカ】
メタボリックシンドロームの予防に効果的で、低カロリーながら質の良いタンパク質を含んでおり、ダイエットにも適しています。
【第2位 甘エビ】
美肌に必要なコラーゲンの生成を助けるアミノ酸が豊富に含まれており、肌の保湿や弾力を保つ効果が期待できます。
【第1位 タコ】
脂質や糖質の代謝を活発にし、歯ごたえが良く満腹感が持続するため、食事制限中でも満足感を得られる食材です。
刺身の由来は500年以上前のこと まとめ
『康富記』にあるように、「刺身」という名前は、切り身にすると魚の種類が分からなくなるため、その魚のヒレやエラを切り身に刺して識別できるようにしたことが由来とされています。
また、「切り身」という言葉が武士の切腹を連想させるため、縁起を担いで「刺身」という名前が使われるようになったという説もあります。
最後までお読みいただきありがとうございました!