
8月1日は花火の日だね!
毎年花火の季節になると、なんだかわくわくするなぁ。

花火大会も楽しみにしている方多いと思うわ。
今回は、8月1日が花火の日になった由来など紹介するわね!
今日は花火の日です。
8月1日が花火の日として制定されたのは、いくつかの花火にまつわる出来事がこの日に集中していることが理由です。
花火の日(8月1日 記念日)

1967年に制定されました。
また、1955年のこの日、東京墨田区の花火問屋の厩橋で大規模な爆発事故が発生しました。
そして、この日は世界最大の花火大会の一つとされる「教祖祭PL花火芸術」が開催される日でもあります。
この大会は、大阪府富田林市の光丘カントリー倶楽部で行われるパーフェクト リバティー教団(PL)の祭礼です。
隅田川の両国川開きが旧暦5月28日であったことから、5月28日も「花火の日」となっています。
- 1948年:戦時中に禁止されていた花火が解禁
- 1955年:都内の花火問屋で大規模な爆発事故発生
- 教祖祭PL花火芸術:毎年8月1日に開催される世界最大級の花火大会
これらの出来事が8月1日に集中していることから、この日が「花火の日」に制定されました。
花火の日の意義
「花火の日」には、花火を楽しむとともに、花火の危険性についてもしっかり認識することが呼びかけられています。
「たーまやー」「かーぎやー」の由来
- Q花火が上がったとき、なぜ「たーまやー」「かーぎやー」と言うの?
- A
昔、江戸に「鍵屋(かぎや)」と「玉屋(たまや)」という大きな花火店がありました。私が現在いるのはその「鍵屋」の方です。「鍵屋」は江戸時代から続いていて、340年の歴史があります。鍵屋の7代目の時、番頭にのれん分けしてできたのが「玉屋」です。「鍵屋」が本家で「玉屋」が分家という関係です。
つまり、「かーぎやー」も「たーまやー」も、それぞれ大きな花火店の名前です。
江戸時代から花火が上がるたびに「鍵屋」「玉屋」と掛け声をかけていたのです。
だから、次に花火が上がったら、「鍵屋」「玉屋」と大きな声で叫んでみてくださいね。
火薬と花火の起源および日本への伝来

火薬の起源にはいくつかの説がありますが、有力なものとしては、中国の秦の始皇帝が北方民族・匈奴の侵入を防ぐために万里の長城の要所に設置した「狼煙(のろし)」で硝石を使用したことが挙げられます。
その後、不老長寿の薬を作ろうとする過程で偶然に硝石を用いた黒色火薬が発明されたと言われています。
ルネサンス期のヨーロッパでは、宗教行事や祭りで花火が利用され、都市の発展と商業の隆盛を背景に急速に広まりました。
16世紀にはイギリスのエリザベス1世がワーウィック城やケニスウォース城で大規模な花火を楽しんだ記録があり、17世紀のロシアではピョートル大帝がモスクワで大花火を開催し、花火研究所まで設立したという記録が残っています。
日本への火薬と花火の伝来
日本で火薬が初めて使われたのは鎌倉時代中期の元寇(文永の役、弘安の役)で、蒙古軍が使用した「てつはう」という火薬兵器でした。
戦国時代には日本の鉄砲の数がヨーロッパ全体を凌駕していたと言われています。
火薬の平和的な使用として花火が登場したのは、戦国時代とも江戸時代とも言われています。
日本で最初に花火を見た人物
慶長18年(1613年)、イギリス国王ジェームス1世の使者が徳川家康に花火を献上した記録や、同年に家康が駿府城で明の商人による花火を見学した記録が残っています。
これらから、家康が日本で初めて花火を見た人物とされていましたが、最近では天正10年(1582年)にキリシタン大名の大友宗麟がポルトガルのイエズス会宣教師に花火を打ち上げさせた記録や、天正17年(1589年)に伊達政宗が米沢城で唐人による花火を楽しんだ記録も見つかっています。
これらの記録から、大友宗麟が日本で初めて花火を見た人物と考えられています。
夏の風物詩「花火」の起源
花火といえば夏の風物詩ですが、その起源は江戸時代の大飢饉にあります。
亨保17年(1732年)、西日本一帯で長雨と冷夏により稲作が甚大な被害を受けました。
亨保18年(1733年)、将軍吉宗は隅田川で「水神祭」を開催し、大飢饉の犠牲者の慰霊と悪霊退散を祈願して花火を打ち上げました。
これが現在の花火大会の起源とされています。
徳島の花火の歴史
戦国時代から江戸時代にかけて、阿波国(徳島)では火薬が軍用として使用されていました。
江戸時代に入り平和な時代になると、火薬は次第に武器以外の用途にも使われるようになり、花火がその一つとして発展しました。
徳島県は四国での花火発祥の地とされており、現在では西日本有数の花火生産地となっています。
花火の日は火薬の歴史でもある まとめ
火薬と花火の起源から日本への伝来、そして各地での発展について見てきました。
花火の歴史は戦争と平和、技術と芸術の融合の物語でもあります。
これからも花火の美しさとその歴史を楽しんでいきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!