野菜同士の食べ合わせのNG例とは？逆に健康に良い組み合わせも！

薬を飲む際に避けるべき食べ物や飲み物があるのと同様に、実は野菜同士でも一緒に食べると栄養の吸収が悪くなる組み合わせが存在します。

知っておきたい野菜の“実は避けた方がいい”食べ合わせについてご紹介します！

野菜の避けるべき食べ合わせ

野菜の中には一緒に食べると栄養の吸収を阻害する組み合わせがあります。

例えば、「ニンジンとダイコン」はその代表例です。

このアスコルビナーゼはキュウリにも含まれているため、「キュウリとトマト」の組み合わせも同様にビタミンCの吸収が阻害される可能性があります。

調理方法で解決できるのか？

調理方法ではこれらのビタミン分解作用を完全に抑えることは難しいようです。

ただし、アスコルビナーゼは酸性に弱いため、酸性のドレッシングやマヨネーズを使うことでビタミンの破壊を抑えることができます。

野菜の食べ合わせが体調に及ぼす影響

野菜同士の食べ合わせが悪くても、体調を崩すことは基本的にはありません。

ただし、体を冷やす効果のあるキュウリやトマト、スイカを大量に食べると、胃腸が冷えて消化不良を起こす可能性はあります。

食べ合わせが悪い食品一覧

食べ合わせが悪いと、胃腸に負担をかけたり、栄養素の吸収が妨げられたりすることがあります。

以下に、避けるべき食べ合わせの例を紹介します。

胃腸に負担がかかる食べ合わせ

これらの組み合わせは、消化不良やお腹の調子を悪くする可能性があります。

特に、体を冷やす食材の組み合わせは消化を妨げるので注意が必要です。

栄養の吸収を妨げる食べ合わせ

これらの組み合わせは、特定の栄養素の吸収を妨げることがあります。

せっかく摂取する栄養素を効率よく吸収するために、これらの食べ合わせは避けた方が良いでしょう。

よくある食べ合わせの迷信

うなぎと梅干し

うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いというのは迷信です。

実際には、梅干しが胃液の分泌を促進し、消化を助けるため、相性が良いとされています。

天ぷらとスイカ

天ぷらとスイカの食べ合わせが悪いというのも迷信です。

スイカを食べることで胃液が薄まるという俗説がありますが、適量であれば問題ありません。

食べ合わせが悪い理由

以下に、特定の食べ合わせが悪い理由について説明します。

からしとお酒

両者ともに胃腸への負担が大きく、消化不良を引き起こす可能性があります。

牛乳ととうもろこし

お腹が弱い人は下痢をすることがあり、とうもろこしの食物繊維がカルシウムの吸収を妨げます。

カニとフルーツ

両方とも体を冷やす作用があるため、消化不良を起こしやすくなります。

蕎麦となす

体を冷やし、消化不良を引き起こす可能性があります。

大根とにんじん

アスコルビナーゼがビタミンCを破壊し、吸収を妨げます。

きゅうりとトマト・レモン

アスコルビナーゼがビタミンCの吸収を妨げます。

ホタテとイクラ

ホタテのチアミナーゼがビタミンB1を壊します。

ほうれん草とベーコン・ゆで卵

ベーコンのリン酸が鉄分やカルシウムの吸収を妨げます。

枝豆と乳製品

フィチン酸がカルシウムの吸収を妨げます。

レバーとミョウガ

ミョウガの苦み成分が栄養素の吸収を妨げます。

わかめとネギ

ネギの硫化アリルがカルシウムの吸収を妨げます。

牡蠣とひじき

ひじきの食物繊維が亜鉛の吸収を妨げます。

健康に良い食べ合わせの例

消化不良や栄養素の吸収を妨げる食べ合わせについて紹介しましたが、逆に体に良い食べ合わせもあります。

栄養素の吸収を促進したり、胃もたれを防いだりする組み合わせを知って、健康的な食事を楽しみましょう。

納豆とネギ：ビタミンB1の吸収を助ける

納豆に含まれるビタミンB1は、疲労回復や肥満防止に効果的です。

しかし、このビタミンは水に溶けやすく体内に吸収されにくい性質があります。

そこで、ネギを一緒に食べると良いでしょう。

ネギに含まれる硫化アリルが、ビタミンB1の吸収を促進してくれます。

トマトとアボカド：抗酸化作用を高める

トマトに含まれるリコピンは強い抗酸化作用があり、生活習慣病の予防や美肌効果が期待できます。

このリコピンは脂質と一緒に摂ると吸収が良くなるため、アボカドと組み合わせると効果的です。

アボカドは脂肪分が多いので、トマトと一緒に食べることでリコピンの吸収が向上します。

焼き魚と大根おろし：タンパク質の消化を助ける

焼き魚に大根おろしを添えるのは、魚の臭みを抑えるだけでなく、消化にも良い効果があります。

また、大根のビタミンCは魚に含まれるミネラルの吸収を促進します。

レモンと牡蠣：鉄分の吸収を高める

牡蠣は栄養価が高く、特に鉄分が豊富です。

しかし、鉄分は吸収されにくい栄養素です。

レモンに含まれるビタミンCは鉄分の吸収を助けるため、牡蠣と一緒に食べると効果的です。

また、レモンには殺菌効果もあり、生牡蠣との相性は抜群です。

とんかつとキャベツ：胃もたれを防ぐ

脂肪分の多いとんかつは胃もたれを引き起こすことがありますが、キャベツに含まれるビタミンUがこの胃もたれを抑えてくれます。

ビタミンUは胃腸薬としても使用される成分で、胃腸の働きを助けます。

また、キャベツのビタミンCは豚肉に含まれる鉄分の吸収を促進します。

豚肉と玉ねぎ：ビタミンB1の吸収を助ける

豚肉はビタミンB1を多く含む食材で、疲労回復や肥満防止に効果があります。

このビタミンB1は水に溶けやすいですが、玉ねぎに含まれるアリシンと一緒に摂ることで、脂溶性になり、体内に効率よく吸収されます。

白米とお酢：糖の吸収を抑える

白米とお酢の組み合わせは、糖の吸収を抑える効果があります。

お酢には炭水化物の吸収を緩やかにする働きがあり、血糖値の急上昇を防ぎます。

酢飯として食べることで、ダイエットにも役立ちます。

トマトと唐辛子：脂肪燃焼を促進

ダイエットに効果的な組み合わせとして、唐辛子とトマトがあります。

唐辛子に含まれるカプサイシンが体温を上げ、脂肪燃焼を促進します。

また、トマトに含まれるリコピンが血中の悪玉コレステロールを減らし、代謝を改善します。

野菜同士の食べ合わせは意外なものがNG まとめ

胃腸に優しく、栄養素の吸収を助ける食べ合わせを意識することで、健康的な食生活を送ることができます。

食べ合わせを工夫して、より効果的に栄養を摂取しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました！