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7月5日は江戸切子の日!江戸切子の特徴や記念日の由来など解説!

7月5日は江戸切子の日!江戸切子の特徴や記念日の由来など解説! 7月

7月5日は江戸切子の日だね!

江戸切子は、独特の模様が格好いいよね!

文様にも色々種類があるみたいね。

今回は、7月5日が江戸切子の日になった由来など紹介するわ!

江戸切子の日は、東京都江東区亀戸に事務局を置き、業界の発展を促進する目的で活動している東京カットグラス工業協同組合(現:江戸切子協同組合)によって制定されました。

日付は江戸切子の文様の一つ「魚子(ななこ)」にちなんで、「なな(7)こ(5)」という語呂合わせから選ばれました。

この記念日は、日本記念日協会により認定・登録されています。

江戸切子とは?

江戸切子は東京都で作られるガラス工芸品です。

カットグラスの意味を持ち、その美しさから現在でも酒器やグラスとして広く親しまれています。

もともとは無色透明なガラスに模様を入れる工芸品でしたが、明治時代以降、色被せ硝子を用いた江戸切子が多く生産されるようになりました。

青や赤の硝子に細工を施したデザインが江戸切子の象徴となっています。

江戸切子の特徴的なカットには「魚子(ななこ)紋」があり、細かな線が多数交差して小さな四角形を形成し、魚の卵のように見えることから名付けられました。

ほかにも「菊つなぎ紋」や「麻の葉紋」など、日本らしい模様が施されています。

江戸切子の歴史

江戸時代後期、江戸大伝馬町のビードロ問屋、加賀屋久兵衛らが、南蛮人によって持ち込まれた海外のガラス製品に切子細工を施したのが始まりです。

当時のカタログには食器、理化学用具、日用品、金魚鉢などが紹介され、江戸期には多くのガラス製品が取り扱われていたことが分かります。

この歴史と技術が現代まで伝承されています。

江戸切子の技と風情

東京・墨東地区には多くの江戸切子職人が集まり、ガラスを削る音が江戸の風情を感じさせます。

日本人は光と影を巧みに扱い、自然光を取り入れる技術に優れていました。

江戸切子には、光を屈折させ、反射効果を持たせる技術が詰まっています。

江戸切子の伝統的な紋様

  • 六角籠目紋:竹籠の六角網目を連続させた魔除けの紋様。
  • 八角籠目紋:竹籠の八角網目を連続させた魔除けの紋様。
  • 霰(あられ)紋:地面に降る霰を図案化した紋様。
  • 魚子(ななこ)紋:魚卵の連なりに見える細かいカットの紋様。
  • 糸麻の葉紋:六角形の麻の葉図案。
  • 麻の葉紋:麻の葉の形に見える紋様。
  • 矢来紋:矢のように降る雨や竹垣の模様。
  • 蜘蛛の巣紋:蜘蛛の巣を連想させる幾何学的デザイン。
  • 底菊紋:グラスの底に刻まれた菊の紋様。
  • 七宝紋:円を1/4ずつ重ねて繋いだ連続紋様。
  • 市松紋:色違いの四角を交互に配置した図柄。
  • 菊繋ぎ紋:不老長寿を意味する菊花の紋様。

江戸切子の制作工程

  1. 色被せガラス生地の制作:ポカンという手法で色ガラスを作り、透明なガラスを吹き入れて色被せガラス素材を作ります。
  2. 切子紋様の割り出し:削り出す紋様のアウトラインを描きます。
  3. 削り出し作業:荒削りから二番掛け、石掛けを行い、緻密で光沢のある紋様に仕上げます。
  4. 磨き作業:削り出した面をさらに磨き、繊細に仕上げます。伝統的な手作業で行われます。

江戸切子と薩摩切子の特徴比較

江戸切子と似ている薩摩切子ですが、以下のような違いがあります。

江戸切子

  • 起源:加賀屋久兵衛ら町民による起業。
  • 歴史:天保年間から技術が伝承。
  • 特徴:無色透明なガラスを基に、薄い色ガラスを被せた多彩なデザイン。

薩摩切子

  • 起源:薩摩藩主 島津斉興・斉彬による起業。
  • 歴史:弘化3年に制作開始、西南戦争前後に製造中止、1985年に復興再現。
  • 特徴:厚めの色ガラスを深く切子し、色のグラデーションが特徴。

江戸切子でおしゃれに食事を楽しもう まとめ

江戸切子の日は、江戸切子の文様の一つ「魚子(ななこ)」から「なな(7)こ(5)」という語呂合わせで制定されました。

この記念日は、江戸切子の魅力を広く知ってもらうことを目的としています。

最後までお読みいただきありがとうございました!