野菜の皮ってやっぱりむくべきかな?
丸ごと食べると何か問題があるの?
農薬の心配がありそうだけど…。
今回は、野菜の皮を食べても良いとされる理由など紹介するわ!
多くの人が野菜を調理する際に皮をむきますが、ジャガイモのように皮をむくかむかないかが選択できる野菜もあれば、皮の存在が不明瞭な野菜もあります。
そこで、「野菜の皮は食べても大丈夫なのか?」という疑問が浮かぶかもしれません。
実際のところ、野菜の「皮」は食べても問題ないのでしょうか。
野菜の皮はむくべきか、食べても良いか
野菜や果物は成長過程で内側を守るために皮に栄養を多く蓄えます。
例えば、大根やカブにはビタミンCが、ニンジンにはビタミンAが、サツマイモにはアントシアニンがそれぞれ皮に多く含まれています。
皮の有無による野菜の特徴
葉物野菜には皮がないものが多く、キャベツや白菜、ピーマン、ブロッコリーなどがその例です。
野菜の皮をおいしく食べる方法
皮が硬いと感じる場合は、皮つきのまま蒸したりゆでたりすると柔らかくなります。
また、むいた皮を素揚げして野菜チップスにしたり、きんぴらにしたりすることもできます。
袋に入れて煮出せば野菜のだしが出て、ブイヨンも作れます。
野菜や果物の皮の栄養成分
野菜や果物は部位によって栄養成分の含有量が異なり、特に皮には食物繊維が多く含まれています。
また、皮の部分には日光に当たることで活性酸素を除去するための抗酸化成分や、虫や鳥などから身を守るためのフィトケミカルが豊富です。
昔は、皮ごと使うことが一般的で、焼きりんごや陳皮などのように無駄なく利用されていました。
野菜・果物の皮を食べる際の注意点
皮をむく理由には、食感や喉越しの向上、安全性の確保があります。
細菌や残留農薬の心配があるため、皮をむくことが推奨される場合もあります。
しかし、皮を食べる際には硬い皮や消化しにくい皮に注意が必要です。
日本の農薬規定は厳しいですが、海外からの輸入品には防カビ剤が使われることがあるため、表示を確認することが大切です。
野菜・果物の皮をおいしく食べる実践法
- 大根・カブ:皮ごと大根おろしや味噌汁、きんぴらに。
- 蓮根やかぼちゃ:皮をむかずに煮物に。
- 長芋の皮チップス:ひげ根を焼いて皮を素揚げ。
- アスパラガスの外皮:かき揚げに。
- キウイフルーツ:皮ごと食べられる品種も。
- 焼きフルーツ:皮ごと焼いて甘みを引き出す。
- 柑橘類:皮ごとジャムや焼きチップスに。
- ブドウ:皮ごとソースに。
安全に食べるために
野菜の皮をむく習慣は戦後に広まりました。
その背景には、表面に残る農薬を避ける目的があります。
農薬は害虫を駆除し、野菜の外見を美しく保つために使われますが、人の健康には良くない場合があります。
健康を考えると、農薬が残る可能性のある皮をむくのはやむを得ない選択です。
特に小さなお子さんには、無農薬の野菜を皮ごと与えることで、栄養をまるごと摂取させてあげられます。
野菜の皮を使って食品ロスを削減 まとめ
「野菜の皮は捨てがち」という方も多いかもしれませんが、実は果物と同じく、栄養価の高い成分が皮に多く含まれていることがよくあります。
皮をむかずに調理することで、調理時間の短縮や食品ロスの削減にもつながります。
最後までお読みいただきありがとうございました!