女性にも人気のGABAだけど、どんな味がするんだろ?
一度飲んでみたいな。
どうやら酸っぱい味がするらしいわね。
今回は、GABAの味やどんな効果があるのかなど紹介するわ!
最近、機能性表示食品や特定保健用食品(トクホ)といった健康志向のペットボトル茶が市場にあふれています。
かつては健康に対する意識が高い人たちが主に消費するイメージでしたが、現在では多くの人々が日々の食事や運動習慣に合わせて、これらの製品を選んでいます。
GABAを含むお茶は酸っぱい!
ダイドードリンコの製品発表会での一コマとして、GABAを含むお茶とそうでないお茶を試飲する機会がありました。
その結果、GABAを含むお茶は含まないものと比較して、顕著な酸味が感じられました。
初めての一口は「酸っぱい!」と驚きを隠せませんでしたが、不思議と2口目以降はその感覚が薄れていきました。
GABAとは何か?
GABAとは、γ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)の略称であり、動物や植物に広く存在するアミノ酸の一種です。
この物質は私たちの脳や脊髄において、神経の興奮を抑える役割を果たす重要な抑制性神経伝達物質であり、ストレスの緩和や睡眠の質の改善、精神の安定に寄与しています。
言わば、これは脳の「ブレーキ」としての機能を持ち、脳の神経細胞間での情報伝達を調節しています。
これにより、脳内の神経伝達は、興奮と抑制のバランスを取りながら機能しているわけです。
通常、GABAは体内で適量が生成されていますが、過度のストレスや疲労により消耗しやすくなります。
その結果、GABAが不足すると、興奮性神経伝達物質の分泌が増加し、リラックスできない状態や持続的な緊張感を引き起こすことになります。
GABAの役割と効果について
GABA摂取により、副交感神経が促進され、リラックス効果をもたらすα波の活動が増加します。
これは、精神的なストレスや緊張を和らげ、脳細胞への酸素供給を向上させることで、ストレス由来の脳細胞損傷を抑制します。
強いストレス下での免疫力低下を防ぎ、また学習や作業効率の向上にも寄与することが示されています。
血圧制御
GABAには血圧を下げる効果があると多くの研究で示されています。
GABAは血管を通じて末梢神経に作用し、血管収縮を抑える役割があると考えられています。
また、腎機能を刺激し、体内の塩分を排出させることで血圧を下げます。
特定保健用食品にも使用されているGABAは、血圧が高めの人に有益です。
睡眠質の向上
夜間にGABAを摂取すると、自然な睡眠への導入や入眠時間の短縮が期待できます。
不安やストレスが多いと脳内のグルタミン酸が過剰に分泌され、眠りにくくなりますが、GABAはこれを抑制し、リラックスを促します。
睡眠中の成長ホルモン濃度の上昇により、睡眠質が向上するとも報告されています。
中性脂肪の低下
GABAはエネルギー消費を促し、脂質代謝を活発にすることで、血液中の中性脂肪やコレステロールを減少させます。
肝臓の代謝機能の向上により、体内脂肪がエネルギーとして利用されると考えられています。
GABA摂取の有効性についての異論
GABAを食品やサプリメントから摂取しても、その効果に疑問を呈する声もあります。
GABAは消化吸収されても、血液脳関門を通過できず、脳内で有効に機能しないとされています。
しかし、腸にはGABA受容体が存在し、脳と腸の相互作用を通じて、間接的に脳の機能に影響を与える可能性があるという見解もあります。
体内のGABAを増やす方法
野菜、果物、発酵食品、発芽玄米、茶葉などGABAを多く含む食品を積極的に取り入れることが重要です。
ビタミンB6を含む食品の摂取
ビタミンB6はGABAの体内合成を促します。
魚、にんにく、鶏肉などに豊富に含まれています。
質の良い睡眠の確保
良質な睡眠は体内のGABA合成に不可欠です。
睡眠不足はGABAの体内生成を阻害します。
腸内環境の改善
腸内の健康を保つことで、GABAの体内利用効率が向上します。
発酵食品や食物繊維を積極的に摂り、腸内環境を整えましょう。
GABAの摂取量について
人それぞれでGABAの必要量には差がありますが、一般的には1日50〜100mgが目安とされています。
疲労やストレスの度合い、食生活や生活環境に応じて摂取量を調整することが望ましいです。
GABAの味ともたらす効果についてのまとめ
日々の生活で避けられないストレスに対処するために、GABAの摂取を積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
例えば、主食を白米からGABAが豊富な発芽玄米に変更することで、GABAの摂取量を容易に増やすことができます。
さらに、疲労を感じたときは、質の良い睡眠を確保することを意識しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!