1月20日は玉の輿の日だけど。
現在でも玉の輿ってあるのかな？
昔は億万長者だったけど、今は億じゃ長者になれないものね。
今回は、1月20日が玉の輿の日になった意味や由来など紹介するわね！
“玉の輿”という表現は、結婚を通じて経済的な昇進を遂げる女性を指します。
現代では、IT分野で成功した起業家との結婚などが典型的な例です。
毎年1月20日は、この現象を記念して「玉の輿の日」とされています。
1月20日は玉の輿の日
この日にちの由来は、1904年に起きた顕著な出来事に由来します。
アメリカの主要な財閥の一つであるモルガン家の一員であるジョージ・モルガンが、京都の芸妓であるお雪との結婚を果たしたからです。
ジョージは世界旅行中にお雪に一目惚れしましたが、彼女にはすでに恋人がいました。
ジョージの熱烈な求婚に困惑したお雪は、非現実的な額を提示しましたが、ジョージはそれを受け入れてしまいました。
この結婚は、日本に帰化した英国人法律家のもとで行われ、お雪は「日本のシンデレラ」として知られるようになりました。
「玉の輿」の語源になった女性
「玉の輿」の語源については、その起源が古い女性に関連しています。
それは、桂昌院、すなわち徳川三代将軍家光の側室であり、五代将軍綱吉の母として知られる人物です。
桂昌院は元は京都の八百屋の娘であり、その後の運命は劇的に変わりました。
「玉の輿」の表現は、このような身分の昇進を象徴しています。
桂昌院はその後、故郷の発展に尽力し、今宮神社の再興にも貢献しました。
今でも、彼女の功績を称えるレリーフが神社に飾られており、多くの人々が訪れます。
「玉の輿」の意味
“玉の輿”という表現は、文字通りに解釈すると、貴重な人物が使用する豪華な乗り物を指します。
この成句は、結婚を通して経済的地位を高める女性を指す隠喩として用いられます。
漢字の「輿」は17画で、乗り物を意味し、「おみこし」のように神聖な移動手段としても認識されます。
「逆玉の輿」もある？
この表現は、新婚女性が豪華な乗り物に乗って新しい家へ移る伝統から派生し、富裕な家庭へ嫁ぐことで地位を高める女性の姿を指して使われます。
英語では「marry into wealth」や「become a Cinderella」などの表現が相当します。
毎年1月20日は、祇園の芸妓、お雪がJ.P.モルガンの甥ジョージ・モルガンと結婚した日として「玉の輿の日」とされています。
この逆の状況、すなわち男性が裕福な女性と結婚する場合は、「逆玉の輿」と呼ばれます。
玉の輿とされる職業は？
「玉の輿に乗る」とされる職業についての調査では、IT社長や医者、メーカー社長、投資家、プロスポーツ選手などが上位にランクインしました。
また、年収がどれくらいあれば「玉の輿に乗る」とされるかに関する調査では、年収1000万円以上が一つの基準とされています。
ただし、玉の輿結婚が必ずしも幸せを保証するわけではなく、物質的な満足度が高くとも、人間関係や家庭内での地位、将来への不安など、特有の悩みを抱える人もいます。
玉の輿に乗っても幸せになれるとは限らない まとめ
結婚によって急激に経済的な地位を上げることは、多くの人々の憧れでありながら、同時に羨望や嫉妬の対象にもなりがちです。
そのため、「玉の輿」と呼ばれる結婚は、成功や幸せな面よりも失敗や後悔に焦点が当てられることが多いのです。
しかし、このような結婚が結果的に成功するかどうか、後悔するかしないかは、結局のところ関係者たちの心構えや努力によります。
周囲の意見や見方に流されず、互いの理解とサポートを基盤とした関係を築くことが、真の幸せへの鍵となるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました！
