今跨道橋が撤去されてるらしいけど、理由はなんだろ?
そもそも跨道橋と陸橋って何が違うのかな?
跨道橋は老朽化したことが原因で撤去されつつあるらしいわ。
今回は、跨道橋が撤去されている理由や陸橋との違いなど紹介するわね!
全国的に老朽化した歩道橋の撤去が進行していますが、高速道路でも同様の動きが見られます。
運転者の上空にかかる「跨道橋」が頻繁に取り扱われているようです。
今回は、このような跨道橋の撤去が行われている理由の詳細などご紹介します!
跨道橋の撤去が行われている理由
高速道路での跨道橋の撤去は、実は全国的に増加傾向にあります。
その主な理由は「老朽化」です。
高速道路の跨道橋だけでなく、河川に架かる橋も、老朽化の問題が広がっています。
このため、国は老朽橋の撤去、架け替え、または維持が容易な人道橋への「ダウンサイジング」を推奨しています。
関越道でも跨道橋撤去「夜間通行止め」が実施されます。
鶴ヶ島JCTから東松山ICまでの区間で、夜間通行止めが2023年11月7日に実施されるようです。
この通行止めは10km以上に及び、複数のICの利用が制限されるため、注意が必要です。
高速道路の跨道橋の撤去も多い?
高速道路の跨道橋は、落橋などの事故が発生した場合の影響が非常に大きいため、点検や補修による高速道路本線の規制を減少させることも狙いとしています。
道路会社も、地方自治体に対して跨道橋の撤去を支援しており、NEXCO中日本名古屋支社では、中央道と名神高速で9つの跨道橋の撤去計画を立てています。
高速道路建設時の機能補償で設けられた橋は、鉄道橋なども含めて道路以外にも適用されており、一時的な負担がある場合でも、長期的には効果的な手段とされています。
陸橋と跨道橋の違いは?
陸橋とは、道路や鉄道の線路の上に架けられた橋で、人が通行するために使用されます。
一方、跨線橋は主に鉄道の線路をまたいで作られ、人々が鉄道線路を安全に渡るための橋です。
陸橋は「りっきょう」または「りくきょう」と発音し、道路や線路上に架かっています。
跨線橋は陸橋の一種であり、「こせんきょう」と読まれ、鉄道の線路をまたぐために設けられています。
陸橋は自動車も通行可能な橋で、跨線橋も鉄道線路をまたぐための橋ですが、道路をまたぐ跨道橋や歩道橋も陸橋の一種として分類されます。
高架橋・跨線橋・跨道橋の違い
高架橋は地上に連続して架けられた橋で、高速道路や高速鉄道などで使用され、高速移動に適しています。
一方、跨線橋は連続して架けられた橋ではなく、鉄道線路をまたぐための橋で、高架橋とは異なります。
陸橋や高架橋とは異なり、跨道橋は歩行者だけでなく車両も通行できることがあります。
歩道橋は歩行者と自転車のための橋で、通常は車道や鉄道線路を安全に渡るために設置されます。
跨道橋の撤去はメリットも多い?
NEXCOや同様の組織は、橋の撤去が一時的に負担を生じることもあると説明していますが、長期的に見れば効果的な手段であると主張しています。
また、跨道橋の撤去は、高速道路の利用者にもメリットがある場合があります。
同様に、東北道での跨道橋の撤去も、高速道路の側道を国道のバイパスとして整備する一環として行われました。
跨道橋は多くの場所で使用されていますが、その存在が逆に高速道路の拡幅などに支障をきたすこともあります。
ちなみに、高速道路建設時に設置された橋は、道路に限定されるわけではありません。
跨道橋の撤去によって生まれる効果とは? まとめ
関越道では10年前の2013年に、ほぼ同じ区間で通行止めが行われ、その後「鉄道橋」の撤去も実施されました。
この鉄道橋は、東武東上線の高坂駅から延びていたセメント会社の貨物線用の橋で、1984年に廃止された後も架線柱などが残されたままだったと言います。
跨道橋の撤去は、老朽化した橋が落橋することを防ぐ目的もあり、今後も増えていくのかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました!