
制限速度以上は問題だけど、ノロノロ運転も違反になる可能性があるんだって!
ゆっくりすぎると「逆あおり運転」になるって本当かな?

円滑な道路の走行には、のろのろ運転も事故の可能性があるわ。
今回は、ノロノロ運転が逆あおり運転になる条件など紹介するわね!
運転中に、時折、非常に遅い速度で走る車に遭遇することがありますが、これらの車は法律に違反しているのでしょうか?
場合によっては、これが「逆あおり運転」とみなされることがあると言います。
今回は、ノロノロ運転が逆あおり運転になる条件などご紹介します!
ノロノロ運転が逆あおり運転になる条件とは?

高齢者や運転に不慣れな人々が、あまりにも遅い速度でゆっくりと運転している車に遭遇することがあります。
たとえば、主要道路の最高速度が50km/hで、車が20~30km/hで進んでいる場合、これが「遅すぎる」と感じることでしょう。
このような極端に遅い運転は、法的には違反ではないのでしょうか?
つまり、遅い速度で走行している車に譲る責任があるということです。
妨害運転罪とは?
2020年6月30日に導入された「妨害運転罪」においては、他の車のスムーズな運転を妨げる行為が「あおり運転」とみなされます。
そのため、故意に歩行速度程度の極端に遅い運転を行い、他の車に追い越しを妨害する行為、クラクションで威嚇するなどの「逆あおり運転」を行った場合、法的に違反行為とみなされる可能性があることに留意すべきです。
一方で、お年寄りなどがゆっくり運転している車に対して露骨にプレッシャーをかけたり、高速道路で追い越し車線を占拠中の車にわざと右ウインカーを点灯させ、「進路を開けろ」と示唆するような行為も、「妨害運転罪」として罰せられる可能性があります。
逆あおり運転とは? あおり運転との違い

「あおり運転」とは、従来、後ろから車を追い越し威圧する行為を指していました。
現在、道路交通法には「妨害運転罪」という定めがあり、この中で10種類の運転行為が列挙されていますが、それでは「逆あおり運転」とは何か、その違いを説明します。
逆あおり運転とは?
実際には、道路交通法には「あおり運転」という言葉は存在しません。
同様に、「逆あおり運転」も法的には明確な定義がありません。
しかしながら、一般的には、他の運転者をイライラさせ、わざと「あおり運転」を誘発するような行為を指して「逆あおり運転」と呼んでいます。
逆あおり運転に該当する運転行為
典型的な「逆あおり運転」の運転行為には、以下のようなものが挙げられます。
- わざと遅い速度で運転すること(ノロノロ運転)
- 追い越し後も追い越し車線を占拠し続けること
- 不必要な急ブレーキをかけること
- 追い越されそうになると急に速度を上げること
- ハイビームのまま運転すること
自身の運転がこれらの行為に該当するかどうかを確認してみてください。
該当する場合は、事故の原因になる可能性があるため、運転方法を見直すことが重要です。
故意の逆あおり運転とあおり運転は法的に同じ
「あおり運転」という言葉は元々、「前方の車が被害者で、後方の車が加害者」という状況を指すものでした。
しかし、後方の車だけが妨害行為を行うわけではありません。
前方の車が交通の流れを妨害するために遅い速度で運転したり、後方の車を驚かせるために急ブレーキをかけたりする行為も、明らかな妨害行為とみなされます。
ただ、これらの行為を故意に行い、周囲の交通を妨害する意図がある場合、道路交通法の「妨害運転罪」に該当する可能性があります。
要するに、故意の逆あおり運転とあおり運転は法的に同じ罪であり、罰則に違いはありません。逆あおり運転の方が軽い罪とされることはありません。
逆あおり運転にノロノロ運転も含まれる! まとめ
自己評価で安全運転を心がけているとしても、周囲の交通を妨げている可能性があるかもしれません。
遅い速度での運転や急なブレーキ操作は、後続のドライバーに不快感を与え、あおり運転の引き金となることがあります。
さらに、法的規定に従えば、逆あおり運転はあおり運転と同様に妨害運転罪に該当することがあり、その結果、厳しい処罰を受ける可能性もあるため、自身の判断だけでなく、周囲の交通状況に合わせた安全な運転が非常に重要です。
最後までお読みいただきありがとうございました!