
ふとした疑問なんだけど…。
消防車ってどうして、白や黒じゃなく赤色なんだろ?

消防車が赤いのは諸説あるけど、確かに気になるわよね。
今回は、消防車はなぜ赤いのかなど理由や由来など紹介するわ!
消防車は火事の時に役立つ車両ですが、なぜ赤色をしているのだろう?と疑問に思ったことはありませんか?
今回は、消防車が赤い理由や消防車はいつからあったのかなど由来もご紹介します!
消防車が赤い理由は?

消防車が赤くなった理由には諸説ありますが「道路運送車両の保安基準」で「緊急自動車の車体の塗色は、消防自動車にあっては、朱色とし、その他の緊急自動車にあっては、白色とする」と定められからという説が有力です。
他にも、赤色は炎の赤を連想するため、赤色は注意を引く色であるとして、赤い消防車を見たら「火の用心」の意識が生まれるからとも言われています。
ちなみに、オーストリア、イギリス、スイス、フランスなども日本と同じ赤色の消防車ですが、ドイツは紫色が使われるなど、国によっても色は違うみたいです。
ガソリンエンジン消防車の日本上陸はいつから?
日本に今のような消防車の原型が登場したのは、1884年のことで、東京消防庁本庁によって、それまで使っていた手押しポンプ「龍吐水(りゅうどすい)」に代わり、蒸気ポンプと人員輸送車を配置したとの記録が残っています。
でも名前が知られることになりました。
当時現地でその車両を目撃した新聞記者によれば、消防車の消火活動は「晴れているのに辺りは雨が降ったようになった」と驚きの感想を残しています。
国産の消防車が登場したのは、1939年で、トヨタの「KB型トラック」をベースに開発され、その後、戦中にはニッサン180型のポンプ車も登場するなど、消防車の日本上陸は割と早かったみたいですね。
消防ポンプ車とは
「消防ポンプ車」と呼ばれる、ガソリンエンジンを搭載した現在のような消防車の原型が登場したのは1905年のことで、アメリカが初だそうです。
ちなみに、東京に消防ポンプ車が導入されたのは、1917年と大阪導入の6年後で、アメリカのラフランス社製の車両だったと言われており、大阪はドイツ、東京はアメリカの車両が使われていたみたいですね。
この頃からすでに赤い消防車は登場していますが、赤くなった理由として、海外の車両を真似したからという説が一般的とされる理由でもあります。
移動はしご車の導入はいつから?
人命救助や高所の火災に対応できる「油圧式のはしご」を搭載した移動式はしご車は、1954年から日本に登場しています。
最初は西ドイツからの輸入車両を使っていましたが、国産車も1957年から配備が開始され、現在に至ります。
救急車が白い理由

消防車が赤色なのに対し、救急車が白なのも、上記でご紹介した「その他の緊急自動車にあっては、白色とする」に該当するからです。
また、救急車は白い車体に赤い横線が入っていますが、消防の車両であることをわかりやすくするためで、東京消防庁が救急業務を開始した当時、日本赤十字の救急車と区別をつける目的で赤い線が入っています。
消防車が赤い理由は海外の車を真似たから? まとめ
それでは、消防車が赤い理由や消防車の由来や雑学などご紹介してみました。
消防車は海外の輸入車が赤かったことを真似たからや法律で決められていたからなど、赤い理由には諸説あります。
赤い車=消防車と言うほどに日本では認知度が上がっていますが、赤い色が火を連想して、防犯になるなら、赤い色にする意味もあったのかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました!