正月の俳句は色々あるみたいだけど、どれも575なのはもちろんだよね。
僕は俳句を詠めないけど、有名な俳句だけでも覚えておきたいな。
私も百人一首は覚えてるけど、俳句は疎いわ。
今回は、正月におすすめの575で詠まれた俳句を紹介するわね!
新しい一年を迎え、心が晴れやかになる時、俳句を詠むのも一つの楽しみですね。
今回は、名だたる俳人の新年にちなんだ俳句をご紹介します!
著名人が正月に575で詠んだ俳句7人!
俳句と言えば忘れてはいけないのが、松尾芭蕉です。
彼は、隠密の密偵だったなんて話もありますが、有名な俳句も多いですよね。
以下に、正月にちなんだ俳句を、7人個別にご紹介します!
(1) 松尾芭蕉と「新年」に寄せた俳句
松尾芭蕉は江戸時代の著名な俳人で、彼の旅を通じて生み出された多くの俳句があります。
彼の新年に詠まれた数々の俳句をここでご覧ください。
・門松や おもへば一夜 三十年
・元日や 思えばさびし 秋の暮
・似合しや 新年古き 米五升
・天秤や 京江戸かけて 千代の春
(2) 小林一茶の新年の作品
小林一茶もまた、江戸時代を代表する俳人の一人で、彼の貧しい生活が作品からも読み取れます。
彼の俳句は感情を直截に表現しており、子供たちにも非常に人気があります。
彼の新年に関する俳句も参考にどうぞ。
・元旦や 我のみならぬ 巣なし鳥
・家なしも 江戸の元旦 したりけり
・元旦や 梅のかはりの 大吹雪
・名代に わか水浴びる 鳥かな
・蓬莱に 南無南無といふ 童哉
・つく羽を 犬が咥えて 参りけり
・めでたさも ちう位(中くらい)也 おらが春
(3) 正岡子規の新年に込めた言葉
正岡子規は近現代俳句の始祖とも称され、多くの俳句や短歌を残しています。
彼の「写実」に徹した表現は、句作の参考になるでしょう。
・年礼の 過ぎぬ正月 四日なり
・年明けて 春まだ立たず 梅の花
・新年の 白紙綴じたる 句帖かな
・初日さす 硯の海に 波もなし
・正月は 浮世に出たり 猿まはし
・奥山や 人来ぬ家の 門かざり
・年玉を 並べて置くや 枕もと
・梅提げて 新年の御慶 申しけり
(4) 高浜虚子による新年の俳句
高浜虚子は明治から昭和にかけて活躍した俳人であり、多くの俳句を残しています。
彼が引き継いだ雑誌「ホトトギス」は多岐にわたる文芸が楽しめるものでした。
・日輪は 古びて廻り 年新た
・草の戸に 賀正ちらほら 目出度(めでた)さよ
・移り住む 田舎の地図や 年始状
(5) 山口青邨の新年の表現
山口青邨(本名:吉朗)は、鉱山学者としての一面も持ちながら、高浜虚子の下で俳句を学びました。
彼の新年に関する俳句も含めて、彼の作品を楽しんでください。
・人古く 年新しく めでたけれ
・石段を 下がるが嬉し 初詣
・年新た 心新たに つつしみて
(6) 飯田蛇笏の新年を祝う言葉
飯田蛇笏(本名:武治)は、同じく俳人として知られる飯田龍太の父でもあります。
彼の新年に詠んだ俳句をここで読むことができます。
・新年の 井に塩盛りて 年行事
・餅花や 正月さむき 屋根の雪
・年立つや 旅笠かけて 山の庵
・新年の ゆめなき夜を かさねけり
・人よむに 如かず正月 諷詠詩
(7) 日野草城と新年の心境
日野草城(本名:克修)は、エロ系及び無季俳句として知られる俳人です。
彼の新年に詠まれた俳句を堪能してください。
・初空や 一片の雲 輝きて
・元旦や はげしき風も いさぎよき
・正月の くわゐうまくも まづくもなし
正月の575で俳句を詠むのもまた風流 まとめ
それでは、お正月にぴったりの575で詠まれた俳句を一覧でご紹介してみました。
各俳人が新年に感じ、詠んだものを読むことで、多くのことを感じ取ることができるでしょう。
それぞれの詳細なバックグラウンドやその他の俳句もぜひ読んで、彼らの世界を更に深く理解してください。
最後までお読みいただきありがとうございました!