
良くストレッチで体を伸ばすと、肩こりや腰痛に効くって言うよね。
でも、やりすぎると悪影響って本当かな?

やりすぎは何でも良くないとは言われるけど、ストレッチはどうなのかしら…。
今回は、ストレッチで「無理に伸ばす」のが悪影響と言われる理由など紹介するわ!
ストレッチはリラックスのためにも、体をほぐす意味でも有効と言われていますが、一方で「無理に伸ばす」のは悪影響と言われているそうです。
今回は、ストレッチで「無理に伸ばす」のが危険な理由などご紹介します!
ストレッチで「無理に伸ばす」のは悪影響?

体を柔らかくしようと、前屈や開脚などのストレッチを行う方も多いですよね。
ただ、その時に、体が痛くなるまで=無理に伸ばす人がいますが、こちらは体に悪影響とも言われています。
では、なぜ体に良いとされるストレッチが、逆に体に悪いと言われる理由を見ていきましょう。
筋肉が逆に固くなる?
ストレッチの本来の目的は、体が心地良く感じられるようにしたり、柔軟性を高めてけがを防いだりなどがあります。
なので、ストレッチを行う時には、自分が痛気持ちいい程度までで終わらせ、呼吸を止めないようにするなど注意事項は多いです。
せっかく体の柔軟性を高めるためにストレッチをするのに、無理な強度まで行って、逆に体を固くしないように注意してみてください。
筋肉痛の時は注意が必要
ストレッチは筋肉痛の時には、軽いものだと効果があると言われています。
ただ、筋肉痛の強弱に関わらず、どこかに痛みがある状態で、誤ったストレスをすると、こちらも逆効果になります。
なので、もし筋肉痛がある状態でストレッチをするなら、事前に医師に相談するなどして、無理のないストレッチをするようにしてください。
ストレッチが危険と言われる理由3つ!

ストレッチは体に良いからと実践される方も多いですが、実は素人考えで行うストレッチには危険も潜んでいると言われます。
以下に、ストレッチが危険と言われる理由などご紹介します。
理由①筋肉は本来縮むものだから
筋肉の作用には「伸びる」と「縮む」がありますが、人間が自分で何とかできるのは「縮む」方だけです。
と言うのも、筋肉が「伸びる」という作用は、拮抗筋(きっこうきん)の反応によるものだからです。
例えば、肘を強く曲げた時「上腕二頭筋」と呼ばれる筋肉が縮んで「力こぶ」ができますよね。
人間の体には、この拮抗構造が多数あり、自分で何とか出来るのは「縮め」という指示だけです。
なので、無理に伸ばすという行為は、筋肉を不自然な状態で伸ばしていることになり、逆に怪我の可能性があることから、ストレッチは危険と言われる理由でもあります。
理由②筋肉は単体では動かないから
ストレッチが危険な理由として、体の動かし方もあります。
例えば、手首のストレッチを見てみると、本人は手首を反らしているだけなのに、勝手に肘が伸びたり、胸が丸まったり、鎖骨や肩甲骨が動いたりなど、さまざまな筋肉や関節が動いています。
つまり、体の一部だけを伸ばそうとしても、実際は、他の部分も縮み、また他の部分が伸びてしまっていることがほとんどです。
なので、体を無理に伸ばす=痛みを感じるストレッチは、筋肉の断裂などを引き起こす危険な行為と言われています。
理由③自動可動域が落ちるから
ストレッチでは、可動域(かどういき)が狭いか広いかで、体の柔らかさを計ることがあります。
可動域には実は2種類あり「他動可動域(たどうかどういき)」や「自動可動域(じどうかどういき)」と呼ばれています。
もし、他動可動域は広いけど、自分で動かそうとすると全然できない=自動可動域が狭い人は、自分で動かせないわけですから、腰痛や捻挫を起こしやすくなります。
つまり、ストレッチをするには、自動可動域を広くするタイプでないと、逆に怪我の恐れがありますし、ストレッチ自体の意味もなくなってしまうんです。
ストレッチで「無理に伸ばす」のはやめよう! まとめ
それでは、ストレッチで「無理に伸ばす」のが悪影響になる理由や実は危険と言われる理由などご紹介してみました。
ストレッチで肩こりや腰痛が改善したという方のほとんどが、無理に伸ばす=痛みを感じるまでやっていないはずです。
痛みをこらえてストレッチをしても、逆に筋肉が固くなる原因にもなりうるので、昔のスポ根漫画は、今でいえば時代遅れの考えかもしれません。
ストレッチで体の痛みを取りたい場合は、痛気持ちいい程度にして、決して痛みを感じるまでにやらないようにしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!