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雷で停電してもブレーカーが落ちない?すぐに復旧するのは自動?

雷で停電したのにブレーカーが落ちずに復旧する理由 オールシーズン

先日雷の音がすごくてさ、不安になりながら作業してたら、停電したんだよね。

でも、ブレーカーが落ちることもなく、すぐに復旧したのって自動なのかな?

確かに疑問だわ。雷のせいで停電したのに、ブレーカーも落ちなかったし。

今回は、雷で停電してもブレーカーが落ちない理由とすぐに復旧する理由など紹介するわ!

雷で停電した場合、パソコンなどの影響も怖い面がありますが、ブレーカーが落ちないですぐに復旧するのは謎ですよね。

今回は、雷で停電してもすぐに復旧する理由などご紹介します!

雷で停電してもブレーカーが落ちない理由は?

雷は雨を伴って現れるケースが多いですが、雷の影響で停電したのに、数十秒後には復帰し、確認してもブレーカーが落ちていないケースもあります。

では、なぜ雷で停電したのに、ブレーカーが落ちないかと言えば、落雷による送電線事故などでは、一過性の地絡事故となるケースが多く、変電所の地絡継電器が動作するからです。

具体的には、地絡事故時変電所の「交流再閉路継電器79」が動作し、自動的に再送電を試みるんですね。

ほとんどの場合は、それで問題なく送電を継続でき、数十秒で復帰します。

ただ、送電して再度保護継電器が動作した場合は、一過性の事故とはならず、停電時間は長くなります。

停電時にチェックしたい3つのブレーカー

通常であれば、停電が起きたら、雷だろうと何だろうと、ブレーカーが落ちそうなものです。

もし停電しているのに、ブレーカーが落ちていない場合は、まず、三つのブレーカーをチェックしてみてください。

雷が原因である場合は、上記のように一過性のケースも考えられますが、それでもチェックした方が安心できると思います。

一番左の「アンペアブレーカー」とは

停電時にまず確認したいのが、分電盤の1番左にある「アンペアブレーカー」です。

こちらのブレーカーは、電気会社との契約アンペア数以上の電気が流れると落ちるブレーカーなので、一般的にはブレーカーが落ちたとなったら、こちらが疑われます。

もし、電子レンジとホットプレートを同時に使ったら停電したなどの場合は、まずアンペアブレーカーが落ちていないか確認しましょう。

アンペアブレーカーが落ちた時の対処法

  1. まず、使用している電化製品を減らします。
  2. 終わったら、アンペアブレーカーのスイッチを入れて完了です。
    ※普段から電気料を減らせない場合は、契約アンペア数を増やすと良いかもしれません。

中央の「漏電ブレーカー」とは

「漏電ブレーカー」は、漏電遮断機の別名もありますが、簡単に言えば、漏電を検知し、電気を遮断する役割があるブレーカーです。

家の中でどこかが漏電した場合、安全のためにこちらの漏電ブレーカーが落ちるようになっています。

漏電を放置したままで電気を使い続けるのは危険なので、早めに対処しましょう。

漏電ブレーカーが落ちた時の対処法

  1. まず、安全ブレーカーのスイッチを全て切ります。
  2. 次に、漏電ブレーカーのスイッチを入れましょう。
  3. 安全ブレーカーのスイッチをひとつずつ順番に入れていき、故障個所を特定します。

再び漏電ブレーカーが落ちた場合、その安全ブレーカーは、漏電の可能性が高い部屋につながるアンペアブレーカーだとわかるので、該当する安全ブレーカーだけは落としておくのがポイントです。

ちなみに、自力で修理はできないので、火災などに繋がらないように、早めに業者に修理を依頼してください。

右側にある「安全ブレーカー」とは

上記でご紹介した「アンペアブレーカー」が、家全体の電気量を管理するのに対し、安全ブレーカ―は回路ごとの電気量を管理するブレーカーです。

電気回路ごとに電気量の上限が決まっているので、回路が繋がっている部屋で電気を使いすぎると安全ブレーカーが落ちるようになっています。

安全ブレーカーが落ちた時の対処法

  1. まず、落ちた安全ブレーカーがどの部屋につながっているか確認しましょう。
  2. 該当する部屋の家電製品は、全て電源を切ります。
  3. 終わったら、安全ブレーカーのスイッチを入れて完了です。

安全ブレーカーが対応している部屋には、ブレーカーを開けるとキッチンなどと書かれていることが多く、該当のブレーカーは見つかりやすいです。

ただ、安全ブレーカーが落ちたのは、該当する場所の電気使用量が多すぎた証拠でもあるので、再び落ちないように、電気使用量を見直しましょう。

10秒ほどで自動的に復旧する理由

雷による停電は、一瞬のことが多いので、別名「瞬停」と呼ばれることもあります。

そもそも、配電系統は重要な所はループになっていますが、電柱には両側から給電できるようになっています。

どこかで配電線がショートした場合、まずは変電所のブレーカーで停電させると同時に、電柱についている開閉器を開き、ショートの生じた近くを停電させるようです。

その後、変電所のブレーカー、変電所に近い場所の電柱の開閉器と投入しながら行い、ショートの生じている範囲を特定します。

最終的には、故障区間は切り離され、停電は終わるようになっていますが、これらの作業は全て自動で行われているため、数十秒または数分で復旧することが多いんですね。

雷で停電してもブレーカーが落ちずに復旧する理由 まとめ

それでは、雷で停電してもブレーカーが落ちない理由やすぐに復旧する理由、チェックしたいブレーカーの種類などご紹介してみました。

我が家でも、つい先日雷で停電しましたが、お昼ということもあり、PCがいきなり消えたので、まずブレーカーは落ちておらず、数分で復旧して事なきを得ました。

雷の場合、電源プラグなどは抜いておくべきかもしれませんが、数分で回復することもあるので、まずは落ち着いて復旧を待ち、時間がかかるようなら電源プラグを抜くなどの作業を行ってみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!