電車のモハ・サハ・デハ・キハの違いは?車両番号の種類など解説! | トレトレの昨日の?を今日で解決!
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電車のモハ・サハ・デハ・キハの違いは?車両番号の種類など解説!

電車の謎の記号「モハ」や「キハ」の違い 雑学・地域

電車をよく見てみると「モハ・サハ・デハ・キハ」ってあるけど。

あれって何を表してるんだろ?

電車の機種というかタイプを表してるらしいわ。

今回は、電車の「モハ・サハ・デハ・キハ」の違いなど紹介するわね!

電車の下部に数字と一緒に「モハ・サハ・デハ・キハ」などと書かれていますが、なぜそんな文字が書かれているのかご存じですか?

今回は、電車の謎の文字「モハ・サハ・デハ・キハ」の違いなどご紹介します!

電車のモハ・サハ・デハ・キハの違いは?

電車の下部によく「モハ」とか「サハ」と書かれていますが、なぜこのような文字が書かれているんでしょう?

実は、文字が書かれている理由は、簡単に言うと、国鉄時代から使われて、JR各社に受け継がれてきた電車の形式を表す記号なんですね。

具体的には、「ク」は運転台のある制御車を、「モ」は電車が動くのに必要なモーター搭載の駆動車を、「サ」はモーターのない引っ張られるだけの車両を、「ハ」はグリーン車ではない普通車両を、グリーン車の場合は「ロ」と書かれています。

なので、文字の組み合わせで車両の種類を分類しており、「クモハ」は、運転台とモーターが搭載されている普通車両を指し、「モハ」とあれば動力のある普通車両を、「サハ」とあれば動力のない付随車かつ普通車両を指すなどの違いがあります。

つまり、できるだけ静かな電車に乗りたい場合は「モ」が付いていない車両を選べばいいわけですね。

「クモハ」と書かれていたら

上記でモハなどは車種を表すと書きましたが、もっと詳細にご紹介すると、クモハは以下に該当します。

ク→運転台がある車両(制御車)
モ→モーターがついている車両(電動車)
ハ→普通車

これらが組み合わさることで、電車の見た目だけで、どんな機能が付いた電車かわかるようになっているんですね。

「ハ」はイロハの「ハ」

「ハ」が意味するのは、車両の等級を表しており、昔使われていた「イロハニホヘト」から来ています。

具体的には、以下のような意味があります。

1等車:イ
2等車:ロ
3等車:ハ

このように分けられているんですね。

昔は電車が1等車がありましたが、現在では、普通車とグリーン車の2等級制にした影響で、原則として「イ」の車両はなくなって、グリーン車「ロ」と普通車「ハ」だけです。

ただ「イ」が近年復活してきており、きっかけは、JR九州の「ななつ星in九州」が稼働したことです。

この車両は、食堂車を除いた全車が「イ」=1等車として使われています。

ちなみに、グリーン車は車内の静粛性をアップするためにモーターが使われていないため、多くのグリーン車では「モロ」ではなく「サロ」が使われているようです。

「キハ」や「デハ」の意味

上記で「ク・モ・ハ」の意味をご紹介しましたが、キハやデハは、どちらも同じ車両を指します。

「キ」とは、気動車を指す言葉で「デ」とは「ディーゼル車」を指す言葉なので、機種的にはどちらも同じタイプを指すんですね。

なので「キハ」や「デハ」と電車に書かれていたら、ディーゼル車の中でも3等級=ハに該当する車両だとわかります。

「ネ」「シ」「テ」と付いていればレアな車両

電車の車両番号の中には、特定の車両にしかない記号もありますが、代表的なのは寝台車を表す「ネ」です。

昔は多かった寝台車も今は数が減り、定期運行されている「寝台特急サンライズ出雲・瀬戸」くらいしかないため、記号が「ネ」と付いているのはかなりレアと言えます。

他にも、最高峰の観光列車とも言われている「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」には「キイテ」と書かれていますが「キ=気動車(ディーゼル)」+「イ=1等級」+「テ=展望車」となるのでこちらもレアですね。

ちなみに「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の場合、食堂車を表す「シ」も付いているそうですから、最高峰の列車ならではの貴重な列車と言えるかもしれません。

電車のモハ・キハなどは車種を表す記号 まとめ

それでは、電車の下部にある謎の記号「モハ・サハ・キハ」などの違いや意味などご紹介してみました。

記号が生まれたのは昔のことですが、国鉄からJRに移行する時に、わかりやすいからと現在でも引き継いで車両の記号が使われているようですね。

電車マニアの方の中には、この記号で乗りやすさを判断している方もいるそうなので、もし静かな電車に乗りたい場合は「モ」がついている電車ではなく「キ」や「サ」が書かれている電車を選んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!