僕は聞いたことがないんだけど、京王駅の列車接近アナウンスで不思議なアナウンスがあるらしいね。
「てんじょうブロック」っていったい何のことだろ?
どうやら、てんじょうブロックは「点字ブロック」の1つらしいわ。
今回は、なぜ京王駅だけ、聞き慣れないアナウンスをするのかなど理由を紹介するわね!
京王駅を利用したことがある方なら聞いたことがあるかもしれませんが、他の駅では「てんじょうブロック」は何のことだからさっぱりだと思います。
今回は、京王駅の不思議なアナウンスがされる理由や点字と言わない理由などご紹介します!
「黄色い”てんじょうブロック”の内側へ」とは?
京王駅だけの「黄色い”てんじょうブロック”の内側へ」や「黄色い”てんじょうブロック”の内側でお待ちください」とのアナウンスですが、初めての方は「てんじょうブロック」って何のこと?と不思議に思う方も多いですよね。
実は、このてんじょうブロックとは「点字ブロック」のことを指していて、他の鉄道会社などでは「黄色い線の内側へ」や「黄色い点字ブロックの内側へ」などとアナウンスがされます。
では、なぜ、京王駅だけ「てんじょうブロック」と使うかと言えば、実は点字ブロックには「点状(てんじょう)ブロック」と「線状(せんじょう)ブロック」の2種類があり、それぞれ意味が違うからです。
点状(てんじょう)ブロックの意味
点字ブロックには2種類あると書きましたが、てんじょうブロックは、別名「警告ブロック」と呼び、転落や衝突といった危険の可能性を知らせるタイプのもので、線状ブロックとは意味する所が違います。
京王駅でのアナウンスは「国土交通省が策定した、公共交通機関に対するいわゆる『バリアフリー整備ガイドライン』」での規定に基づいているため、より警告の意味を込めたアナウンスと言えます。
線状ブロックの意味
「線状ブロック」は、視覚障害者に対して設置されており、主に移動経路を案内するものとして、別名「誘導ブロック」と呼ばれることもあります。
つまり、てんじょうブロックとは違い、警告の意味ではなく、視覚障害者にわかりやすくアナウンスしているだけです。
点字ブロックと言うと、他の鉄道会社では主に線状ブロックに対してアナウンスするため、「黄色い線の内側へ」や「黄色い点字ブロックの内側へ」などの言葉を使うようです。
点状ブロックと線状ブロックの使い分けは?
点状ブロックと線状ブロックの意味がわかったところで、京王駅だけのアナウンスである「てんじょうブロック」は、どのように使い分けられているのか見ていきましょう。
点状ブロックは警告、線状ブロックは案内のような意味があり、両者は似ているようで違うものです。
つまり、結論を言えば、京王駅だけで不思議なアナウンスがあるのは、点字ブロックの中でも特に「ホーム端の警告ブロック」とわかりやすくするために、アナウンスでも「点状ブロック」の表現が使われています。
初めて聞くと「てんじょうブロックって何だろう?」と不思議に思うかもしれませんが、より危機感の強めの点字ブロックのことなので、黄色い線にはより注意するようにしてみてください。
てんじょうブロックは点字ブロックの1つ まとめ
それでは、京王駅でアナウンスされる「てんじょうブロック」とは何のことなのか、点字ブロックの種類と意味の違いなどご紹介してみました。
てんじょうブロックは「点状ブロック」と書き、一般的な線状ブロックよりも警告の意味合いが強いです。
もし京王駅で電車待ちをしている間に「黄色い”てんじょうブロック”の内側へ」とアナウンスされた時には、普段より気をつけて、黄色い線には注意してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!