中華包丁の刃がつく研ぎ方は?正解と間違いの研ぎ方を徹底比較! | トレトレの昨日の?を今日で解決!
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中華包丁の刃がつく研ぎ方は?正解と間違いの研ぎ方を徹底比較!

中華包丁の刃の付いた研ぎ方と間違った研ぎ方 HOW TO(ハウツー)

中華包丁って、刃がつく研ぎ方はどうやるんだろ?

和包丁とは、やっぱり研ぎ方が違うのかな?

コイン2枚ほど空けてとか言われるけど、包丁によって研ぎ方は違うみたいね。

今回は、中華包丁の刃がつく研ぎ方について紹介するわ!

包丁にも中華包丁、和包丁、洋包丁などがありますが、それぞれ微妙に研ぎ方にも違いがあるそうです。

今回は、中華包丁の刃がつく研ぎ方や、間違った研ぎ方、正しい研ぎ方などご紹介します!

中華包丁の刃がつく研ぎ方とは?

まず、中華包丁を研ぐ場合、日本式の和包丁や洋包丁と同じ研ぎ方では刃がつかないことがほとんどです。

よく言われる包丁の研ぎ方としては、コイン2枚分ほどを開けて一定の角度で研ぐというやり方が推奨されますが、全部の包丁に使える研ぎ方ではありません。

たとえば、中華包丁は身幅が普通の三徳や牛刀に比べると3倍以上あるので、コイン2枚分くらいでは刃線が砥石に当あたらないんです。

もしコインを置くとすれば、三徳や牛刀の身幅に近いところに置く必要があります。

なので、中華包丁の峰部分であれば、コイン2枚分ではなく、5~6枚になります。

中華包丁に刃をつけたいなら?

上記を踏まえて、中華包丁に刃をつけて研ぎたいなら、まず、中華包丁の刃線から平にかけての部分に刃の斜面(和包丁の切り刃に相当する)があるので、そこを砥石に当てて、刃線も砥石に当るようにして研げば刃が付きます。

研ぐときは、刃線全体を顎から先まで均一に研ぐことを心がける必要があり、どこかに刃欠けがあってその欠けを取る場合も、欠けの部分を研ぐのではなく、全体を研いでいって、最終的には欠けを無くするように研ぐのが基本です。

もし、中華包丁の研ぎ方で迷ったときには、以下の動画なども参考にしてみてください。

包丁研ぎの基本と手順

包丁にも種類がありますが、日本のご家庭で使うことが多いのは、恐らく洋包丁だと思います。

以下に、両刃の洋包丁の研ぎ方の手順をご紹介しますので、参考にしてみてください。

手順①用意するもの

  • 包丁(洋包丁・両刃)
  • 砥石(中砥石)+研ぎ台 
  • 砥石を水につける容器
  • 新聞紙
  • 面直し用砥石
  • 鉛筆
  • 台ふきん

最低でも上記の道具を用意してから、包丁を研ぎ始めましょう。

「面直し用砥石」って何?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらは、砥石の表面を平らに整えるための道具で、お使いの砥石が凹んでいる場合など、直す役割があります。

また使う砥石は水に漬けて10~15分程度置いておくのもポイントです。

手順②研ぐ角度を決める

包丁は、「三点支持」が基本なので、利き手の「中指・薬指・小指」の3本でハンドルを握り、人差し指を峰に、親指をあごに当てますが、親指が刃先に触れて怪我をしないようにしてください。

次に、砥石を縦に置き、包丁を置く角度を決めますが、包丁は刃の角度が砥石に対して45~60度くらいになるようにし、斜めに乗せます。

刃をつける角度(浮かせる角度)も決めていきますが、包丁と砥石の間に15度くらいのの隙間ができるようにし、包丁の峰を少し浮かせるのがポイントです。

研ぎ方の目安としては、刃の先端が30度くらいになるのがベストとされるので、片面を15度で削るのもまたポイントです。

手順③片面を研ぐ

砥石の一番手前に刃の研ぎたい部分を乗せたら、利き手でない方の人差し指と中指を軽く当てましょう。

2本の指は刃に近いギリギリの位置がベストとされますが、砥石に指がつかないように注意が必要です。

その状態で、今度は砥石の一番奥まで、中心線を真っ直ぐに移動させますが、このとき、指先にギュッと力を入れると最初に決めた角度(15度)がぶれてしまいます。

なので、研ぐ時には、楽な姿勢で「撫でる+腕の重さがのる」程度にするのもポイントです。

砥石の中心を、縦幅いっぱいにし、大きなストロークで力を入れずに往復させるようにして研いでいき、砥石が乾いたら水を垂らして滑りを良くします。

ここでよくある失敗が砥石の表面の黒っぽい研ぎ汁を流してしまうことで、この研ぎ汁を流してしまうと、滑らかに研げなくなるので注意してください。

手順④バリを確認

上手に研げたかどうかを確かめるには、先端付近の金属が削れて反対側に反り返る「バリ」ができたかどうかで確認できます。

ただ、刃を削り過ぎるともったいないので、あくまでもバリは最小限にとどめます。

髪の毛1本分くらいの引っかかり(バリ)を目安にして「人差し指・中指・薬指」の3本で、刃の先端を手前側になでるように触って確認しましょう。

手順⑤反対側も研ぐ

今度は、包丁の反対側も研いでいきますが、このとき、刃を向こう側にして、利き手でハンドルを持ち、親指で峰を、人差し指は真っ直ぐに伸ばして刃に近い部分に当てるようにして、三点でしっかりと支えましょう。

先ほどと同じように、包丁と砥石の隙間は15度をキープするのがポイントです。

利き手でない方の人差し指と中指の2本を軽く当てたら、砥石の手前から奥まで真っ直ぐに移動させるようにして研ぎます。

刃元を研ぐ時は、砥石に対して刃を直角にすると、ハンドルがぶつからずにスムーズに研げます。

手順⑥バリを落として仕上げ

台の縁ギリギリの位置に新聞紙広げたら、包丁の柄がぶつからずに、刃が密着するようにしましょう。

その後、刃の表面を新聞紙にこすりつけて、バリを落としていきますが、研いだ時と同じ15度くらいをキープしつつ、包丁を横にすっとと移動させ、最後に刃を軽く立ててしゃくり上げるようにして、バリを折り取りましょう。

もし、研いだはずなのに切れ味が戻らないという場合は、バリが残っている可能性大です。

研ぐ作業が終わったら、凹んだ砥石を平らに整えてメンテをして完了です。

包丁の間違った研ぎ方とは?

包丁の研ぎ方は上記でご紹介しましたが、包丁の切れ味が戻らない場合は、以下の間違った研ぎ方をしているのかもしれません。

包丁研ぎでNGとなる点も簡単にご紹介します。

  • 水を流しっぱなしで研いでいる
    上記でもご紹介しましたが、黒い研ぎ汁を流してしまうと、滑らかに研げなくなるので、水を出しっぱなしは逆効果です。
  • 砥石の一部しか使っていない
    せっかくの砥石が凹んでしまう原因にもなるので、全体的に平均的に力を入れましょう。
  • 包丁を均等に研いでいない
    間違った研ぎ方をしていると、その場しのぎにしかならず、中央が凹む、または「ソリ」や「シノギ」が変形するなど見た目が悪くなります。
    反りがしっかりと残るように、正しい研ぎ方を覚えてみてください。

中華包丁は洋包丁とは研ぎ方が違う まとめ

それでは、中華包丁で刃が付く研ぎ方のポイントや、両刃の洋包丁の正しい研ぎ方、間違った研ぎ方などご紹介してみました。

包丁は間違った研ぎ方をしていても、研いだすぐ後は切れ味が一時的に戻るので、間違った研ぎ方をしていることに気が付かないことがあります。

また、中華包丁の場合、和包丁や洋包丁とは作りが違うので、基本の研ぎ方が当てはまらないことがある点には注意してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!